2006-01-24

『クイズ・ショウ』 

テーマ:映画について
ジェネオン エンタテインメント
クイズ・ショウ

1994年 アメリカ  原題 TQUIZ SHOW
監督: ロバート・レッドフォード  
キャスト:ジョン・タートゥーロ、ロブ・モロー、レイフ・ファインズ、ポール・スコフィールド


1956年、アメリカ中では、テレビのクイズ番組“21(トゥエンティ・ワン)”に誰もが熱狂していた。この番組で無敵のチャンピオンの座にいるのが、ハービー・ステンペル(ジョン・タートゥーロ)だ。名声も富も手に入れ、まさに最高潮の彼だったが、ついに終わりが訪れる。
コロンビア大学の講師チャールズ・ヴァン・ドーレン(レイフ・ファインズ)がステンペルを破り、新たな王者となったのだ。
これを機に、ヴァン・ドーレンは、名門出の若くハンサムなクイズ王として一躍TV界の人気者になっていくのだが、彼の人気の裏側には、TV業界の重大なからくりがあったのだ。
'50年代後半、アメリカ全土を衝撃の渦に叩き込んだ実話の映画化。



ひとりファインズ祭り第三弾。
第二弾は、『イングリッシュ・ペイシェント』なんですけど、例により(?)無駄にアツくけっこう長くなりそうなので、こちらを先に書いておこうかと。

だめですわ、『イングリッシュ・ペイシェント』は、かなり体力消耗しそうですからね。

時間がある程度とれるときでないといけません。

でも、ちょっとだけこっそりと・・・


アルマシー伯爵

私も、風の宮殿につれていってください、ぜひ!(涙目)



さてと、『クイズ・ショウ』です。

全体に、少し気になったのは、カットのつなぎ方・・・編集のしかたについて(生意気な・汗)

一つのシーンが終わって、次のシーンに行くときに、舞台さながら”暗転”のようになるんですね。

この場合、フィルムだから、黒コマか。

そういう映画って、他にもたくさんあるけれど、この映画に関しては、なんだか、うーんと思ったですよ。

ブチってきれてしまってる感じがしてね、この映画には不似合いな感じ。

もしかしたら、監督は、シーンをつなぐためだけの、どうでもいい映像をいれるのを嫌って、そうしたのかも知れないんですけど、でもね、まじでこの映画に関しては、そういうカットのつなぎ方をしない方がよかったのかもな、と思いました。

あと、カットのつなぎでも、やっぱりあれ?と思うところが数カ所あったり。

ま、でも、好みの問題だからね、こういうのって。

やはり、なんといっても監督の意志がすべてですものね。



ヴァン・ドーレン(レイフ・ファインズ)とパパとのやりとりが、なんかすてきでした。

何でも話し合ったり、相談したりできる相手がいるって、いいですね。

ヴァン・ドーレンにとって、それがパパなんですね。

二人でいっしょにケーキを食べるシーンがとても微笑ましかった。

それと、ついにクイズ番組で、自分が望まないながらも不正に関わってしまったことをパパに告白するシーンも、ぐっと来ましたね。

ヴァン・ドーレンは、自分の不正をなんとか正当化して、自分自身を納得させようとするんですが、でも抱えきれなくなって、パパに自分の非を告白するんです。

パパには、いられなかったんだろうな。そして、きいてほしかったんだろうね。

息子からの告白を聞いたパパは、とても驚くんだけど、結局は無条件で息子を受けとめる。

教授というしっかりとしたオトナである彼を、しっかりと受けとめるパパは、ほんとに大きな存在だなぁと思うのです。


クイズ王のレイフ・ファインズは、終始嘘っぽい笑顔で、何度もあの・・・(笑)っていいそうになりました。

ニカ!って笑うんですよ、それがほんとにつくり笑いっぽいのね。

しかも、目は全く笑っていないしね。

ハンサムで大学の教授で知識もあって・・・、クイズ王。

でも、実際は、クイズの問題と答えを事前に教えてもらいという、不正をやっていたわけです。

本人は、不正はしたくないと言い張ったんですけども、プロデューサーが、視聴率をとるために、と彼を説得したんですね。

本人的には、不本意ではあっても、結局は受け入れてしまったわけだから、不正を犯しているわけで、それをわかっているからこそ、彼は自分を正当化するのに必死なんです。

そこら辺の葛藤具合がよかったです。

嘘っぽい笑顔も、必死さの顕れなわけだしね、臨場感がありました。

後半、不正を暴かれそうになるにつれ追い詰められていくさまもいいし。


それにしても、今でこそ、クイズ番組の問題や答えを教えていたとか、そういったテレビ業界の裏側の世界なんて、それはものすごいことになっている・・・ていうことは、当たり前だと思うんですが、アメリカでも日本でもそのほかの国でも、でも。、当時のアメリカにとっちゃ、あり得ないくらいの大事件だったんですよね。

