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2005-04-30 19:05:33

■オフ・ザ・マップ Off the Map(原題)

テーマ:映画

■Off the Map

●映画「Off the Map」の製作は2003年。アメリカでの公開までに2年かかった・・・危うくお蔵入りになるところだった作品か。ずっと待った。これで、もしかしたら日本での公開も可能性が少し見え始めた。
物語の舞台は、1974年のニューメキシコ。ネイティヴ・アメリカンが暮らしていたタオスの荒野に住む家族。この家族の11歳になる娘ボーがこの物語を見ている。両親、そこを訪れる若い男との係わり合いを彼女の自由に広がる想像力を加味させて、見せてくれる。
ボーの家族は、決して裕福ではない。彼らは日々、畑を耕作するか、捨てられた廃品を探してリサイクルし、ささやかながら幸せに暮らしている。自給自足の暮しの中で、野菜を育てるボーの母親アイリーンは、母親として或いは女として、ぬくもりのある人物。乾いた土地に住む逞しさに加えて、ちょっと風変わりな様子もある。ボーの父親チャーリーは、古い西部の男の様子を見せてはいるが、内的には戦意を失い萎えたまま。鬱状態に落ち込んでいるのか、更年期にかかったのか、日がな一日、ぶらぶらしたまま。母娘は、チャーリーの回復を試みては見るものの、効果はない。
そこに父親チャーリーが長年滞納した税金の徴収に国税局の監査役ウィリアム・ギブスが2~3日かけて、やっと探し当て、この地にたどり着く。しかしギブスは、この家族がほとんど財産もないまま、自然に生きている姿に魅了される。彼は、結局彼らの所にしばしとどまって、ゆっくりと自然の中に身を置く事で、本来の自分の進むべき道を探り当てるのだろうか。ボーの母親に恋をするか。触発されるのは父親。そしてアイリーンもまた彼女自身の女の場面を思い返すかのようになるのか。

ボーが育った1974年の夏。乾いた荒野。そこに暮す一つの家族。行きがかり上で出会った男は、その人とこの土地に恋に落ちる。自分の中に眠っていた創造の力が目覚めた、そのような驚きを経験した時にはもう元に戻る事はできやしないさ。男は変わり始める。ボーの両親も同時に変化を見せていく。
ニューメキシコ砂漠の美しいロングショット。タオスの厳しく美しい荒野の中で、11歳のボーの自由な発想が見るもの、語ることに導かれて物語りは進むようだ。さて、ボーとチャーリー、アイリーン、そしてギブス。彼らは、いったいどこに向かおうとしているのか。彼らは私達に何を見せてくれるのか。
そしてあの時代からほぼ30年が過ぎた今、彼らは何をしているのか・・・。気になるね。








ボーの父親チャーリーを「ハルク」「ザ・コンテンダー」「ビッグ・リボウスキ」等のサム・エリオット。母親アイリーンは、「ボーン・スプレマシー」「きみに読む物語」「ザ・コンテンダー」(サムと共演ですが、彼女が主役デス)「フェイス/オフ」「ニクソン」「ボビー・フィッシャーを探して」、あッ「タッカー」もね。もう何に出ても巧い演じ方してくれるジョーン・アレン。
そして、国税局の男を「白い刻印」「誘惑の恋人たち」「未来は今」「シングルス」のジム・トゥルー=フロストが演じる。彼の様子がね、いい。いかにもという70年代の男を演じている。サム・エリオットは、サンダンスには馴染み深い。レッドフォードの旧友。彼の映画デヴューは端役ではあったが「明日に向って撃て!」だ。どうもこの映画は役者で救われているような気がするデスがね。
70年代だから、あり得た物語なのか。70年代だから当時のアメリカ事情を背景に、牧歌的な暮らしの衰退を予見させるのか・・・。全てはスクリーンで見ることが出来れば、また語ることができる。2003年のサンダンス映画祭で上映された作品。今になって公開(先月)。タイトルの「OFF THE MAP」とは、地図にもない廃れた・・・という意味なのか、ギブスが地図を手に訪れるタオスの意味か・・・地図から外れた・・・どなたか英訳教えてくださいッ。お願いします。現地ではどーゆ使い方ですか?(スミマセン)

