「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」ワールドプレミア。
月曜からの4連荘取材で、行って来ましたミッドタウン!
「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 」のワールドプレミアです。
レッドカーペットならぬ、レッドクロスカーペットです!
平日なのに、今週は凄いことになってますね~(違っ)。
これで、週末両方取材となると、今週一体
いくつ取材あるんだか。。(謎)。数えるの恐い(笑)。
今日行ったのは芝生広場の特設ステージ。
ステージは映画のモチーフである十字架の
丁度交わるところに作られておりました。
一般のお客様はそのクロスの真ん中の4隅のブロックに入場。
マスコミは十字の縦棒の長い方の先に陣取っていました。
ムービーさんは段の高いところから撮影されていました。
この日の登壇者は、ジョシュ・ハートネットさん、木村拓哉さん、
イ・ビョンホンさん、トラン・ヌー・イェン・ケーさん、監督です。
この芝生広場の外周のところに、黒塗りのリムジンが横付けされ
そこからクロスの先端部分まで歩いて登場、
リムジン到着すると、凄い歓声が外から・・・!
その後、足元に映画ロゴのボードがあって
その後ろに立ってまずはフォトタイムがありました。
その後、左右に分かれてクロスの外周を歩いて
特設ステージに上がるという手はずでした。
が、ハートネットくんはいきなり、クロスのレッドカーペットの
センターを歩き出し。。(爆)。その後左に回ってましたが。。
木村さんと監督は右側から、ビョンホンさんと、イェン・ケーさんは
左側から歩いて周り、ステージに上がりました。
そしてステージの上で、観客の皆さんの声援にしばし応え、
その後司会の笠井アナから、質問が始まりました。
その時の様子がこのオフィシャル写真です。
WEB用はこれ1枚なのでご了承下さい。
監督の左側に、木村さん、その左に笠井アナが居ました。
まずは木村さんがご挨拶。
「今日はお集まり頂きまして、ありがとうございます。」
で、木村さんから共演者の紹介が。
日本ともの凄く近い国から、ミスターイ・ビョンホン!と。
で、ビョンホンさんがご挨拶。
「こんにちは、イ・ビョンホンです、カムサハムニダ」最初は日本語。
続いて韓国語で「映画の撮影は静かな中で行われていたけど、
作品が出来上がり、皆さんの大歓迎を受けて、大きな関心の中で
披露出来るということで、私自身もわくわくしている。
私も新たな気持ちで、この作品を観たい」とおっしゃっていました。
で、またまた木村さんが「ハリウッドから、ミスタージョシュ・ハートネット!」と紹介。
ジョシュは、勿論英語で話してたんですが
途中「BOYS&GIRLS」って言ったところがあるんですけど、
すぐに周りを見て「GIRLS」ばっかりだな。。みたいなことを
英語で言っていて、そこがちょっとツボでした。。
「皆さんお越し頂きまして、ありがとうございます。
日本に久しぶりに戻って来られて、とても嬉しく思います。
私はこの作品をとても誇りに思っていますし、そして
大好きな監督と組んだ作品、また素晴らしい共演者に
恵まれた作品です。今日は多くの方の温かい歓迎ぶりに
ほとんどが女性みたいですね(笑)、非常に嬉しいです。」と。
鬼束ちひろさんに似てるな~としみじみ思った
イェン・ケーさんが続いてご挨拶。フランス語です~。
ちなみに木村さん以外の方には全員通訳がついていたのですが、
このイェン・ケーさんのフランス語の通訳さんが
最初は標準語で話していたのに、最後の方は
関西弁になっていたのが、個人的にウケました(笑)。
「最初は日本語で挨拶をしようかと思っていましたが、
これだけ沢山の方が来て頂いてるので、フランス語で
挨拶させて頂きます。本当に、今回とても幸せでした。
このように沢山の方が来て下さったことも幸せですし、
皆さんの中に居ることも幸せです。そして、こんなに素晴らしい
男性と一緒に仕事が出来たこと。この映画が皆さんの
気に入って頂けるのを心から願っています。」
そして木村さんからご挨拶。
「ここ日本で、こういった場を設けることが出来たことを
嬉しく思っています。共演者の方たちも監督も
わざわざ日本に集まって頂いて、ぼくたちが
皆さんを迎え入れたといった感じですが、
自分は参加させて頂いた立場なので、すごく緊張しています。
是非この独特な世界観を、皆さんにも味わって頂きたいと
思いますのでよろしくお願いします。」
続いて監督です~。
監督の声ってイメージしてたのよりも甲高かったのに
ちょっと驚きました。奥さんのフランス語より、
もろフランス語でしたね。へーへー。
「今日はこんなに大勢の方においで頂きまして
大変嬉しく思っています。特に木村さんには、
私たちをこのように迎え入れて下さって、
大変感謝していますし、また他の俳優さんたちにも
素晴らしい演技を、作品の中で披露して下さったことについて
心から感謝しています。」
一通り挨拶終ったところで、笠井さんから質問です。
Q:今日のレッドカーペットの感触は?
