「三途の川を渡ると最初に何があるんですか?」
テーマ:ブログあの世授業17時限目
三途の川の渡り方は前回の事業で紹介しました。
橋を渡れる人はスキップしながら、激流を泳いでわたる人は全力で……と渡る場所によって体力の使い方は違います。
楽しく川を渡れた人には休憩は必要ないでしょうが、ドーバー海峡の遠泳ばりに辛い渡り方した人には休む場所くらいあってもいいですよね。
そんな人達の為に三途の川を渡ると大きな樹があり、その樹に濡れてしまった自分の服を干して乾かすサービスがあの世にあります。
それを担当しているのが奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)という老夫婦です。
奪衣婆が服を脱がして、懸衣翁が樹に濡れた服を干してあげます。
服が乾く間は暇なので、この二人が簡単なあの世のガイドもやってくれます。
例えば、樹に懸けた服のしなり具合で生まれ変わる先を当てる占いを聞く事ができます。
地獄に堕ちたりするかもしれないので、悪い運勢だったらこの先の旅路が暗いものになってしまいます。
中々スリリングのある占いですよ。
まぁ、三途の川を泳いで渡らなければいけないっていう時点で良い行いを生前にやっていないって事なので、服が乾くまでちょっと暇だからって占いに付き合うとブルーな気持ちになってしまうのでご注意ください。
ちなみに濡れた服をかける樹を衣領樹(えりょうじゅ)と言います。
この樹の下で休んでまだまだ続くあの世の旅路を歩く体力を蓄えましょう。
この樹の下で休んでいると遠くに大きな山が見えます。
幻の山「崑崙(こんろん)」です。
その横には恐山もあります。
山へ続く登山道はありません。
誰も近づく事ができない山々です。
山をめがけて一羽の鳥が飛んでいきましたが、近づくと見えない壁にでもぶつかってしまたかのように落下していくのが見る事ができます。
しばらくじっと見ていると突然山が空中に浮かび上がり、暫く浮遊すると何事もなかったかのように地上に降りてきました。
あの世にある山は自由に動き回る事ができるので一瞬で風景が変わってしまいます。
それを眺めている間に服が乾いたよって懸衣翁が手渡してくれます。
旅支度を再び整えたら先に進みましょう。
この老夫婦にもちゃんとお礼を渡してあげてくださいね。
三途の川の渡し賃しか持ってこなかった方は親族の枕元に立って送金してもらってください。
紙に金額を書いて焼くだけであの世に送金できるシステムがありますので。
(詳しい送金方法はあの世授業4時限目を参照ください)
http://ameblo.jp/tsuzu-qee/day-20100126.html
今月の〆の言葉
「衣領樹の木陰の下で、衣と心の洗濯を」