因みに、バックに印象的流れる歌は、映画の年代設定74年の2年前の大ヒット曲「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」。この曲、フィラデルフィア・インターナショナル初のポップスとR&Bの両チャートNo.1になった記念すべきもので、70年代のソウルシーンで名プロデューサーと評されたケニー・ギャンブル=ハフが一躍注目された曲でもある。当時の歌の世界ではタブーとされていた人妻との恋、不倫をテーマにした歌でビリー・ポールが歌った。これに敵うのは、ミリー・ジャクソンしかいないデス。なんと・・・映画「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」のサントラ盤は2種類あるのか?で、1枚に「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」が入っている?ウッソー!(爆) (2003年/製作国アメリカ/アメリカ2005年3月11日一部公開/日本公開未定)







Trailer

Official site
オフィシャルでもTRAILER、Clip沢山ご覧になれます。


●Directer:Campbell Scott キャベル・スコット
●Screenwriter:Joan Ackermann ジョアン・アッカーマン
●Cast:Joan Allen ジョーン・アレン Sam Elliott サム・エリオット Amy Brenneman エイミー・ブレンネマン Valentina de Angelis ヴァレンティナ・デ・アンジェリス J.K. Simmons J.K.シモンズ  Jim True-Frost ジム・トゥルー=フロスト J.D. Garfield J.D.ガーフィールド


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2005-04-29 22:26:32

■マンボ・キングス わが心のマリア THE MAMBO KINGS

テーマ:映画

■THE MAMBO KINGS
マンボ・キングス/わが心のマリア

●映画「マンボ・キングス」は、Oscar Hijuelos(オスカー・イフェロス)による同名小説の映画化。物語の時代は1952年で幕を開ける。舞台は、当時のキューバから主人公の兄弟が新天地を求めて訪れたニューヨークを主に描かれていく。
地元でクラブの黒幕に睨まれた弟の身を守るために、強引にアメリカでの新たな生活に引っ張り出した兄。作曲の才能に恵まれた弟と、野心家で負けん気の強いロマンチストの兄。二人はバスに揺られて、新天地へ向かう。バスがいよいよ目的地に到着・・・そこは、50年代の摩天楼耀くニューヨーク。思わずバスの中から、目の前の光景に目を見張る弟の様子、わかるよね。
同郷の仲間は温かい。互いに抱き合い再会を喜ぶ。ひとまず落ち着き先は迎えにきてくれた従兄弟の家。しかし、直ぐに新たな音楽活動の場を求めて一等有名なクラブ、パラディアムに乗り込む兄弟。
ブロードウェイと53丁目の角に実在したクラブ“クラブ・パラディウム”の華やかなステージで演奏を繰り広げるバンド。そこはキューバとは違い、目も眩みそうに新鮮で耀く社交場だった。
既に人気者だったティト・プエンテのステージにいきなり飛び込み、エネルギッシュにティンバレス合戦をやってしまう兄。誰もが呆気に取られる圧巻のステージ模様。やがてその場の熱気はパラディウムの誰もを昂揚させ皆が踊りだす。








兄と弟、火と水に例えられながらも、徐々にニューヨークで頭角を現すが、そこにも黒幕がいた。しかし、誰にも媚びない兄が業界のドンの誘いを断ったために、仕事を干されてしまう。
そんな中で、キューバに残した恋人への未練が断ち切れないまま、アメリカでの生活で安定を求め、結婚し、家庭を持つ弟。二人のバンド活動にも翳りが見え、焦りの中で苛立つ弟。兄はそんな弟の妻を労わる。小さな誕生パーティなどで食いつなぐバンド。やがて仲間も去っていく・・・その時、新たな出会い。ハリウッドの人気スター、アーナズがクラブに来た時、丁度ステージに立っていたのが二人だった。アーナズは、二人の歌に聞き惚れて早速「ルーシー・ショー」のゲストに抜擢する。テレビ出演、レコードのリリース、再びクラブからの出演依頼などが続いていく兄弟だが・・・。





セサールとネスターのカスティーヨ兄弟に扮した二人がいい。バンドを仕切りながらもシンガーとしてロマンチックな歌声を聴かせ、それ以上にセックス・アピールをバカスカ振りまくアーマンド・アサンテ。あー見えてパパはイアリア系ですがママはアイルランド系デス。

トランペッターであり、作曲の才能に恵まれた弟をアントニオ・バンデラス。バンデラスは、この一年前に映画「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」にチラリと顔出ししてます。マドンナがナンパ・・・なびかなかったんで、マドンナ切れたッデスね。この撮影当時、バンデラスは英語出来なかった・・・でもこの映画でハリウッド・デヴュー。バンデラスはね、この時、英語を音として丸暗記した。で、初挑戦のトランペット、吹替えなし。それで、今日があるデスね。オフではちょっと変。でも妻が変だから似合うか。物語の中ではうだうだ・・・する役ですが似合うデス。

