<正解を求めない宿題>
前回でた「宿題」をやってみた感想が、参加者の方からでました。

 

○宿題をすることで無意識があがってきた。常に緊張していることがわかった。
○「決めて何かをやる」ということが苦手なので、

いつもやらないことをやってみると発見があった。
○書くと自分の傾向がわかりやすかった。
○書くのが新鮮だった。

 

「アレクサンダー・テクニークは気づきのワークです。
自分の「緊張」や「こわばり」にも気がつきます。
その時は「気がつけてよかった。」と思いましょう。
「緊張」にばかり目を向けて過敏にならず、
「こわばっていないところ」にも気がついていきましょう。
そうすれば、アレクサンダーテクニークを使えるようになります。
緊張に気づくたびにがっかりしていると、苦しくなってしまいます。」

 

「私が話していることを、皆さんがどんな風に「翻訳」(自分で解釈)

して聞いているかを知りたくて宿題をだした、というところもあります。
人の話を翻訳して聞くのは当たり前のこと。
でも、ここは翻訳して聞いてほしくない、というポイントがあります。

そこについてどのようにみなさんが理解しているか、知りたかっただけです。
私が○×をつけるものではありません。正解は求めないでおきましょう。

人生はそういうものですよね。」

 

「私のいったとおりにできなくて全くかまいません。
何をご自分が持って帰ったのかが重要です。」

 

宿題について講師の新海みどりからこのようなコメントがありました。

 

 

そのあと、
「野口整体では頭蓋骨、肋骨、骨盤は季節によって関連を持って動くといいます。」
と、野口整体も20年以上学んでいる新海から、

骨盤と仙骨が動くワークの提案がありました。

 

ワークで骨盤と仙骨が動くことを体験してから、
座骨にふれ、骨盤の底である座骨をはっきりさせました。
そして、座骨で前に進んだり後ろに進んだりして動いてみました。

 

足の緊張が強いと骨盤が動きにくく、床から自分全体を持ち上げることになります。

足の筋肉が休まって緊張がゆるむと、骨盤が動きたいように動けます。
卒業生も一緒にやっていましたが、なかなか習慣が強く、練習が必要な感じでした。
習慣は完全になくなるものではなく、繰り返し思い続けてほどけ続けるだけなのだなあと実感しました。