つな
おすすめの100冊(amazon)

(bk1)

にほんブログ村 本ブログへ





Google

WWW を検索
ブログ内検索

フィードメーター - 日常&読んだ本logあわせて読みたい
2006-09-11 00:37:11

「黄昏の百合の骨」/水野理瀬、再び!

テーマ:講談社
恩田 陸
黄昏の百合の骨

そこは百合の館。常に噎せ返るような百合の香りが漂う。

どこか妖しげなこの洋館を、近所の人々は「魔女の館」と呼ぶ。それはそこに棲む女達を指すものなのかもしれない。

水野理瀬は祖母の遺言により、この家にやって来た。祖母は「水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」との奇妙な遺言を残していた。祖母が気に掛けていた、処分しなくてはならない「ジュピター」とは一体どんなものなのか? また、祖母の死は不幸な偶然だったのか?

理瀬とは血の繋がりのない、楚々とした姉、梨南子と、毒々しい妹、梨耶子の姉妹。従兄弟の稔と亘。彼らがそれぞれの思惑で、「ジュピター」を探す。

「麦の海に沈む果実」 のラストで記憶を取り戻し、悪の世界、裏の世界を歩む事を完全に受け入れた理瀬。善とはしょせん悪の上澄みの一部に過ぎないと嘯く理瀬が切なくもある。

理瀬はこれからますます、強くあらねばならない。理瀬の時間がこうやって流れていく中、彼女のパートナーであるヨハンの身にも、同じような戦いの時間が流れているのかもしれない・・・。

しかし、自覚した悪と、そうでない悪とどちらが恐ろしいかと言えば、全く自覚のない、感情だけで動く悪の方がより恐ろしいようにも思える。「幸福な上澄みの一滴」に見えた少女に巣食う悪は空恐ろしい。これに関しては、「図書室の海 」の睡蓮」を読み返してみたくなる。

全き上澄みの幸福な一滴である亘との道が完全に分かれ、理瀬は少女時代を終えるのかもしれない。

コメント

[コメント記入欄を表示]

1 ■こんにちは。

この作品は好きですね~。
理瀬のこれからの長い闘いも垣間見えたような気がしました。
恩田作品にしては珍しく(失礼ですが)ラストがスッキリしている作品だな~って思ったのが感想ですね。
なぞが解けたときに、あ~!なるほど。って思いました。
ヨハンが主人公の作品、ありますよ。
アンソロジーの「殺人鬼の放課後」のなかに集録されてます。
それもなかなか面白かったですよ^^

2 ■>苗坊さん

こんばんは~。トラバどもです♪
この後、お返ししますねー。

ほんとこうなると、理瀬のこの後も是非読みたい!笑 うーん、いい女になるのでしょうね、理瀬。
あはは、確かに「続く・・・・」な終わり方だけに、ラストが珍しくスッキリしてたのかもしれませんね。笑
おー、なんと、ヨハンが主人公の物語があるのですね! 読みたーい! (でも、我が図書館には置いていない模様・・・くすん。涙)

3 ■こちらではトラバ不発(笑)

コメントありがとうございます&トラバできなかったみたいで、お手数をおかけして(汗)

ほんと、理瀬はいい女になりますねぇ。
大好きなキャラです。
ヨハンの物語も稔や亘の物語も、読んでみたいシリーズですねぇ。

4 ■>不発ねこ姫さん

ああ、これでは、ねこ姫さんが不発なようだわ!笑
いえいえ、こちらこそお手数をおかけしまして。

理瀬はいい女になるのでしょうね。でも、少女期の終わりというのは、何だか切ないものもありますよね・・・。大人の女になっちゃうのね、みたいな。
うんうん、稔や亘も読んでみたい♪
<そして、増殖する恩田ワールド。笑

コメント投稿

コメント記入欄を表示するには、下記のボタンを押してください。
※新しくブラウザが別ウィンドウで開きます。

一緒にプレゼントも贈ろう!

トラックバック

この記事のトラックバック Ping-URL :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10016883307/b8eddaa2

  • 1 ブログタイトル:苗坊の読書日記
  • 記事タイトル:黄昏の百合の骨 恩田陸
  • 記事概要:黄昏の百合の骨 オススメ! 小さな町に、魔女の館と呼ばれている家がある。そこに、水野理瀬はやってきた。 ここは理瀬の祖母が持ち主だった。祖母が事故で亡くなり、遺言として理瀬が半年以上館住むことがかかれていた。 イギリスに留学していた理瀬はそれを途中で区...
powered by Ameba by CyberAgent