いや、ピュアだったな、アメリカ。


レイフ・ファインズにクイズ王の座を奪われる、元クイズ王(ジョン・タートゥーロ)が、それはそれはハンパではない存在感でした。

なんだあれ、あの演技。やばいほど圧倒的でした。

病気っぽい感じで(汗)

しかも彼、『シークレット・ウィンドウ』で、ジョニー・デップを追い詰めるジョン・シューターでした。

うわー。

このすごい存在感のジョン・タートゥーロに、ぜんぜん霞むことのない、レイフ・ファインズは、やっぱりすごい役者ですね。

祭りは続く予感・・・。


チチカカ湖。

ちぇき。

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2006-01-08

『デュエリスト/決闘者』

テーマ:映画について
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
デュエリスト-決闘者-〈スペシャル・コレクターズ・エディション〉

1977年 イギリス  原題 THE DUELLISTS
監督: リドリー・スコット  
キャスト:キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル、クリスティナ・レインズ、エドワード・フォックス、ロバート・スティーヴンス


1800年、フランス。ある日、軽騎兵のデュベール中尉(キース・キャラダイン)は上官の命令を伝達するため、同じく軽騎兵のフェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)のもとを訪れる。だがこの時突然、フェローから理由もなく決闘を申し込まれることになる。

その挑戦を受けた結果、デュベールはフェローを打ち負かすのだった。しかし、それ以来フェローはデュベール打倒に燃え、デュベールの行く先々で決闘を挑んでくるようになるのだった。
 


カイテル氏主演ということでみました。なんでも、この映画において彼の”男らしさ”たるや相当なものだということを耳にしましたので、それではみないわけにもいかないと思ったのです。


舞台は1800年のフランス。

お部屋の中の家具の感じとか外の景色や町並みも十分にみることができてけっこう浸ってしまいました。

あの、何ともいえない当時のフランスの雰囲気がとてもすきです。


それでカイテル氏なんですがね、いや、闘っていましたよ。

もう最初から最後まで、余すところなく闘っていました。

時に剣、時に銃、時に槍、時に蹴り・・・とそれはもう武器だってバラエティに富んでいます。


フェロー(カイテル)は、15年間に渡り、デュベールに決闘をしかけ続けるんです。

それも、これといった理由もなく、しかけるんですよね。

デュベールにいじわるされたとか、恋人を奪われたとか、寝込みを襲われたとかいうことは一切ないんです。ましてや、デュベールを嫌いだとか憎いとかそういうことでもない。


なんとなく決闘を申し込みたくなる顔だったから(デュベールが)


どうも、それが理由だった気がしてしかたありません(いや、多分ちがいます・汗)。


そんないまいちよくわからない理由で、15年もの間、やりたくもない決闘を挑まれ続けるデュベール。

私は、彼にこそ男気を感じるのですよ。

だって、15年ですよ15年。

その間、フェローもデュベールも昇進したりもしますし、戦地に赴いたりするんですが、

とにかくね、デュベールがどこに行ってもフェローに遭遇することになります。

そして決闘を申し込まれるわけです。

何回闘っても、互角の闘いという感じで、だからフェローはどうしてもデュベールを倒したいのですね。

でも、デュベールは勘弁してくれよと。


ちょ・・・・、まだ闘うの?(憔悴)←デュベール 


そんな心の叫びが聞こえてきそうなかんじでした。

そんな不幸な(?)デュベールなんですが、彼、結婚して花嫁さんをもらうのですが、その時の表情がとても幸せそうでよかったなぁ。

結婚式のシーンがありまして、彼と奥さんとで、大きなウェディング・ケーキをきるんですけど、

そのときに、普段、デュベールが戦争時や決闘の時に武器として使っている剣を、ケーキをきるナイフ代わりにしていて、なんだかいいなと思いました。

こんな使い方だったら、危険な武器である剣も、ラブラブなアイテムになるのだなぁと。

なんか粋なかんじがしました。


そうそう、髪型についてなんですが、当時のフランス兵的なのかな・・・耳の前の髪(というか、もみあげですね)を三つ編みにしていて、なんかそれがかわいかったです。

フェローもデュベールもちっちゃな三つ編みをふさふさ揺らしながら闘っていて、ちょっとさわらせてほしかった。

みつけたぞっ!!

