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2005-09-30 19:44:01

■キングス・ゲーム King's Game

テーマ:映画

■原題:Kongekabale 英題:King's Game

●映画「Kongekabale」を知った時の嬉しさは、ロシアの「ナイトウォッチ」、「コントロール」の時のみたいだった。
今年の1月、コペンハーゲンで2005年ロバート賞発表。新人監督ニコライ・アーセルが「Kongekabale 」=「コンカバーレ」で、監督賞、映画賞、男優賞等、計8部門受賞。
それが、アメリカでは昨年リミテッド上映だったが、今度はイギリスで公開。英題は「KING'S GAME」=キングス・ゲーム。この映画、政治サスペンス、といってよいだろう。暗躍する政治家たちによる権力争い、情報操作、陰謀によって引き起こされる身震いする程の結末が用意されている、という。




この作品が長編映画デビューなのか…。監督はニコライ・アーセル。ま、驚きのたいした人物。いきなり長編撮って、自国デンマークの賞総なめに近い状態で、アメリカで字幕公開。予告みただけ、いやスチールだけで、当方のよーなお調子者は、すっかりはまって身動きが取れなかった。これを紹介せねば、と主ながら…ああ~こんな時期になってしまった。そうだ!シン・ティ祭りの前日にはピッタリかも、とアップするのだ~~。





映画「King's Game」(キングス・ゲーム:英題で参ります)で、見えるものは氷山の一角かもしれない。大量の嘘にまみれた社会を作り上げている者達…、実は普通に生活している者達が一斉に加担して作り上げたとも言える政治の世界がここに描き出されていくようだ。即ち、政治家の権力の濫用について、そして、より多くの政治家の飽くなき渇望についての話がここにある。







この映画「Kongekabale」は、デンマークの保守党のメディア対策専門家ニールス・クラウゼ・ケア(カタナカ表記未確認)が、その職を辞した直後に発表したベストセラー小説が土台となったといわれている。彼の現職中、デンマークの二つの党陣営間では、権力闘争が最も激しい時期だったらしい。この権力闘争が小説着想の源であると思われている。その原作の映画化が「Kongekabale」=英題「King's Game」=キングス・ゲーム。
しかしだ、映画化に辺り、監督であり脚本を手掛けたニコライ・アーセルによる脚色が素晴らしく巧い、のだろうと思えるのだ。誇張ではなく、相当の取材を彼自身が行い、脚本を仕上げて製作にかかった模様。あくまでもこれは純粋にフィクションであるわけだ。
であって、それは世界中で人が行っている政治の、力まかせの方法論のリアルな現実には、違いない。見るものに確かなメッセージ、辛辣な憤りを突きつけるのではないか、と思えるのが本作。








真のジャーナリストはいるのか、と。誰もがトップに辿り着きたい政治の世界。傍目で冷ややか見ていても何もなりはしない。理想主義を維持することの難しさについて、いったい私達は理想主義者をどれくらい必死になって必要としているのか、と。
エリート意識と野心が、私達のメディアを麻痺させる…。ジャーナリストは、正義を得るためには戦わなければならない。では、それをする人間が実際に現実にいるのか、と…。

映画「エジソン」が来年公開。まだTrailerは、アップされていないが、あそこにも汚職にまみれた警察の本性を引き剥がしていく若きジャーナリストがいる。しかし、この「キングス・ゲーム」の質感はどうだ。伝わる力に更に重しが加わっている、気がする。





映画「キングス・ゲーム」の政治陰謀の舞台は、デンマーク。刻々と動く政治家達の動き、駆け引きを取材するために、若く野心的でハングリーなレポーター、ウーリク・トルプ(アンダース・W.ベルテルセン)は、政治家達の行動に集中する。勝利を目論む中央政府。党の希望は、彼らのリーダーが曖昧で当てにならない事に苛立っている。重要ポストを乗せた車の爆発…フロントガラスが粉々になる時、政治の局面は、さらに冷酷で無秩序状態の権力闘争に身投げしたも同然の様相を呈す。





