「お母さんは「赤毛のアン」が大好き」/本読み人の習性とその生態
テーマ:角川文庫吉野 朔実
柴田元幸さんの「つまみぐい文学食堂 」を読んでた時に、気になった吉野朔美さんの本です~。
文庫で出ているということだし、と珍しくも買おうと意気込んで実書店に出かけたのですが、置いてなーい! 早く読みたいのにー、とがじがじしながら、ネット書店で購入しました。
で、届いて直ぐに読み始めたんだけど、いやー、これ、面白いですね。
本読みならあるある!、と思う、習性と生態といいましょうか、その辺りが、吉野さんの漫画で語られるわけです(時に文章もあり)。
すぐ読み終わっちゃうので、コストパフォーマンス的には、ちとどうかなーとも思うのだけれど、いっぱい書き込んであるので、たぶん何度でも楽しめるはず(というわけで、コストパフォーマンスは、きっと結果的に丸)。
オーソドックス(?)なところでは、本の解説を先に読むか後から読むか?、という疑問(ちなみに私は絶対に後から。私はこうやって読んだけど、あなたはどう読んだ?、とせーのでカードを開くようなイメージで、読み終わった後のお楽しみにしてます)や、カフカの「変身」におけるザムザのイメージなどなど、吉野さんや周りの本好きの人々を巻き込んだ話が面白ーい!!
最近、手を出し始めたポール・オースターについて、色々書いてあったのも、私にはちょうど良かったです。
「最後の物たちの国で 」の絶望とユーモアにうーむと思い、「ミスター・ヴァーティゴ 」のめくるめくエンターテインメントを楽しみ、「ティンブクトゥ 」では純粋な魂にじーんときて。
でもね、どうも、ポール・オースターという作家が、いまひとつ掴めなくって。
と、思ってたら、吉野さんも、オースターはちょっと微妙な評価みたい。
また読んでしまったな。どうして読んでしまうのかな? オースター。
と、読むたびに思ってしまう作家なのだそうな。
私は次はエッセイの「トゥルー・ストーリーズ 」を読んで、そのあと、柴田さん吉野さん共に面白かったという「偶然の音楽」に行ってみよっと。ポール・オースターの人生自体、扉の著者紹介を読んでもずいぶん波乱万丈だなぁ、と思ってたんだけど、その辺も作品に影響しているのかなぁ。
目次
オースターたち
ポール・オースター『偶然の音楽』
本を拾ったことがありますか?
栞
<本の解説>先に読むか後から読むか
ストリックランドの汚名
読み手の身勝手
装幀の力
なんかそーゆう本なのだ
私はこれを”読みきった自慢”[男性編]
いつも本が入っている
ローレンス・ブロック 風呂で読むか!?布団で読むか!?
父の霍乱
わたしのザムザ
危険な書物
どうでもいい話
私はこれを”読みきった自慢”[女性編]
アインシュタインの脳
ワインの通(みち)
お母さんは「赤毛のアン」が大好き
どれも これもが 読みかけ
装幀の秘密
”読書”の定義
『招かれた女』―あとがきにかえて―
対談
柴田元幸×吉野朔美
偶然と貧乏の達人、ポール・オースター












1 ■こいつは読みたい!
『お母さんは赤毛のアンが大好き』が文庫化されたんですね。知りませんでした。
『本を読む兄、読まぬ兄』を読んで以来、吉野さんが描いたこのシリーズの作品を探していたんです。
『犬は本よりも電信柱が好き』と併せて探したんですが、なかなか見つけられませんでした。
何よりの情報です。ありがとうございます。