A:とても良いです。
Q:日本のファンは他の国のファン違うか?
A:いつも感じるのは、日本のファンはいつも
私たち俳優を温かく迎えてくれて。私が初めて来日したのは
「パラサイト」でしたけど、(懐かし~~~)その頃から
非常に温かい歓迎を受けています。なので、
日本に帰って来るのは、いつも大きな喜びです。
次はビョンホンさん。ビョンホンさんの声良い~~~♪
Q:「HERO」に続いて木村さんとは二度目の共演だったが?
A:木村さんとは以前に、私がカメオ出演した「HERO」で
ご一緒したことがありました。そのせいか、木村さんは
普段ちょっと寡黙だとか、内向的だとかって聞いていたんですが、
私は以前にお会いしていたので、香港でまた顔を合わせた時は
昔からの友人に会ったように、とても親しく接して下さって
私自身も、とても楽な気持ちで臨む事が出来ました。
随分親しくなれて、良い時間を過ごせました。」
そして、木村さんにも振る笠井アナ(笑)。
「こういう機会がないとまた一緒に作業をしたりとか、
そういうことは中々出来ない方たちなので、
こういうチャンスを与えて下さった監督にも感謝しています。」
次はイェン・ケーさんに
Q:3カ国の素敵な男性と共演してどうだったか?
A:このような、色々な国の方々と、一緒に仕事をすると
いうことは、それは国土を越えた経験でした。
役者というのは単なる言葉だけでなく、
自分たちの表現方法というのを持っています。
ですから今回、私たちは国土を越えたやり方で
国土を越えた表現方法で、素晴らしい仕事を
ともにしたと思います。色んなことを
ともに発明した(?)と思います。とても素晴らしい経験でした。
次は木村さん。
Q:今どんな心境か?
A:現場では色々な困難なこととか、トラブルだったりとか、
色んなことがありましたけど。でも、こういうゴールというか
必ず、苦しいこととか辛いことがあっても、ちゃんと
ゴールが待っててくれるっていう。で、そのゴールが
このまずは日本で公開されるということが、ほんとに嬉しく思ってますし、
沢山の方に体感して欲しいなと思っています。
Q:言葉の壁は撮影ではどうやっていたか?
A:撮影では共通語で英語で、ぼく自身は
体当たりの英語しかないので、英語を基にして
皆さんとコミュニケーションを取らせてもらってたんですけど、
こういった公の場では、4人の通訳の方が
ステージ上に居て、今喋ってる最中も
ずっと通訳して下さってるので、独特な感じです。
次は監督。
Q:イェン・ケーさんは奥さんですよね?
A:はい、時々私の妻です(笑)。←この言い方ウィットに富んでますね~。
Q:撮影現場での3人の俳優はどうだったか?
A:恐らく皆さんにとって、この撮影は良い経験になったのではないかと
思います。皆さん、ほんとに色んな国から撮影に参加されました。
私としては、そういう多様な国からの俳優さんを
迎えられたことは、私にとっても大変面白い経験ということに
なりますし、素晴らしい出会いになりました。
監督としての仕事は、それぞれの方たちの個性に
出来るだけ合わせていくというようなことを努めまして、
非常に建設的で、良い撮影現場になったのではないかと思います。
次はビョンホンさん。
Q:「涙」について
A:私がこの映画の中で演じている役柄と言うのは
血も涙もないような、とても冷たくて、
ほんとに隙がなくて、そういった香港のヤクザのボス
というキャラクターなんですけど、普段はほんとに
残忍非道な人物。その人物が、ある超自然的な
ほんとはあるとは思えないような、そんな力を感じた時に、
自分はその前で、罪を明かしたような、告白・懺悔をしたような
感覚に囚われるんです。実際に私も映画の中で
演じながらも、それを感じました。ですから
その瞬間的に受けた感覚から、普段はそんなことを
しないであろう人物が、涙を流してしまうというような場面でした。
次はジョシュさんに。
Q:共演した木村さん、ビョンホンさんはどう?