ニューヨークのクラブのドンに扮したのは、ロスコー・リー・ブラウン。その脇にいつもクールな感じでいる強烈な姐さん、いいデス!イカシテマス。アン・ドゥング。生れはおフランス。パリで、モデル家業時は、クリスチャン・ラクロワ、ジョン・ガリアーノの大のお気に入りでヴォーグを飾ったりしてたデス。分かりますね。現在は絵画がメインの芸術家が表向きの顔かな。声がかかれば女優演る、という優雅な生活。似合うもんデス。

さて、この映画ならではの美味しい見所がラテン・ミュージックの帝王ティト・プエンテに、女王セリア・クルーズというラテン音楽界のビッグスタアの出演。
ティトは、ニューヨーク生まれのプエルトリカン。後のキューバ革命によってアメリカとキューバが国交断絶。ラテン音楽界の主流はキューバ系からプエルトリコ系へと移行する。マンボブームからサルサへの転換にも見事に繋ぎ目としての大物振りを発揮。更にその活躍は留まる事なく、90年代には通算100枚目のアルバム発表という偉業を成し遂げた。そんなティトがさり気無く登場する。彼の存在そのものがラテン音楽の歴史という方もいるだろう。ファニア・オールスターズ、日本に来たデスよ。
同時にゴッドマザーの如く登場するセリア。彼女はキューバ生れだが、マンボ最盛期の50年代にニューヨークに渡って活躍した人物。この映画の描かれたキューバ、ニューヨークのラテン世界の生き証人の一人だ。ラテンのファンは、もう目をシロクロ、パチクリだい。




セリア・クルーズの息子役には、ヴォンディ・カーティス=ホール。映画「ロミオ&ジュリエット」での警察署長役、覚えてマス?。最近は監督業、TVでも活躍。

もう一人忘れてはならない役者。映画の中に出てくるデジ・アーナズ。兄弟の歌がいいね、と気に入って家まで訪問してくれる。彼が帰る時、家の周囲にはファンが一目見ようと沢山待ってる。警官までが遠巻きに見守る中、ファンの様子は単なるスター扱いではないね、彼を尊敬している。あの一帯は、キューバからの移民が沢山住んでいたデスね。同郷の誇り、キューバのサンティアゴ生れで、今はテレビ界でも超売れっ子の大スタア、それがデジ・アーナズ。こんな場面に移民の胸中、さらりと描いておったね。で、「ルーシー・ショー」のテレビを親戚中、家族集まって見ている。あんな雰囲気、あの頃の気分が伝わる、いいね。画面にアーナズが出ている。そして兄弟二人もゲストで出てくる。みんな手を叩いて喜ぶね。映画の中でアーナズ演じたのは、彼ソックリな息子デジ・アーナズJrだったデス。(1992/製作国/アメリカ公開/日本公開1992)








▲Trailerクリック

●Directer: Arne Glimcher アーネ・グリムシャー
●Screenwriter:Cynthia Cidre シンシア・シドル
●Cast:Armand Assante アーマンド・アサンテ Antonio Banderas アントニオ・バンデラス Cathy Moriarty キャシー・モリアーティ Talisa Soto タリサ・ソト Desi Arnaz Jr. デジ・アーナズ・Jr Maruschka Detmers マルーシュカ・デートメルス Roscoe Lee Browne ロスコー・リー・ブラウン Anh Duong アン・ドゥング
※余談ですが、この映画の主役の兄弟の従兄弟がわからんのです。ご存知の方がいらしたら教えてください。見覚えあったんですが、わかんないまま今日に至った。困ったな。誰だっけ?あ、映画の筋立ては、パーフェクトな秀作とまでは行き着かない。ホントに惜しいデス。惜しいけど、見ないと損します。これは見ておきたい一作には違いないデス!

タイトル: マンボ・キングス~わが心のマリア~【字幕版】
アーティスト: セリア・クルス, ティト・プエンテ, アルトゥーロ・サンドバル, リンダ・ロンシュタット, マンボ・オールスターズ, マンボ・オールスターズ・フィーチャリング・アントニオ・バンデーラス, ベニー・モーレ, ロス・ロボス
タイトル: 「マンボ・キングス~わが心のマリア」オリジナル・サウンドトラック

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2005-04-28 20:44:37

■バットマン ビギンズ New Trailerアップ!

テーマ:映画

バットマン ビギンズ TrailerBがアップ!ワオッ!
上画像クリックで元旦に飛んじゃうぞ!

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