2016年02月25日 01時19分27秒

続いていくSTORY。

テーマ:【日々の雑感的なものなど】





いま、私たちにできることーーーー。



と、言ってもチャリティか何かについてではなくて、Juice=Juiceの金澤朋子さんについての話題である。



もちろんチャリティも大切だ。


チャリティといえば、昔大阪で会社勤めをしている頃のこと。

昼休みに昼食を買いに行こうと会社の外へ出ると、すぐ前の交差点で黄緑色のジャンパーを着た若者たちが、恵まれない国への募金を大きな声で呼びかけている時期があった。

コンビニに行くにも、牛丼屋に行くにも、絶対その信号を渡らなければならない。
信号待ちをすれば、常に目の前に黄緑のジャンパーが並んでいる。
無視するのは心が痛んだ。募金しないわけにはいかなかった。

結果私は毎日毎日、条件反射のように、昼食の予算を削って募金をし続けた。



しばらく経ったある日のこと。ローカルニュースで募金詐欺が報じられていて、たまたまテレビを見ていた私はその目を疑った。
摘発されたのは、あの黄緑色のジャンパーを着たグループだったのである。

募金は、困っている人のところに当たり前にお金を届けてくれる、信頼できるところへしなければいけない。
そんな当たり前のことにようやく気がついたのだった。

人の善意につけこむ悪人はたくさん存在するのである。
東日本大震災の起こった時期、私はあの黄緑色のジャンパーのことをよく思い出したりもしたものだ。



震災の時、私の知り合いの人気ミュージシャンで、結構な金額を被災地に送っている人がいた。
ただ、SNSなどを一切やっていない人で傍目にはそれが見えないので、「お前は何もしないのか」と一部で叩かれていたりしていて、何だかとても気の毒だった。


声を上げることで多くの人を巻き込んで行動できる人も素晴らしいが、人知れず誰かのためになっている人もいる。
やりかたはそれぞれであっていい。

人の行いを見えていることだけでは判断してはいけないと、つくづく思う。
いい加減な批判はいけません。






話が逸れたが、金澤朋子さんの話である。


彼女は1月のある時期からハロコンを休みがちになり、普通の体調不良としてはあまりに様子がおかしいことにファンたちがざわつきだす。

主演ドラマがまもなく始まり、今年は武道館公演も目指すというJuice=Juiceにとっては大切な時期である。
私も不安で不安で、ことあるごとに「金澤朋子」検索をする日々が続いた。


一方で、Juice=Juiceは秋までに220公演をやるという過酷なツアーの最中でもあった。
屈強なメロコアバンドでもやらないようなライブスケジュールに、肉体的にも精神的にも無理を覚悟して挑んでいる状況であっただけに、かなともはもうJuice=Juiceを続けることが苦しくなっているんじゃないかと、よからぬ思いすらよぎった。



その後、金澤朋子さんは子宮内膜症という病気であることを公表。

松浦亜弥さんも患った、短期間での完治の難しい病である。
結局そのままあややは、事実上活動休止状態になってしまった。

しかし、かなともは「志半ばで夢を諦めたく無い」と、Juice=Juiceの継続を宣言してくれた。
Juice=Juiceに対するかなともの気持ちが全く失われていなかったことは、大きな救いだった。





数日後、私はかなともが病気の告白後初めて出演したJuice=Juiceのラジオの録音を、スーパーで買い物をしながら聴いた。

かなともはそこで、涙ながらに今の心情を語った。

「みんなには迷惑ばかりかけていて、いてもいなくても迷惑をかけてしまうのが悔しくて」

その彼女の言葉に、思わず私の目からもボタボタと涙があふれた。

奇しくも、玉ねぎを選んでいる時だった。
玉ねぎを選びながら泣いている男を見て、傍にいた主婦がギョッとしているのがわかった。玉ねぎを切る前から泣いている人間をはじめて見たのであろう。





運命は残酷すぎる。

何故かなともなのか。

何故今、今、この時にJuice=Juiceにこんな試練を与えるのか。

ラジオを聴きながら、できることなら、自分が代わってやりたいとすら思った。




ちなみにこのときの気持ちをナカGさんに話したら、
「えっ!劔くんが代わりにライブに出るってこと?」
と言われたが、そんなわけが無いでしょう。病気を代わってやりたいほうである。