A:ほんとに感動で言葉にならない。
お2人とも非常に才能溢れる方々で、演技に関しては
非常に違ったスタイルを持った方だと思うんですね。
アメリカの俳優がアジアの国で撮影に参加する、
ほとんどがアジアの俳優さん、スタッフたちで、
こういうチャンスは、ほんとにもうないかもしれないような、
非常に素晴らしい、ユニークな体験をさせて頂きまして、
とても光栄に思います。ほんとにユニークな時間、
監督がぼくをかなり絞りましたが、最終的には
本当にその甲斐があったなと思える映画です。
木村さんに。
Q:危険な地域での撮影だった?
A:そうですね、香港の方は問題なかったんですが、
フィリピンの方が、軍の方に撮影現場を警備して頂いた上での
撮影だったりしたので。こういう現実、こういう日本で
全く平和な時間を過ごしている自分からは、想像も付かないような
空気感の中で、移動をしたり、撮影をしたりという経験も
今回させてもらって、色々考えることが多い作品になりました。
Q:印象に残った出来事は?
A:劇中の拳銃がスクリーンにも出てくるんですけど、
美術の小道具のおじちゃんが、「どれぐらいの音が出るか
拓哉聞いておくか?」と聞いてくれたので、
「あ。是非」とお願いしたら、そのうち何の
インフォメーションもない状態で、警備の人たちに
何も知らせない状態で、撮影現場で
「パパパパパン!」と撃った瞬間に、ぼくらを警備してくれてる
軍隊の人たちが、一斉にぼくらに銃口を向けたんです。
死ぬかと思いました。それくらい空気が、張りつめた状態だったので。
笠井:実弾入ってますからね。
木村:そうですね、こっちは劇用のですけど。
笠井:滅多にない体験になっちゃいましたね。
木村:あんまりしない方がいいですよ(笑)。
ここで、またフォトセッションだったんですけど、
事前に観客の皆さんに配られていたビニール傘を
「アイ・カム・ウィズ・ザ!」とキャストの方が言うと
「レイン!」と皆が言って傘を開くって段取りです。
これ、かなり始まる前に練習してました。
傘はピンク、緑、青、黄、透明と5種類の色のがあり、
それもバランスよく散らばるよーに、調整されてました。
ここで、上の方のカメラに向かってもポーズしてました。
上から撮らないと、クロスカーペットだって分からないですからね。
で、再度「アイ・カム・ウィズ・ザ!」とキャストが言って
皆さんが「レイン!」と言って、今度は傘を高く上げると、
キャノン砲から雨に見立てた青い銀テープが空中に舞いました。
きれ~でした。。まあ、この日雨降りそーな天気でしたが。。
でも、笠井さんは妙に英語を使ってましたが、
小倉淳さんに習った方が良いかも。。(笑)。
そして、最後に監督から日本のファンへご挨拶が。
「今回、この映画は新しい感動、それから新しい感覚を
感じてもらうというのが、大きな目的でした。
日本は、洗練された国です。ですから、皆さん是非
私が意図した感覚を、新しく感じて下さればと思います。
是非、映画を楽しんでご覧下さい。」
で、キャストの皆さんは階段を下りてクロスの長いところを歩いて
去って行ったのですが、ビョンホンさんだけ横に降りて
向こうのファンの方にも手を振って、ゆっくり戻って来ました。
この後皆さんは、TOHOシネマズに移動して
そこで舞台挨拶をなさったかと。
そこはマスコミ取材はなかったので、あたくしは観てないので
レポなしです。この日スチールで入っていましたので、
それは韓流通信や、韓流BOOKで記事に致します。
いつかは分かりませんけど。。(笑)。
しっかし、この芝生広場の外にいらした方の数!
いや~、しさびさにあの数の人だかりを見ました。。(汗;)。
凄い人気でしたね~。映画も皆さん楽しまれるといーですが。。
(c) Lam Duc Hien, Photographer
6/6(土) TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー
公式サイトはこちら 。
TOLの監督インタビュー動画はこちら 。