ジャーナリストは、ある確証を得る。選挙でトップを取るための駆け引き、はったり、裏表を掻い潜って生き延びる政治家たちの暗躍。彼は選挙戦の中で、不要と判断した候補者に対して、その名誉を傷つけ、抹消しようとする政治工作が行なわれている実態に迫っていく。徐々に真実が明らかになる時、彼は公にする事を決めるのだが、同時に彼は解雇という始末。報道、情報操作、隠蔽、圧力、黙殺。しかし、どうやらこのジャーナリストも諦めはしない。投票を目前とした中で、彼は政治家達の大きな嘘の塊を暴き、その更なる証拠固めに動き出す。彼は事実を求め、その隠された陰謀を解こうと必死に試みる。





「キングス・ゲーム」の物語は、いくつかの筋がクロスしながら、突き進んでいく、という。物語は、複合体で流れるように同時進行していくスリラーであり、サスペンス。そして、この映画は、やはり事実に基づいた、忘れる事の出来ない政治的サスペンスを描いた「大統領の陰謀」(All The Presidents Men)を思い出させるというのだ。…う~ん、繋がるのデスな。「大統領の陰謀」そして、「オール・ザ・キングス・メン」だ。

映画「キングス・ゲーム」は、青とシルバー映像が印象的だ。スチール一枚でもお分かりのように、非常にスマート、かつクールに見える「キングス・ゲーム」の評価、アメリカでは今ひとつだったか?イギリスでは如何だろう。それ如何によって日本公開の道は開かれるか、な。だめか、な。DVDしか手はないのか。気になる監督の一人浮上。

Nikolaj Arcel
監督であるニコライ・アーセルは、2001年にデンマーク国立映画学校の卒業生。彼の卒業のフィルム「Woyzeck’s Last Symphony」は、ヨーロッパの短編映画フェスティバルである“Europe’s leading short film festival Clermont Ferrand”において審査委員賞受賞。1996年から脚本家として、nimbusフィルムで働いていたという彼は、短編やテレビ映画のシリーズ物の脚本、製作を手掛けている。2002年、最初に手掛け映画の脚本は、賞も受賞した「Apáért mindent」=「Klatretosen」(83'2")は、2004年アメリカでバート・フレインドリッチの監督作「Catch That Kid」としてリメイクされた。バート・フレインドリッチ、ジュリアン・ムーアの夫であります。以降も短編フィルムやCM等を手掛け、2004年の「Kongekabale」=「キングス・ゲーム」で、初の長編映画監督としてデビュー。自ら監督もこなしながら、彼は他の監督のための脚本作家としても活動中だという。1972年、デンマーク コペンハーゲン生まれ、33歳。う~~ん、笑うと右写真にあるよーな強面のマスクは崩れて、キュートで、童顔に戻るデスよ。(苦笑&拍手)
ところでTrailerによっては、バッファ中になって待機する場合があるが、2度目はスムーズに見ることができるデスよ。ま、またまた見る前に騒いでしまったデスね。ペコリ(2004年/製作国デンマーク/イギリス公開2005年9月23日/日本公開未定)



▲Trailer消失であります


▲Kongekabale(2004)-Trailer HQ-DK Version


▲Official site:UK
オフィシャルは消失しています・・・時間切れか

●Directer:Nikolaj Arcel ニコライ・アーセル
●Screenwriter:Rasmus Heisterberg Nikolaj Arcel
●Cast:Anders W. Berthelsen アンダース・W・ベアテルセン Søren Pilmark ショーン・ピルマーク Nastja Arcel ネスティア・アーセル Nicolas Bro ニコラス・ブロ Lars Mikkelsen ラース・ミケルセン Ulf Pilgaard ウルフ・ピルガード Charlotte Munck シャルロッテ・? Lars Brygmann ラース・ブライグマン Helle Fagralid ヘレ・ファグラリッド Jesper Langberg イェスパー・ラングバーグ Jens Jørn Spottag ジェンス・ヨルン・スポッタグ Kurt Ravn クルト・ラヴン Bjarne Henriksen ビャルネ・ヘンリクセン Anders Nyborg アンダース・ニューボー Robert Hansen ロバート・ハンセン


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2005-09-29 03:42:38

■Paradise Now パラダイス・ナウ

テーマ:映画

■Paradise Now

●映画「パラダイス・ナウ」は、今年2月ベルリン映画祭で、嘆きの天使賞(最優秀ヨーロッパ映画賞)受賞作として受賞場面のみアップしながら、アメリカ公開が決まってもアップできないままだった。内容が複雑であり、これは遅れたとしても見た後でアップしようと決めていた。しかし、この時期、アメリカで「フライト93」の情報が浮上しだした。「パラダイス・ナウ」は911を扱ったわけではないのだが、背中を押されているような気がして落ちつかない。日本での上映は如何なものか知らないまま、画像と少しだけの情報をアップすることにした。