かなともが欠席のときはおっさんが出てきて「私はローズクオーツ」…。
出る方も見る方も地獄である。




とりあえず、そのラジオにいてもたってもいられない気持ちになった私は、予定を変更してヴィーナスフォートで行われていたJuice=Juiceのリリースイベントにひとり向かった。



とにかく、かなともを応援に行かなくては。

握手会では普段、私は緊張のため「応援しています、頑張って下さい」と定型句を繰り返すbotと化すのだが、かなともだけには、伝えたいことがたくさんあった。


ラジオでの、メンバー、スタッフ、ファンへの感謝のメッセージに感動したということ。

Juice=Juiceは、何があっても今の5人であってほしいということ。

そのためなら、こちらはなんでも受け入れたいということ。


まとめるとそんな感じか。


握手の時間は短い。
でも、やるしかない。
私が今、かなともにできることは、それしかない。






ステージ上にはメンバーが並ぶ。
かなともは真ん中で、体調を考慮してひとり椅子に着席しての握手だった。



順番を待っていると、うしろからこんな声が聞こえた。

「なんだあいつ、真ん中かよ、めんどくさいなあ!!!」

本人に聞こえるかもしれないような大声である。
なんという心ない奴がいるのだと、怒りに震えながら振り返ると、それは赤い「金澤」Tシャツを着たヲタだった。

熱心なファンの、ある種愛情のある言葉だったのだ。
確かに、最初か最後にいてくれるほうが話もしやすいかもしれない。
とはいえ、誤解を生みそうな発言は注意するに越したことはないが。



そんなこともあったので、自分は慎重に言葉を選ばねば、と思い、何度も頭の中でシミュレーションをした。リリースイベントでの握手は1~2秒が勝負である。ビニール袋に入れた荷物を預け、ついに握手の時がきた。


ひとり目はうえむー。
「応援しています、頑張って下さい」
無事クリアした。

ふたりめは紗友希。
「応援しています、頑張って下さい」を言おうとした時、思わぬ事件が起きた。
彼女は私の顔を見て、「あーっ!」と声を出したのである。

先手を取られて、驚きで声が出なくなった。

いったい何事だろう。



紗友希はこう続けた。

「その帽子、わたしも色違い持ってるー!!」

私の被っていたベンデイビスのニットキャップは紗友希とお揃いだったようである。

「…そ、そうなんですか」



面食らってしまい、気の利いたリアクションもできずに、気付くとかなともの前にいた。

「あ、あ…」

かなともの顔が見えた。しかしあろうことか、紗友希に惑わされて予定が狂ったので頭は真っ白だ。
何も言えないまま、あっという間に佳林ちゃんの前に流された。
あろうことか佳林ちゃんも私の帽子を指してこう言った。

「ゴリラだー!!!」

それでもうさすがにわけがわからなくなって、最後の由加ちゃんにいたっては記憶がない。「応援しています、頑張って下さい」がほぼ発動することもないまま一週目は終わった。



Juice=Juiceは全体的に、とりあえず目に入ってきたものを話題に出す傾向にある。


それが楽しい人もいるだろうが、私の場合、向こうから話しかけられると自分は何もできなくなってしまうのである。
その対策を怠ってしまった。




結局、肝心のかなともに何も伝えられていないではないか。

CDは複数買っていたのでまだ並ぶこともできたが、もう体が悲鳴をあげていた。
私は、1日に1回以上握手ができないのだ。
自分に合った用法、容量は守らなければならない。

その後の握手は断念し、かなともに直接思いを伝えることはできなかった。








「いてもいなくてもみんなに迷惑をかけてしまう」というかなともの言葉が耳から離れない。


私が思い出すのは、自分のバンドがフジロックやライジング、朝霧JAMなど、大きなロックフェスに出まくっていた数年前のこと。
それはちょうど神聖かまってちゃんのスタッフとしても一番忙しい時期であり、どうしても仕事を優先しなければいけない立場であった私は、なかなかバンドのスケジュール調整できずにいた。


大きいライブの話が来ているのに、私のせいで断らなければならない。
そういうことも度々あった。
完全に自分が足を引っ張っているそんな状況に、いたたまれない気持ちだった。
いい人がいるなら、ベースは誰かに任せて辞めてしまった方がバンドのためかもしれない。
そう思ったこともある。

