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2006-06-20 23:24:39

「星を帯びし者」/その額に三つの星を帯し者は

テーマ:ハヤカワ文庫
オンライン書店ビーケーワン:星を帯びし者
パトリシア A.マキリップ, 脇 明子
星を帯びし者

王国の片田舎、ヘドの領主モルゴン。彼はこれまでの他の領主たちとは少し違っていた。ヘドは頑固な農民の国。この国から一歩たりとも出ずに死ぬ事だって珍しくない。

ところが、モルゴンときたら、ケイスナルドの謎解き博士たちの大学で三年を過ごし、ヘドに戻ってきてからも、命をかけたペヴンとの謎かけの試合により、古のアウムの王冠を手に入れる始末。

「偉大なる者」が治めるこの王国においては、領主、つまり領国支配者というのは、文字通り、その領国に身も心も結び付けられた存在。モルゴンの弟、エリアードや、妹トリスタンは、領国をないがしろにするような、モルゴンの行動に我慢が出来ない。

ところで、古のアウムの王冠を手に入れたものには、アンの支配者マソムの娘、レーデルルが与えられる事になっていた。モルゴンは、「偉大なる者」に仕える竪琴弾き、デスとともに、アンの国へと向うのであるが・・・。

所謂、児童書のファンタジーは良く読んでいたんだけれど、大人になってからは、ファンタジーではなく現実を描く物語を読むことが多かった。というわけで、こういった物語にあまり馴染みがなく、今回のこの本も、当初は読み進めるのに苦労した。でも、分からないものを、そのままザバザバ流し読むような読み方に変えてみたら(どのみち、読んでると後で分かる事もあるしね)、読み進めるのが随分楽になった。うーん、会得したこれが、ワタクシ的大人版ファンタジーの読み方なのかも。

でもって、ドラクエやFFなどの有名どころのRPGは、一通りやったことがあるんだけど、こういったファンタジーはまさに、RPG的なんだな~、と思った。というよりは、RPGがファンタジーを模倣してるんだろうけど。あちらに旅し、こちらに旅し、色々な人から話を聞き出し、その一つ一つのピースが最後にぴたりとはまる。

この「星を帯びし者」は、イルスの竪琴」シリーズの、全三巻中のまだ第一巻。「偉大なる者」に会う為に、エーレンスター山に向ったモルゴンを迎えたのは、さて何者であったのか。

一巻においては、頑固者の主人公、モルゴンをまだ好きになる事が出来なかったのだけれど、脇の人物、王国の歴史、それぞれの土地の風景が魅力的な物語だった。そもそも、タイトルの「星を帯びし者(スター・ベアラー)」という言葉自体が、魅力的だよね。

山岸涼子さんによる、美麗な表紙、挿絵も実に魅力的。

コメント

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1 ■表紙

表紙出ないんですね~。もったいない。
私もこの本は少し読みにくかった記憶があります。
内容は…ああ、またよく憶えていない~(ナサケナイ)。謎かけが山ほど出てくるのですよね、たしか…。

(耳元でこっそり)
…ブックオフですか?笑

2 ■一太郎書店

なんだって!
またブックオフなのかい!!

一太郎書店も
古本屋をはじめようかねぇ~。

3 ■>rizwordsさん

そうなんですよー、amazonてば!<表紙
おっと、でも、今、念のためにbk1を見に行ったら、一巻だけ表紙が出てきました。後で貼っておこうっと。
rizwordsさんも読みにくかったのですね~。では、私が読みにくくても不思議ではないな・・・。笑
そうそう、謎かけが山ほど出てくるのです!

(小声で)
いや、ブックオフではないのですが、とある事情で私の手元にやってきたこの本。ええ、お金出してません。笑

そして、「ブックオフ」に、一太郎書店店長takam16さまが、反応されている!笑

4 ■>一太郎書店takam16店長さま

ちーがーうーのー。
でも、まぁ、新刊書店で購入したものではございません・・・。笑

一太郎書店の品揃えも面白そうです(っつーことで、ブログ記事更新は?と、催促してみる。笑)。

5 ■1巻の表紙

1巻だけ、たしか、一度復刊されてるのですよ。だから画像が出るのかも。

さて、やはりタイトルに惹かれますね。星といえば、占星術というものがあって、「星」そのものが「運命」を意味する場合があります。
それを考えると、星を帯びし者とは、運命の子とも言えそうな気がします。
まさしく、RPGの主人公の多くが、そうであるように(笑)。

6 ■>とらさん

おー、そういう事情があったのですね。<一巻の表紙

そうそう、タイトルがいいですよね~。星はそのまま運命になるのですね。
確かにモルゴンは運命の子でありましたね。笑 読みながら、これビジュアル化若しくはゲーム化してくれないかなー、と思いました(でも、変身術者たちを逃れるのは、大変かなー。笑)。

7 ■1巻だけ復刊

最初、ハヤカワFTは背表紙が白かったんだけど、後に、オレンジっぽい色に統一されました。
で、番号が若い事からわかるように、本来、この三部作は全て白い背表紙だったんですね。
ところが、復刊(というか、再版)された時、背表紙はオレンジになっちゃったんです(笑)。1巻だけオレンジってことになり、しかも2巻以降は再版されなかったため、古本屋などで2~3巻を探した人は、バランスの悪さを感じたんじゃないかと思ってます(笑)。

ビジュアルか~。
アニメーションだと、たしか、本作のイラストを担当している山岸涼子の名作『妖精王』は、いまいちであった、と聞いているので、どうなのかな~と思ってしまいます。線が繊細だからなあ。
テーブルトーク(TRPG)かボードゲームのがうまくいくかもしれませんね。