「パラダイス・ナウ」の主人公はイスラエル軍占領下にあるヨルダン川西岸の都市ナブルスに暮らす2人のパレスチナ人の若者。小高い丘に登り、見下ろすナブルスの町…この町の人々の虐げられ緊迫した暮らしがそこにある。その原因がどこにあるかは十分過ぎる程、理解している幼なじみの2人の身にこれから何が起きるか。

2人の前に、イスラエルの占領に対する抵抗組織の精神的指導者と政治的指導者が現れるのだという。神の名の下に、殉教の時の到来だと告げられ、その言葉に2人は従う。
「時が来たのだ」と告げられた2人の行く先はテルアビブ。決行は明日、だと。2人の様子が変わる。髭を剃り、スーツに着替えて、彼等は変わる。









2人の子供時代を遡れば、Khaled(ハリド?→ハーレド)の父はイスラエル軍によって暴行、Said(サイード)の父は殺されたという過去を持つという。物語のシノプシスを読み、関係記事を追うと、国内ニュース報道で使われる「自爆テロ」という単語に疑問が生じる。明らかに殺人行為の攻撃だが、テロリストとは何ぞやと再びわが身に問いかける。自爆による攻撃、様子に多少の違いはあっても、それは、かつてこの国も相当数の若者がそれを経験し、今はあの世ではないか。2人はイスラエルとの境に張り巡らされたフェンスを破って侵入を試みる…。







「パラダイス・ナウ」の監督はハニ・アブ・アサド(orハニー・アブ・アサド)。彼はこの映画で、幾多の異国の者達をナブルスの町に引き込んでしまうのだろう。そこで見るのは、イスラエルの豊かな暮らしぶりと裏腹に貧困に喘ぎ、水や電気といった生活を支える最低限の始末に忙殺される者たち、パレスチナの日常なのだろう。ここにきて、我等の目がいかにアメリカに向いているのかがまたあからさまになる。
イスラエル領(ナザレ)生まれのパレスチナ人ハニ・アブ・アサドは、自爆行為による攻撃を美化したわけではない、はず。事はそういう問題ではない。世界が見ない、ままでいるのはルワンダだけではない。ここ、そこ、あそこ、ということだ。









ハニ・アブ・アサド監督
「私は殺人に反対です。やめてほしいと思う。だからといって私は自爆攻撃を糾弾することはしない。自爆攻撃、それは極限の状況に置かれた人間の反応だ。」

アサド監督は、オランダ人プロデューサーの共同製作者を得、さらにイスラエル人を加えてこの映画の撮影を敢行したという。実際の現地、テルアビブ、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ナブルスでそれは行われた。

この映画「パラダイス・ナウ」は、7月のイギリスのケンブリッジ映画祭での上映が決まっていた。しかし、50人以上の死者を出したロンドンの爆発テロ事件発生。上映は中止となった。その後、欧州での上映は如何となるのか。気になる一作。いや、今、最もこの目で見たい映画が「パラダイス・ナウ」。









「公平な生活を送れないのなら、せめても公平に死のう。人間はいずれ死を迎えるのだ」と主人公は語るという。パレスチナ人監督の映画の中にパレスチナの暴力を非難する場面があるという。そこで映画はイスラエル政府が公式に支援するというメッセージが出されたと聞く。これが皮肉なことなのか、見なければ判明しない。この映画がイスラエル側についた、と考えるのは…違うだろう。あやふやな我の想像などしばし脇に置いたままにしておこう。まず、この目で見なければ。







2人1組でテロ実行に向かう彼等…しかし、その計画は中止となる。さらに2人の道が違う。はぐれてしまう、のだと。体に爆弾を巻いたまま彼等はいったいどこに向かうのか。家族にも告げないままの2人の行方。決行をしった者は必死で食い止め様とするがその説得を振り払い向かう2人の行方。オフィシャルサイトを閉じることがなかなか出来ない、そんな映画がここにある。この映画の主人公である彼等の今日の終わりは…。日本での上映を何よりも望む作品がここにある。(2005年/製作国イスラエル・オランダ・フランス・ドイツ/アメリカ公開2005年10月28日(NY,LA10館上映11月11日:25館上映11月18日)/日本公開未定→2007年3月10日~4月27日東京都写真美術館にて上映/3月12日~毎月上映アップリンク・ファクトリー)