だが、リーダーの池永さんは「劔くんでないとあの音のニュアンスが出ないから」と、一緒にやってゆくことを選んでくれたし、メンバーもみんなそれぞれの生活もあるおっさんなので、焦らず長い目で見てくれたから続けることができた。

運良く自分はそれで助けられたが、誰かひとりのために足並みが揃わなくなり、ギクシャクするバンドは他にもたくさん見てきた。
病気、引越しによる遠距離活動、子供ができたことによる生活の変化…
理由はいろいろだ。




そういうこともあり、かなともの精神的辛さは身に沁みる。

メンバーやスタッフがいくら大丈夫だと言っても、自分が迷惑をかけてしまっているという不安は消えることはない。
だから、無理してでも「大丈夫です、やれます」と言ってしまうこともあるだろう。

それでも、本当に無理な時がある。

「ほらやっぱり無理じゃないか」

誰もそんなこと言わなくても、かなともはそう思われているように感じてしまうだろう。
よけい迷惑をかけてしまったと思うかもしれない。






ラジオでも言っていたが、かなともが今闘っているのは、病気自体の痛みというより、ほとんど薬の副作用からくる体調不良のようだ。


聞くところによると、なんともない状態でも、ひとたび出たステージの熱気で急激に気持ち悪くなったりすることもあるらしい。

極端に具合が悪い日があったかと思えば、翌日は元気だったりする。

無理せずとにかくしばらく休ませろという人もいるが、それは見当違いな部分もある。
無理させるのはもっての外だが、しばらく休めば何かがよくなるというものでもない。



スケジュールを決められる仕事はやりにくい病気であることは確かだが、ドタキャンを恐れてしまうと、スケジュールが決められないので何もできなくなってしまう。
それで益々気持ちが悪い方へ向かってしまう人もいるようで、子宮内膜症患者に「好きな仕事や趣味をなるべく続ける」ことを勧める医師もいるようだ。




しかし、問題の多くが薬の副作用によるものであるならば、それは救いでもあるんじゃないかと思う。

どうやら、自分に合った薬が見つかったり、体が薬に慣れてきさえすれば、ある程度楽にすごせるようになるらしいのである。もちろん、それがいつになるかは人それぞれであるし、確実ではないのだが。



でもなんとなくだが私は、かなともはきっとそのうち、薬が馴染んで、活動のペースをある程度は戻せるようになるじゃないかという気がしている。

220公演とかそんな無理はできないかもしれないが、たまには休むこともあると思うが、普通に
5人でやっているJuice=Juiceになるんじゃないか。

だから、それまで、しんどいだろうけど、ファンもみんなでかなともを支えて、乗り越えてゆきましょうよと言いたい。

きっと、あの時期は辛かったねと、みんなでそれこそ武道館で笑えるような気がしている。


私は、そう信じて、なるべく今を楽しみたい。

経験を経て深みの増してゆくかなともの歌を聴きたい。

強くなるグループの絆を見守りたい。



今は、そんなことを考えながら、気負わず応援してゆくつもりである。

それが自分のできることかなと思っている。





最後に、金澤朋子さんとJuice=Juiceの皆さんに。



まだみんな長い夢の途中です。

5人で続いていくストーリーを選んでくれて、本当にありがとうございます。




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コメント

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10 ■無題

初めまして

TwitterのTLから流れ着きました

本当にこんなに温かいファンの方もいらっしゃるんですね 正直私も一女性としてまだ高校生で理解もきちんとは出来ていないですが、宮についての病気を発表したとして男性に変な風に解釈されてしまうのではと思ってしまう部分がありました かなともの思う事は彼女にしかわからないと思いますがこんなに優しく見守られて凄く嬉しいと思います

内容や表現力どちらも素晴らしく私もかなともをjuice=juiceを応援していきたいと思いました

9 ■ドラマ武道館見てみますね

子宮を持っている者として恥ずかしながら、内膜症についてあまり知識がありませんでした。劒さんはあやや&今回の件で、調べられたのでしょうね。

これから上昇気流に乗って頑張っていこうという若いアイドルの女の子が、病気になるのは過酷なことですが、病気って突然、不公平に無作為に誰にでも訪れるものですよね。華やかなショーを見せる世界の人でも、病気にはなる。それが人間の当たり前なので、体調を見ながら出演するという選択は、調整が面倒だから休んでおけというよりも、人間的だと思います。一般社会で病気になった人にとっても、ムリせず働きながら治療するのを、職場に受け入れてもらえるのが励みになったりするわけですから。

