炊いたご飯を原材料にしたうどん「JA博多ごはんうどん」の発表会が21日、ごはんミュージアム(東京都千代田区)で開かれた。ごはんうどんはJA福岡中央会(福岡市)が開発したもので、「うどんの食べ方に革命をもたらす」としてPRにも力が入った。

 ごはんうどんは炊きたての白米をつぶし、つなぎに米粉を使い麺(めん)にしたもの。米粉は群馬県のメーカーが開発した製麺用米粉を採用した。見た目はうどんそのものだが、食感は米特有のもちもち感があり、のどごしがいいのが特徴。また通常のうどんと違って、冷めても麺が伸びることがなく、和洋中さまざまな料理に活用できるという。

 会場で試食した食品メーカーの女性は、「通常のうどんとそん色ない。冷やしたものは、のどごしがあっておいしい。さっそくレシピ開発にとりかかりたい」と話し、評価も上々だった。

 JA福岡中央会の花元克巳会長は、「『ご飯をもう一杯』と呼びかけても限界がある。うどんという形で米を食べてほしい」と話し、ごはんうどんが消費者の米離れを食い止め、自給率向上につながることに期待を寄せている。こうした動きを受けて農水省では、水田利活用自給率向上事業の新規需要米に「ごはんうどん用米」を認定した。花元会長は、「ごはんうどん用の米栽培で農家は減反から解放され、自立産業をめざすことができる」と語り、将来的には全国47都道府県それぞれの地域で、その土地で収穫された米を利用してごはんうどんを作ってほしい、としている。

 ごはんうどんは15日からインターネットで販売を開始。現在、月産6000個の体制を整えている。販売は麺5個セット(スープ付き)で1000円。今後、代理店などを通じて全国で販売する予定だ。問い合わせは福岡農産物通商株式会社(092・715・7877)【江刺弘子】

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