8 ■>復刊本

>とらさん
復刊本は、そゆとこが難しいですよねー。笑 なかなか、そういうところまで拘って、復刊はしてくれないものなのでしょうか。

そうか、線が繊細だと、アニメには向かないのか・・・。では、いっそ実写で!笑 レーデルルの炎とか見てみたい♪(でも、鴉になったり、ヴェスタになったり、きっと大変ですね。笑)

9 ■今ならば

CGがあるから、たいていの特撮はなんとかなっちゃいますね(笑)>変身
指輪とかナルニアとか見てると、実写の方がいけるかもしれないですねえ。

10 ■>実写

>とらさん
ええ、見てみたーい! でも、尺がすごいことになりそう・・・。ト、トイレ・・・、とか。笑

11 ■途中参入希望♪

このシリーズは、確か「妖精王」の連載が終わった頃に出たんで、、、山岸さんの絵柄が、まさにその雰囲気なんですよね。
できれば山岸さんに、マンガ化して欲しかった、、、(それもムリな話ですけどね)。

12 ■>主婦いちみさん

どうも、いらっしゃいませ~(途中参入歓迎♪笑)。
そうそう、このシリーズ、表紙や挿絵のイメージも合っていたし、漫画化してもきっといいですよね~。いや、このボリュームをどうするんだ、って気もしますけど。笑 私も漫画で見たーい!
(むむ、「妖精王」は読んでないのですな。逃してるものが数多い・・・。汗)

13 ■ビジュアル

ああ、そうか、漫画っていう手があるよなあ。
『妖精王』は、俺、たしか、本三部作を読んだ後に、興味を持って読んだような記憶があるんだけど、ちょうどそれが連載の終わりあたりだったのですね。単行本しか知らん。
今でこそ、ケルト神話の本ってたくさん出ていますが、当時はなかったため、ずいぶんマニアックな漫画だと思ったんだよな(笑)。
いや、今でも、クーフーリンはともかく、「赤枝の騎士団」などと言われて、「ああ、あれ」と咄嗟に思い浮かぶのは「通」な人だろう。

いずれにせよ映画で作るならやっぱ3本ですよ、3本(笑)。1本じゃ無理。

14 ■ビジュアル

>連載の終わりあたりだったのですね。
時期的には、「妖精王」コミックスの発刊と、この第1作の発刊がわりとシンクロしてたように記憶してます。

実は、、、マキリップ作品はこれをきっかけに読み始めたんで、山岸さんには大感謝なんです。
つなさん、未読なら「妖精王」もぜひ! 私的には、「日出処~」よりも好きな作品なのです♪

映画の3部作とかも観たいなぁ!!!

15 ■>ケルト神話

>とらさん
ううむ、いちみさんにもお勧めされているし、これは「妖精王」を読むべきなのか。てか、私、萩尾望都さんも読んでないし、ほんとに色々抜けてるなぁ。汗
でも、マキリップ作品に触れた人が「妖精王」に、「妖精王」に触れた人がマキリップ作品に、と良い相互作用があったのですね。
しかし、ケルト神話・・・。アーサー王などもなぜか読まなかったし(子供の頃、途中まで読んで挫折した覚えが)、ああ、「通」な人が分かるそれらのアイテムが全く分からない恐れが!笑

そして、映画だったらやはり三部作?笑 でも、一部の最後など、あそこで終わられると凶悪かも。笑

16 ■>主婦いちみさん

いちみさんのマキリップ記念作品でもあったのですね!笑 私も初だったのですが、細やかな情景描写とか、良かったです。そして、物語を織り上げる手腕にうなりました。

山岸さん。実は、「日出処~」も未読なのです・・・。漫画喫茶にあるかなぁ。

映画の三部作。笑 モルゴンには誰がいいのかしら。アナキンなヘイデン・クリステンセンでは、ちょっとがっちりしすぎですかね(妄想中)。

17 ■第一部の最後

だいじょぶ。
かのスターウォーズだって、第2作目(Episode V になるのかな? 帝国の逆襲)ラストは、とんでもないです(笑)。テレビドラマでもないくせに思い切りクリフハンガーです。

『妖精王』とか。
読んでいないとだめなもの、ではないけど、この作品は凄いですよ。
ケルト神話とアイヌの伝説とギリシア神話が、「ニンフィディア」という妖精世界に、無理なく融合しているのです。ストーリーの基本ラインはケルト神話から取材しているんだけどね。

18 ■>クリフハンガー。笑

>とらさん
そういえば、そういった映画も結構ありましたよね・・・。ラスト音楽流れてから、本当のラストがあるとか(いや、これはちょっと違うけど、帰っちゃうお客さんとかもいて、おいおい大丈夫か、と思いました。笑)。

ええー!ケルト神話とアイヌの伝説とギリシア神話か~。・・・すでにくらくらしてきたんですが。笑 でも、その融合世界は面白そうですね。

19 ■融合する神話

面白いですよ(笑)。
例を挙げると、主人公を助けるのがケルト神話のクーフーリン、途中手助けするのがギリシア神話のケンタウロス、途中襲ってくるのがアイヌに伝わる摩犬セタ、な~んて感じになるわけです。

20 ■>何でもあり?

>とらさん
おー、すごいすごい。笑
それらが違和感なく出てくるってとこが、またまたすごいですね。とらさん、のお墨付きということは、信頼もおけそうだし♪ いちみさんのお勧めでもあるしね。

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