本人にとっては、病気は迷惑でつらいものであることは間違いないですが、ファンや世間にそれを公表して、それを知った人がこうやって病気のことを知ったり、病気のつらさを考えたりすることは、すごく意義があると思います。

身近な人が同じ病気になったら、よく分からなくて「フーン」で終わってしまうんじゃなくて、「あっあの子と同じ病気なんだ、つらいだろうな」って理解できるから。特に女性の病気は、男性は知る機会が少ないですしね。女性の私だって、よく知らなかったし。

アイドル界のことはよく分からないですが、人を応援する気持ちは、色んな意義を生むんだなと思いました。

8 ■無題

はじめましてブログ読ませていただきました。

かなともちゃんそしてjuice=juiceをfamilyみんなで声援という力で支えて夢の続きを観ていきたいですね。

昨日はライブにフル参加したみたいですね。
体調が良ければ通常と何ら代わりのない生活が
過ごせるってよーくわかります。
この状態が恒常的に続いてくれることを期待しましょう!!

握手会の話スゴく共感できました♪

7 ■無題

こんばんは、はじめまして。
ブログ読ませて頂きました。途中吹き出してしまうような言葉のセンス、私にもそんなボキャブラリーが欲しいですね。

さて、今日はJuice=Juiceのライブに行ってきました。地元に来てくれるのは今回が2回目。どんな小さな箱でも、地元公演は嬉しいものですね。しかも、5人全員揃ってのパフォーマンスを最前列で見れて、涙が出そうでした。
私は宮崎由加さんを推していますが、やっぱりJuice=Juiceには金澤朋子さんがいないと締まりませんね。今日のライブのMCでも、5人いるとしっくりくるねとメンバーも言っていました。

私は一人でも多くの人に、Juice=Juiceの事、かなともが病気と戦いつつも夢を追いかけている事、等々伝えて行けたらなと、微力ながらSNSで配信しています。
長々と失礼しました。

6 ■☆

今日は。
ブログ読ませて頂きました。
juice=juice結成時から金澤さん応援してます。
一人でも多くの方に金澤さんの病気の事を知って貰えたらと思っています。
今一番辛いのは金澤さんなので。

私も金澤さんと同じ子宮内膜症で悩み、現在治療しています。
治療法が合っているのか、今は落ち着いています。
内膜症の痛みって酷い人は本当に辛いと思います。
治療法によっては精神的にも辛いと思います。
少しでも元気な姿を見れたらと思うけど、無理は
してほしくないですね。

ハロプロはスケジュールがハードなだけに大変だとは思いますが、乗り気って武道館公演達成してほしいです。
他のメンバーも大変だと思います。
みんなで力合わせて頑張ってほしいですね(^ω^)

これからも金澤さんの応援よろしくお願いします。

5 ■無題

握手会の様子が目に浮かぶようで大笑いしました。言葉のセンスが素晴らしいです。

4 ■無題

ドラマ武道館の坂本波奈も苦労してるが、Juice=Juiceの金澤朋子も相当苦労している。
研修生時代はふっくらしてたのに、デビューしてから現在までげっそり痩せてる。
かなり前から病気の痛みに耐えてたのかと思うと泣きそうです。

一日でも多く彼女を見ていたいと思います。

3 ■無題


初めまして!
ブログ読ませていただきました!!

すごく心にグッときました(>_<)

Juice=Juice familyの人たちは
これからも不安な日々は続くかもしれないですが
これからも、かなともを信じて
応援していかなければな!!!
と思えました( ;∀;)

(個人的に、「私はローズクォーツ」おじさんVer.も聴きたいなと思いました笑)

では、失礼します。

2 ■無題

初めまして!
金澤朋子さんのファンの羽生と申します!

劔さん!!!
これからもずっと一緒に、金澤さんを応援していきましょうね!!!
このブログを読んで、私も元気が出ました!!
ありがとうございます!!!

p.s.
その赤の金澤T着てる人はなんなんでしょうね!!怒
同じ金澤推しとして恥ずかしいです!

1 ■無題

何かわからんが頑張りましょう。

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