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2007-06-06 23:35:57

「光の帝国」/常野物語、予告編?

テーマ:集英社文庫
恩田 陸
光の帝国―常野物語

目次
大きな引き出し
二つの茶碗
達磨山への道
オセロ・ゲーム
手紙
光の帝国
歴史の時間
草取り
黒い塔
国道を降りて・・・
 あとがき
 解説―久美沙織

常ならぬ能力を持つものの、常に在野にあれとの一族としての信念を持ち、権力を持たず、群れず、普通の人々の中に埋もれて暮らしてきた「常野(トコノ)」の人々。

ところが、この常ならぬ能力が異端であるとされてからは、「常野」の人々は狩られる側に回り、人々は何世代かにわたって追い詰められる。

権力を持たず、群れず、在野にあった常野の人間たちであるが、ここへ来て、今、その流れは収束に向かっているようである。世界は、常野の人々が時代の表面に出なければならないような局面を迎えるのだろうか?

「常野物語」という大きな物語があることを予感させつつも、その輪郭を辿るような連作短編集。まだまだその大きな物語の片鱗すら、掴めていないのではないか、と思われるのだけれど・・・。

「予感」が素晴らしく、だけに、時に、その後始末がちょっとなー、な恩田さんの本ですが、続く「蒲公英草子」「エンド・ゲーム」はどうなっているのでしょうか。恩田さんが続きすぎるなと思いつつも、この「予感」に落とし前をつけなくっちゃ、と続く二冊も図書館で予約してしまいました。「三月は深き紅の淵を 」とその関連本は、その予感が素晴らしく処理された物語群となったと思うのだけれどど、さて「常野物語」はどうなのかな~。

連作短編の中で、魅力的だったのが、「大きな引き出し」の春田家。物語を、音楽を、人間すらも『しまえる』能力を持つ春田家の人々。春田家では、子供が生れると、真っ先に子供たちに生涯連れ添う美しい書見台をこしらえるのだ。『しまえる』という能力にもゾクゾクくるし、本読みとしては、趣向を凝らし、精魂込めて作られる書見台にも実に惹かれるのだよね。

その後に読んだ、「蒲公英草子」、「エンド・ゲーム」の感想は以下。予感の後始末、大丈夫でした、楽しみました。

☆「蒲公英草紙―常野物語 」/幼年期の終わりに
☆「エンド・ゲーム 」/裏返される??

コメント

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1 ■こんばんわ^^

予告編・・・いい表現ですね~。
確かに!
序章って言う感じです。
続編が2冊出てますしね^^
もっと読みたいなぁと思います。
でも、この作品だけでも充分楽しめますよね。
大好きな作品です。

2 ■予感かぁ

恩田尽くしですねぇ。
私は常野シリーズではこの本が一番好きでした。確かにこの本は、いろんな話の予告編をプロローグを見せられてる感じしますね。
つねさんがいう、”予感の後始末”・・・心配かも(笑)。

3 ■>苗坊さん

それだけでも魅力的なのだけれど、もっと読みたい!、もっと先が知りたい!、と思う気持ちが高まりました。
続編も楽しみなのですが、どうなのかな~。笑
トラバどもです、これからお返しします!

4 ■>momoさん

お引越しはもう落ち着かれたのでしょうか?
またよろしくです♪
うふ、はからずも恩田尽くしになってしまいました。笑 古本屋にしても、気になってる時は、目がいってしまうからか、妙に目に付くんですよね~。

そして、私が恐れていたように、momoさんは常野シリーズでは、これが一番お好きだと! きゃー。笑

トラバどもです、この後お返ししまーす。

5 ■無題

恩田作品の中では、どちらかというと癖のない作品ですよね~。
「三月~」シリーズのようにメチャクチャ癖のある作品も好きですが、こういう正統派作品もかなり好きです。

続編二冊とも読みましたが、「蒲公英~」と「エンド・ゲーム」は相当毛色が違います。
「常野」シリーズは多彩になっていきそうですね~。

6 ■悲惨すぎて・・・

表題作「光の帝国」がとても衝撃でした。
ちょっと読み返す気持ちになれないくらい。

春田一家は「蒲公英草紙」に登場しますよ♪

7 ■書き忘れました。

トラバさせていただきました☆

8 ■>おんもらきさん

超常的なものの方が癖がないっていうのもあれですが(笑)、こっちのがこのジャンルの中では正統派かもしれませんね。

続編、うう、私、楽しめるんだろうか。笑
でも、色々違うアプローチで楽しませてくれるのは嬉しいなぁ。常野シリーズ、三冊だけでは勿体無いですよね。

トラバどもです、お返ししまーす。

9 ■>びー玉さん

うん、表題作は救いのない話でしたね。
でも、最後に戻ってきた「みさき」が良かったです。

おー、春田一家、楽しみです。
私も『しまえる』能力があればなぁ。頭の中身を、せっせとブログに書き写す日々です。笑

トラバどもです、お返ししますねー。

10 ■しまえるのっていいですよねー

恩田作品の中では最初のほうに読んだ本で、けっこう好き。私もしまえるようになりたいーと思いました(笑)
続編、まだ未読なのですが、みなさんのコメント読んで、読みたいような、読みたくないような……。
まずは『黒と茶~』から(笑)
あ、そうそう、私は、このジャンル(?)だと『劫尽童女』も好きです。

11 ■>ねこ姫さん

やっぱ、「しまえる」のいいですよねー。これは本読みの夢なのか?笑
続編二冊、手に入れました♪ 読み終わったら、また載せますねー。
「黒と茶」、お気に召すといいなぁ。
あー、私、恩田作品、まだまだ取りこぼしているので、『劫尽童女』もまだなんです。これも良さそうだなぁ、と思ってました。しばらく間空けてから、読みますねー。笑<恩田さんが、続きすぎた・・・

12 ■私もしっかりと「しまい」たい・・・

ええと、引き続きこちらにTBさせていただいてご迷惑でないとよいのですが・・。
いやあ、このシリーズもすごくいいですね。
続編の二冊もつなさんは満足されたようで、私の期待も高まります。
しまう能力、やはり皆さんうらやましい気持ちは同じなんですね~。
わたしもしまっているつもりが、入れ物が粗悪品なもので、穴だらけなのが困ります。

13 ■>有閑マダムさん

マダムさんの記事はチェックしてたんですが、私もどうしようと迷ってまして。笑
御迷惑でなければ、こちらこそトラバありがとうです。
ほんとは、fc2にコメントもトラバも引き継げるそうなのですが、いまだに「完了」のメールが来ないもんだから、こんなまっちろけブログなままなんですよ…。
お引っ越しが完了したら、なんらかの手筈はとりたいと思っているのですが。

続編の二冊も私は楽しんで読みました♪
異能の話は数あるけれども、「しまう」能力はここで初めて読みました。
いいですよねえ、「しまう」。
ええ、やはりうらやましいです。笑
私もブログに一生懸命書いてても、とりこぼしがいっぱいです。

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