「星を帯びし者」/その額に三つの星を帯し者は
テーマ:ハヤカワ文庫
王国の片田舎、ヘドの領主モルゴン。彼はこれまでの他の領主たちとは少し違っていた。ヘドは頑固な農民の国。この国から一歩たりとも出ずに死ぬ事だって珍しくない。
ところが、モルゴンときたら、ケイスナルドの謎解き博士たちの大学で三年を過ごし、ヘドに戻ってきてからも、命をかけたペヴンとの謎かけの試合により、古のアウムの王冠を手に入れる始末。
「偉大なる者」が治めるこの王国においては、領主、つまり領国支配者というのは、文字通り、その領国に身も心も結び付けられた存在。モルゴンの弟、エリアードや、妹トリスタンは、領国をないがしろにするような、モルゴンの行動に我慢が出来ない。
ところで、古のアウムの王冠を手に入れたものには、アンの支配者マソムの娘、レーデルルが与えられる事になっていた。モルゴンは、「偉大なる者」に仕える竪琴弾き、デスとともに、アンの国へと向うのであるが・・・。
所謂、児童書のファンタジーは良く読んでいたんだけれど、大人になってからは、ファンタジーではなく現実を描く物語を読むことが多かった。というわけで、こういった物語にあまり馴染みがなく、今回のこの本も、当初は読み進めるのに苦労した。でも、分からないものを、そのままザバザバ流し読むような読み方に変えてみたら(どのみち、読んでると後で分かる事もあるしね)、読み進めるのが随分楽になった。うーん、会得したこれが、ワタクシ的大人版ファンタジーの読み方なのかも。
でもって、ドラクエやFFなどの有名どころのRPGは、一通りやったことがあるんだけど、こういったファンタジーはまさに、RPG的なんだな~、と思った。というよりは、RPGがファンタジーを模倣してるんだろうけど。あちらに旅し、こちらに旅し、色々な人から話を聞き出し、その一つ一つのピースが最後にぴたりとはまる。
この「星を帯びし者」は、「イルスの竪琴」シリーズの、全三巻中のまだ第一巻。「偉大なる者」に会う為に、エーレンスター山に向ったモルゴンを迎えたのは、さて何者であったのか。
一巻においては、頑固者の主人公、モルゴンをまだ好きになる事が出来なかったのだけれど、脇の人物、王国の歴史、それぞれの土地の風景が魅力的な物語だった。そもそも、タイトルの「星を帯びし者(スター・ベアラー)」という言葉自体が、魅力的だよね。
山岸涼子さんによる、美麗な表紙、挿絵も実に魅力的。











1 ■表紙
表紙出ないんですね~。もったいない。
私もこの本は少し読みにくかった記憶があります。
内容は…ああ、またよく憶えていない~(ナサケナイ)。謎かけが山ほど出てくるのですよね、たしか…。
(耳元でこっそり)
…ブックオフですか?笑