▲Trailer:Super Hi-Res


▲International Trailer


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。


▲Official site:Japan
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。


●Directer:Hany Abu-Assad ハニ・アブ・アサド
●Screenwriter:Hany Abu-Assad ハニ・アブ・アサド Bero Beyer ベロ・ベイヤー
●Cast:Kais Nashef カイス・ナシフ→カイス・ネシフ Ali Suliman アリ・スリマン Lubna Azabal ルブナ・アザバル Amer Hlehel ※カタカナ表記は間違いの可能性アリ



▲ゴールデングローブ賞受賞

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2005-09-25 19:04:22

■愛についてのキンゼイ・レポート

テーマ:映画

■KINSEY

●これは、大都市周辺で真夏に公開されて、今ひとつヒットには及ばなかった名作。現在、まだ上映がおこなわれているようなので、ここでお薦めの一本にあげておきたい。
これ、オスカー候補にもなったので、皆さん多数の方がご覧になるだろうと思い、アップしていなかった。話の筋は、Trailerにもありますし、プロフィール等も満載ですから、ここではもう、褒め言葉でええですね。リーアム・ニーソンに、ジョン・リスゴー、ローラ・リニーという面子に、ティモシー・ハットン、ピーター・サースガード、リン・レッドグレーブが加わって、なんの遜色があるか。見ないでどーするデスか~と、やや強引デス(苦笑)。

ああ~ご覧になっていない方にはお薦めしておきたい。真摯なスタンスで性を語ること。丁寧に作られたこの作品は、早い時代に、世の中を拓く人の辛苦が描かれる。
人の目を覚ますことの難しさ。しかし、そこに至った人の成すべき道を違うことなく足を踏み出す。それが勇気。




人は最もその人が楽しくなる事で生活が成り立てばどんなに良いだろう。一等自分の楽しい、どれだけやっても疲れを感じない程の道を見出す事が出来れば良いのだと思う。それがひとつでなくても、三つでも五つでも、労働に明け暮れてもそこに自分が感じることのできる楽しみがあるのであれば、良いと思う。傍の者にはなかなか理解出来ない事もあるだろうが、たまにたった一人でも良き理解者が現れれば、なんと素晴らしい生涯になるか、と羨むばかりだ。

映画は、書物の伝記とは違う。報道でもない。あくまで監督が選択した脚本に基づいた、これはキンゼイ博士を主人公にした映画。興味ある人は、その関係書籍を読破するのも良いかと思う。
しかし、実在の人物を描く場合に脚色に問題が、という事は余程のことでない限り、無用だと思う。私達は映画を見るのだ。






スクリーンの中で講義をするキンゼイの姿のなんと楽しそうなこと。まずは、そこに感心させられる。この物語は、幼い頃の育ち方を下敷きに、大人になったキンゼイが探究心旺盛な人であったことから全ては始まっていく。
発見の喜びや、予測の裏づけが証明される時の喜びが彼にあった。誰からか褒められたか。否、己の世界が広がっていくのだ。それが何よりわくわくするほどに嬉しい瞬間の積み重ね。
そんな彼にもたらされたきっかけは、性に対する探究心。自らの経験に基づいた知識不足、情報不足を補うには、自分で調査するしかないと思い立った。その後に学問が生まれていく。

探究心を突き詰めていった時に、奇妙な人物として扱われる。面白い人が、おかしな人になって、果ては変な人。その狭間を行きつ戻りつ、学問の足跡は後ろに続く。



映画「キンゼイ」の俳優達も優れていたデスね。リーアム・ニーソンの大人ぶりが実に良かった。これは大人の俳優が脚本を丁寧に理解した上で、その人物を演じなければならなかった。リーアム・ニーソンの知性と明るさを兼ね備えた演技が見せるキンゼイの姿が物語を引っ張っていく。そこに加わったローラ・リニーの愛らしさには参ったデス。
ある場面で、もう唸ったデス。日頃忘れている、精一杯の喜びというのはこーゆーものだった、と反省したデス。無論、そこに互いの思いが通じ合っていたから、彼女の喜びに繋がることを知っているキンゼイ。それを受けて、嬉しい、という女性の姿があったのだと思うわけだ。
なかなかこれほど愛くるしく喜ばしい場面というのは、お目にかかれない。その場面で、彼女のオスカーノミネートに拍手を送る気持ちがなるほど、充分に理解できた。





