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2007-01-29 22:42:13

「うそうそ」/若だんな、箱根で湯治・・・・のはずが?

テーマ:新潮社
畠中 恵
うそうそ

「しゃばけ」シリーズ、第五弾。此度、わたくし、図書館で本を借りる悲哀というか、予約システムの悲哀を思い知りましたよ。「しゃばけ 」、「ぬしさまへ 」と、シリーズのはじめの二冊は読んでいたものの、間が抜けたまま、この「うそうそ」が私の手元に来ちゃったのです。間を買おうか迷ったのですが、そのまま、えいやで読んじまいました。

そのせいかどうか、今回はちょっと楽しめなかった・・・。表紙絵は相変わらずの可愛らしさなんですが・・・。珍しくも、少々辛口で行きます。
ある夜、若だんなは揺れとと共に不思議な声を聴く。その声は複数であり、若だんなが邪魔であることを告げる怪しい声、若だんなが死んでしまうと心配する声、若だんなが持っているはずの物を狙う声、そしてお終いには悲しそうな女の子の泣き声・・・。これらの声は一体何を意味しているのか?

さて、江戸ではその後も地震が頻発し、一太郎は籠がぶつかって、軽いとはいえ怪我をする。若だんなの身を心配した母は、稲荷神のご神託もあって、一太郎の湯治を発案する。庭の稲荷神様が言う事には、ゆっくり湯に浸かって養生したら、若だんなも人並みに丈夫になれるかもしれないというのだ。

ところが、この旅は最初から波乱含み。店の横の堀から船に乗って、薬種問屋・長崎屋所蔵の常盤丸に乗り換え、小田原までは海路を行き、後は箱根まで駕籠で行く。たったこれだけのはずだったのに、若だんなの傍を離れた事のない二人の兄やたち、仁吉、佐助が逃げる場所もない海の上、常盤丸の中から忽然と姿を消す。若だんなは兄の松之助と共に、旅を続け、目的地である塔ノ沢の一の湯へと何とか辿り着くのであるが・・・・。

そこで待っていたのは、ゆったりと過ごせる湯治三昧の日々などではなく、手始めに、宿から侍達に攫われた若だんなと松之助の二人は、次には天狗の襲撃を受ける。一体なぜ? そして、突然現れた佐助は、一体何をしていたのか?

ところで、箱根の芦ノ湖には龍神が、神山には父神がいるのだという。かつて、人々は龍神の怒りをおさえるために、芦ノ湖に生け贄を捧げた。そしてある年、人々は身寄りのない、神と人の女との間に生まれた娘を生け贄にした。その行いは、当然、神の怒りに触れ、山は凄まじい勢いで噴火し、芦ノ湖の半分を埋めたのだという。

助けられた姫神の思い、姫神の御守である天狗の思い、若だんなの丈夫になりたいという願い、箱根の雲助、新龍の秘密、新龍のかつての同僚、勝之進、孫右衛門の思い・・・。それぞれが「うそうそと」入り乱れる。

沢山の登場人物がいて、みな其々の思いがあるのだけれど、それらが随分と散漫な印象を受ける。また、ずーっと引っ張る一つのメインの悩みには、どうも共感が出来ない。「しゃばけシリーズ」のいいところの一つは、のほほんと明るい雰囲気に、前向きな姿勢だと思うんだけれど、このメインの悩みのせいで、その辺りが薄れているように思う。ああ、しかし、この後も、彼女、メインのキャラになっちゃうんですかね・・・・。今後は彼女も進歩していることを願います。

ところで、塔ノ沢には実際、「一の湯」があるんですが、あそこってそんな昔からあるもんなんでしょうか・・・。

コメント

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1 ■いいブログですね。

ちょっと立ち寄りましたが、
内容が豊富なブログですね。
人気が出そうです。
お暇なときにでもこちらにもどうぞ。

2 ■>shozandoさん

ありがとうございます♪

3 ■辛口

あー、これですね!
つなさんが思わず辛口になっちゃった第五弾は。
しゃばけがシリーズものであることは知っていたけれど、こんなにたくさん出ていることは気付いていませんでした。

4 ■>有閑マダムさん

そう、これなのです。笑
シリーズだけではなく、若だんなの幼い頃の、鳴家との出会いを描いた、「みぃつけた」なんて番外編も出ています。
このシリーズは、柴田さんの挿絵も魅力的ですよね。

5 ■妖一同

休みの日はお散歩に限るねぇ~。

おや、こんなところに若だんなの本の瓦版があるねぇ。

どれどれ.........
ふむふむ........