ちぇき。

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2006-01-07

『嵐が丘』

テーマ:映画について
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
嵐が丘

1992年 イギリス  原題 WUTHERING HEIGHTS
監督: ピーター・コズミンスキー
原作: エミリー・ブロンテ
音楽: 坂本龍一   
キャスト:ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ、ジャネット・マクティア、ジャネット・マクティア、シンニード・オコナー


孤児のヒースクリフ(レイフ・ファインズ)は、アンショー家に引き取られ、

アンショー家の長男と妹のキャシー(ジュリエット・ビノシュ)とともに愛されながら育てられるが、徐々に彼に対する風当たりは強くなり、ついには召使いとしてアンショー家に仕える身となってしまう。

青年になり日々の仕事は厳しさを増すばかりのヒースクリフだったが、キャシーとの愛を深めていくのだった。身分の違いを越え愛しあうふたりだったが、やがてキャシーは近隣に住む裕福な青年と結婚してしまう。この事実に激しく怒るヒースクリフは、彼らの前から忽然と姿を消してしまうのだった。

そして、数年後、ふたたびキャシーたちの前に姿をあらわすヒースクリフ。その目的は、彼らへの復讐なのだった。


復讐に燃えちゃう男の人ってどうですか?

復讐のために自分自身が壊れちゃう男の人ってどうですか?


いい(照)


まずは、ヒースクリフですが、この人、どこをとっても、あああ(涙)という感じでしたが(すてきすぎて)

一番ぐっと来たのはキャシーが死んでしまった時です。

荒野のなか、天気はどんよりとしていて暗く、風は強く吹き荒れている。

そんななかで、愛する女性の死を知らされるヒースクリフは、死者、しかももっとも愛した女性に向かって

「安らかに眠ってくれ」などと言わないわけです。

彼は、「安らかに眠るな」というんですね。

死者として、亡霊として、幽霊として、永遠にこの世とあの世の間を彷徨い続けろと。

そして、自分のところに現れろと。

どんなに恐ろしい姿でも、邪悪な姿であってもいいから、自分のところに姿をあらわしてほしいと。

むしろ、呪えと。

なんかね、衝撃でした。究極の愛だと思うんですよね。

ヒースクリフはここまでキャシーを愛しちゃっていたのかと思うと、彼の愛し方があんまり激しすぎて、苦しいですね、見ているこちらが。

でも、彼はそんな風に深く深く彼女を愛するしかなかったんですよね、必然的に。そうなる運命だったというか。

レイフ・ファインズの苦悩しながら喋るさまがまたかなり色っぽかったです。

つらさをしぼり出すような、あの感じがね。


キャシーがお金持ちの別の彼にプロポーズことを、彼女、仲良しの召使いの女性に報告するシーンもいかった。

緊張感があって。

キャシーが、召使いの女性に、プロポーズうけるべきかどうか・・・のような話をはしゃぎながらするんですけどね、その話をヒースクリフは影でこっそり聞いていて、すべてを知ってしまうんですね。

それはそれは、絶望感にどうしようもなくなるわけです、彼は。

信じてた、愛する女性に、まさに裏切られる瞬間の彼はつらかったです。顔面蒼白だったし。

それで彼は、キャシーの前から姿を消してしまうんです、どしゃぶりの雨のなか走って暗闇に姿を消すヒースクリフの姿が、絶望感をありありと伝えてくるわけです。


う、恨むからね・・・・・(涙)←ヒースクリフ

走り去る、彼の背中はきっとそんなことを言っていたようないなかったような(いないから)


キャシーは、ヒースクリフがまさかプロポーズの話を 盗み聞き 聞いてしまっているとは気づいていなくて、

るんるん気分でおしゃべりしてたんですがね、ヒースクリフが出ていってしまってようやく自分の愚かな言動を悔いるんです。なおかつ、ヒースクリフが出ていってしまったという、ことの重大さにおののくんです。

ああ、女の人って・・・・・(汗)


そして数年後、復讐の為にふたたび戻ってきたヒースクリフですが、これがまた、がらりと雰囲気が豹変していてこまりました。

だって、そんな鮮やかな演技をみせつけられたら、釘付けになるしかないではないですか(愚)

出ていく前は、どこかひ弱そうな、吹けば飛ぶような心(いや、これは言い過ぎ)を持った彼ですが、

戻ってきたときは、すっかり立派になって財産も築きあげているヒースクリフ氏。

態度は偉そうなことこの上なくて、言葉を話せば皮肉めいていて、表情も目もすっかり冷たくなってるんですね。このかわりようにはちょっと感動しました。

感動するんだけど、そのかわりようが、とても哀しいの。


あちらの世界ではキャシーと幸せになっててほしいなと思ってしまうのですよ。



びょおおおおおおお。

ちぇき。

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