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2007-10-11 21:24:53

「影の縫製機」/白と黒のイメエジ

テーマ:その他の出版社
ミヒャエル・エンデ, ビネッテ・シュレーダー, 酒寄 進一
影の縫製機
長崎出版

ビネッテ・シュレーダーが絵を、ミヒャエル・エンデが詩を担当した本。

ちょっとざらざらした手触りの紙に、白黒の絵がいい感じ。
大人向けの絵本、なのかな。

例外」では、「ねこにもあるか はげあたま?」で始まる詩が、「透明人間」では自分を心底愛してくれる、心許せる友がいなかったばかりに、じわじわと消えていってしまった男の哀しみが、表題作でもある「影の縫製機」では、七人のおんなと影が視覚効果も含めた詩で語られる。

一人の綱渡り師の生涯を描いた「綱渡り」も、好きだなぁ。不世出の綱渡りであるフェリックスは、金のためでも人気のためでも名声のためでもなく、ただ一筋に芸を磨く。私が借りてきた本は、amazonで出てきたものと表紙が違うのだけれど(というか、借りたのはカバーが取られている?)、ちょうど、このamazonの表紙はこの「綱渡り」の中で描かれたものだと思われる。「綱渡り」なのに、宇宙が描かれるということは…。そう、そういうことなのです!

なぜか、江戸時代の「宮中女官キク子の旅日記」から取られたとの形をとった、「摩訶不思議なる生き物」もまた楽しい。俳句調なので詩は短いのだけれど、これは断然絵が楽しい♪ この薄い身には、ちょっと太刀魚??とも思うんだけど…(正解は水蛇)。

夢を漁どる「夢の漁師」もまた、豊かなイメージです。

さて、エンデとタイトルに惹かれて借りてきたものの、ビネッテ・シュレーダーって誰ーー?状態だったのですが、この方、モリミーの「夜は短し歩けよ乙女 」に出てきたあの絵本、「ラ・タ・タ・タム」を描かれたかただったのですね!

amazonをうろついていたら、この辺も面白そう~。こうやって、繋がってくのも楽しいなっと。

 ←森でハンプティ・ダンプティに出会っちゃうのだって!
              うわ、魅力的~。

コメント

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1 ■無題

きゃ~、私の大好きなビネッテ・シュレーダーさんだ!おまけにミヒャエル・エンデ氏じゃあね。
このコンビで『満月の夜の話』だかも書きましたよ。前に持っていました。
ビネッテ・シュレーダーさんは、『お友だちのほしかったルピナスさん』『ほら吹き男爵の冒険』の絵もいいですよ。

2 ■>海うさぎさん

わー、他にもこのコンビの本があるのですね♪
図書館でチェックしてみます。

ビネッテ・シュレーダー、お好きなのですね。
私はこのたび、初めて認識しました。笑
「ほらふき男爵の冒険」は子供の頃に読んだのですが、あの挿絵がそうだったのでしょうか。
子供向けの文庫で持っていたと思うのですが、出版社も何もかも失念してしまいました…(そして、現物もどこかに行ってしまいました)。むー、確かめられない。

3 ■それは違うかも

いつもコメントのレスをありがとう。
ほら吹き男爵…の文庫、それは違う人だと思います。私も見たことがある。
文章は他の人なので、皆さん挿絵を描いてらっしゃる。私も最初は違う人の絵で見ました。

4 ■>海うさぎさん

コメントのレスは、ブログ始めた時から、このスタンスなもので。笑 いえいえ、お話できるの、うれしいです。

ほらふき男爵、あれは違うのか~。
うーん、amazonでも出てこないのですよね。
ほらふき男爵のお話自体も結構好きだったので、出来れば読んでみたいのですが…。

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