香川照之なんですよ・・・・・・
何は無くても香川照之なんですよ。大好きなんですよ。
以前より取り上げている「名脇役」系に入る香川照之、
最近は「流星ワゴン」に出ていましたが、
やっぱり2013年の「半沢直樹」における大和田常務が最高でした。
「顔芸」とまで言われましたが、本当に顔を駆使する人です。
実は香川照之は「頑張りすぎておかしくなっちゃう人」演技が素晴らしく
小日向文世や佐野史郎が静かな狂気をたたえる役者だった場合
香川照之は動的な、狂気を丸出しにした暴れっぷりに定評がある(と思う)役者です。
大和田常務は極端にもそのキャラクターが表に出ていたので、
香川照之をキャスティングして頂いて感謝しかありません。TBSありがとうね。
とにかく暴れさせたかったら香川照之、ヒス起こさせたかったら香川照之、
ドヤ顔をいやらしく決めたかったら香川照之、そんな印象さえ付けた大和田常務ですが
香川照之から大和田常務の印象を拭って1人間としてよく見てみると、
実は顔立ちは全然ヒスっぽい感じでは無いのです。
香川照之は歌舞伎役者と宝塚主演娘役の子供で、本人も歌舞伎役者です。
そのため、顔の作りがとても上品。
特に役者系の家系に生まれる人にはよく見られる、すごく澄んだ綺麗な目をしています。
顔芸ばかり印象に残っているかもしれませんが、素の顔はものすごく整っている。
だって、大和田常務の転成した姿かな?と思うほど綺麗な目で保険のCMとか出てるんだぜ。
これが香川照之の元々の姿です。
しかし彼はその丸くて綺麗な子犬のような目を、別にそのまま使うのでは無く
むしろ暴れたり顔をゆがめたり狂気を宿らせたりして、すごい利用の仕方をしています。
元の目が綺麗なのに、そんな使い方したら強烈な印象が残るのは当然な話。
おかげさまで今でも皆は大和田常務が大好きです。
大和田・・・香川照之の出演作品としてもう一つお勧めなのは映画『キサラギ』。
いちごのカチューシャを付ける無口のおっさんという、衝撃的な登場をする人物を
香川照之が文字通り「怪演」しています。
どうぞこちらもご覧あれ。
さて最近あまりに芸能人が続いたので
明日からは久々に「私が出会ってしまった衝撃的な一般のおっさん」の話をします。
どうぞお楽しみに。