!!!

なんだって!!

どういうことなんだ!

若だんな批判じゃないか!

いや! 妖批判だ!!

だれの瓦版だ。 おい!!


責任者を出せ!責任者を。

(妖一同、大騒ぎの巻)

6 ■>妖一同、takam16さま

えー、わたくしが、責任者のつなでございますが、これは皆様御揃いで、ようこそいらっしゃいました。

なにぶん、途中をすっ飛ばしているものの言葉なので、信用も置けないかと存じますが、期待していただけに、このたびの物語はわたくしにはいまひとつ・・・・。

つか、takam16さんは実際、どでした?
私はかなしいことに、今ひとつだったんですよねえ。うーむ。

7 ■takam16

おや? 私に質問のようだねぇ。

そうですねぇ.......

しゃばけシリーズは
長篇で勝負するよりは
短編あるいは連作短編で勝負した方が
中だるみがなく
しまりがでますねぇ。

そして1作ごとに体の弱さを披露して、
それに群がる妖のてんやわんやぶりを
面白く読むのがこのしゃばけシリーズの
魅せかたではないでしょうか。


っておい!

若だんなの悪口をいわせるな!

そうだそうだ!

責任者は謝罪文を出せ!

若だんなのためならエ~ンヤコ~ラ。

(妖一同、大激怒の巻)

8 ■>takam16さん

む、やはりtakam16さんもそう思われますか。
いつかは長編でぐぐぐと引っ張る作品も読みたくはあるのですが、今のところは短篇or連作短篇が良いようですよねえ。

っと、みなさま、やはりお怒りで??
ま、一つ甘いものでも、如何でしょうか~。
ほーら、美味しいですよー。
(これで、大人しくなるのは鳴家だけ?)

9 ■一太郎

ここにくると
なぜかとなりのアマゾンに
「るるぶ箱根」
が紹介されるのはなぜかしら?

るるぶに紹介されずとも
わたしは箱根に明るいんだよ。

10 ■>一太郎takam16坊ちゃま

うふふ、amazonも面白いですよね。
でも時々、乾電池だの、なぜこれがお勧めされてるの?、と不思議になるものが出ております・・・。なぜなんだ・・・・。

あはは、takam16さんは、箱根にも何回もガイドされているの? 紫陽花電車とかも、乗ってらっしゃるのだろうか。

11 ■一太郎

私の強力なライバル
「まんまこと」
が出現して心が落ち着かないんだよ。
私は体が弱いけど、
あっちの主人公は頼りないのがウリだから
私はそれ以上に体を弱くして対抗しないと
いけないんだよ。

12 ■>一太郎takam16坊ちゃま

おお、新たなシリーズなんでしょうか。
一太郎坊ちゃまは、情報が早いなぁ。
でも、身体を弱くして対抗するってー!笑
畠中さんは、「しゃばけ」シリーズしか読んだことないんですけど、現代モノとか他の作品も気にはなるのです。でも、得意の図書館にあまりないのだものー! え、買えって?笑

13 ■朝から仁吉

私の親戚筋にあたる本

「つくもがみ貸します」

が好評なんだよ。

まあ題名にまどわされずに
「借りず」に
「買って」もらいたいんだよ。

では朝から失礼させてもらったよ。

14 ■>仁吉takam16さん

「つくもがみ」、好評のようですねえ、確かに面白そう。
え、購入ですか。
迷ってる間に、図書館に入っちゃいそうだからな~。笑

ところで、takam16さんのブログ、ping飛ばしてます??? ドリコムでRSSを拾ってるはずなんだけど、いつの間にかtakam16さんのブログを見失ってましたよ・・・(検索したら、ちゃんと出てきたけど)。

15 ■仁吉

心配には及ばないんだよ。

私がブログを更新することは
今後2度とないから
登録しようがRSSに入れようが
無反応なんだよ。
ご隠居ご隠居。

16 ■>仁吉takam16さん

いやいや、アメブロの方じゃなくて、fc2の方ですよ~。
も、もしかして、あちらももう更新がないのですか??
淋しいよー。
(でも、肩こりはお大事に!)

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