「百鬼夜行抄4~6」/あやし
テーマ:その他の文庫- 4巻における、妖魔、鬼灯のセリフが印象深い。
俺達がおまえを見つけるんじゃない
おまえが俺達を見つけるんだ
闇を見抜くおまえの目が俺達を生かすんだ
あるはずのないものが
あるようになるんだ
なかったものがあるようになる。しかし、そこと我との間には深い溝がある。別世界ということを弁え、お互い深くは関わらぬように。時に、茶飲み話をするくらいが、互いに合った付き合い方。
同じ妖怪を描いていても、この辺が「しゃばけ」シリーズ などとは違うところ。どちらにもそれぞれの良さがあるけれど、別世界への恐れやあちらの世界を尊重するやり方が、この「百鬼夜行抄」シリーズの特徴だよね。
4
行李の中
人形供養/祖父、伶の若き日の話。伶は「赤間」に助けられる
鬼の居所
神の通る道/律、大学生に
待つ人々
雨がまた呼ぶ/2巻の「花盗人」の左手がまたもお騒がせ
闇夜行路
不老の壺/祖父が作った「鬼灯」を封じる壺
5
雲間の月
うす紅色の女
魔の咲く樹/律の眼にとり憑いたモノの話(ちょっと時空が歪んでる?)
狐の嫁入り/昔、まだ人間と妖怪とが約束を結んでいた時代の話
笑う盃
秋しぐれ/律、幽霊屋敷で雨宿り
返礼/「魔の咲く樹」の前日譚。哀しい呪術師の話
6
花貝の使者
隣人を見るなかれ/律のおじ、開が二十六年ぶりに「帰って」くる話
雨降って地に流るる
枯れ野
闇は彼方に佇み/開おじと、環おばの幼き日に出会ったモノが舞い戻ってくる話
マヨヒガ
骨の果実
■関連■
「百鬼夜行抄1~3 」











1 ■無題
「しゃばけ」の話をしたら、本読み仲間がこちらを紹介してくれました。6巻まで読みました。8巻まで買ってあります。
最初のほうは大判の本で読んだのですが、価格を考えなければ、やはり大きいほうがいいですね。
エピソードによって多少の出来不出来はありますが、とても気に入っています。
ほかにもいろいろと読んでいるうちに、こういう感覚は我が国に古来からずうっとあるんじゃないか、と興味を惹かれています。
『夜市』など、恒川光太郎さんの世界にも似た雰囲気があります。