ピーター・サースガードの存在もここでは重要な役回りだったが、主要な二人がここまで良い演技者であったわけだから、彼の演技がどうこうというよりも、実にラッキーな素晴らしく経験だったと思えたデス。ジョン・リスゴー、申し分ない。そりゃそうなんだが、リーアムと7歳の歳の差。充分に父親に見えたデスね。キャスティングの妙。
注目は、少ない出番ながらティモシー・ハットンだったデスね。君はこんなところでも不思議な存在感を印象付けるもんだなぁ。舞台も大事なんだろうが、たまには映画で返り咲いて欲しい。
ティモシー・ハットンは、役からはみ出さない。役の持ったキャラクターそのままにそこにいるのだから、時々目立たなくなる…困ったな(苦笑)浅ましくない演技者の一人。大事な映画人。それほど、巧い、と思っている。脇ばっかり、地味だがね、その内にまたまたきっと演じます。楽しみに待っておこう。こんなによい脚本で映画撮った監督がOKしたキャスティングにちゃんといるんだから、期待にはその内、応えてくれるさ。元妻も元気なのだし、な。





そして、リン・レッドグレーヴ。「夢見る頃を過ぎても」で笑わせてくれたが、「スパイダー」で、「ゴッド&モンスター」で忘れられない女優になったかもしれない。そのリン・レッドグレーヴが、姉のヴァネッサをココで超えた。それほどに重要な場面を演じている。短い場面で貴重な場面。その一言一言に、その女性の暮らしぶり、それまでの人生が垣間見えたではないか…。もしかして、こんなことがあったのだろう。あんなことを言われたのだろう、と彼女の人生に思いを馳せたではないか。女優は泣かせナンボのもんじゃない。名演技、というのは、こういう場面を見せてくれた人に贈る賛辞だった。そして脚本、監督のビル・コンドン、巧かった!

ハリネズミのセックス、そこに「フィーヴァー」。笑わせていただいた。笑った後に、やっぱ痛いかも、と。キンゼイ研究所所蔵のフィルム、だったんですな、あれ。






最初は痛かったですか?最初から楽しかったですか?さあ、どうなんだろうか…。

キンゼイがいたから、70年代の「ハイト・リポート」も生まれ、「飛ぶのが怖い」といったエリカ・ジョングの本もベストセラーになった。しかし、あの当時に一等感心したのは、このエリカの「飛ぶのが怖い」に引っ掛けた、ビックリハウスへの一般の投稿文だった。日本にも偉い女の人は、いるものだ、とつくづく思った。

「処女膜が重くて飛べない」
笑わせて頂きながら、唸ったデスよ。日本、70年代、こうだった。しかし、この一言は若い読者層の持つ性の意識、特に女性層に大きな風穴を開ける力だ、とマジに思ったデスよ。この一言を放った方は、今、何処…。キンゼイの映画「愛についてのキンゼイ・レポート」はご覧になったのだろうか。(2004年/製作国アメリカ/アメリカ公開2004年/日本公開2005年8月)


▲Trailer


▲Trailer:Japan


▲Official site :Japan
オフィシャルでも短めのTRAILERはご覧になれます。
で、目いっぱい情報がありますが程ほどで。
映画見終わってご覧になることが良いかも


▲Official site
Clip等情報豊富

●Directer & Screenwriter:Bill Condon ビル・コンドン
●Cast:Liam Neesonリーアム・ニーソン Laura Linney ローラ・リニー Chris O'Donnell クリス・オドネル Peter Sarsgaard ピーター・サースガード Timothy Hutton ティモシー・ハットン John Lithgow ジョン・リスゴー Tim Curry ティム・カリー Oliver Platt オリヴァー・プラット Dylan Baker ディラン・ベイカー Lynn Redgrave リン・レッドグレーヴ


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