「砂漠でみつけた一冊の絵本」/大人にとって絵本とは?
テーマ:岩波書店
柳田 邦男
「砂漠でみつけた一冊の絵本 」
目次
プロローグ いのちの泉・絵本との出会い
1 悲しみを心の糧に
2 絵本がひらく新しい表現世界
3 おとなこそ絵本を座右に心の砂漠にうるおいを
おとなにすすめる絵本 第1弾 24冊
言葉と心の危機の時代に
おとなにすすめる絵本 第2弾 27冊
4 心と言葉の危機の時代に
あとがき
本書でとりあげた絵本
絵本は未知なる世界というわけではないけれど、たいていの人は、大人になってからは縁薄くなっている世界。柳田さんのガイドにより、絵本の世界を深く楽しみ、味わいましょう、という本。こちら で以前取り上げた、「はじまりの記憶」に繋がる、伊勢英子さんの本との出逢いについても書かれている。
8ページにわたるカラーページがあって、おとなにすすめる絵本として、「「生と死」、そして愛と悲しみと」などのサブタイトルが付けられて、このジャンル別に絵本が紹介されているのも良いところ。ほとんど古典といえるもの、かなりメジャーな作品も含まれるけれど、私は知らないものもありました。
気になっていつか読むぞ、と思った絵本たち。
アクセル ハッケ, Axel Hacke, Michael Sova, 那須田 淳, 木本 栄,
ミヒャエル ゾーヴァ ちいさなちいさな王様
大塚 勇三, 赤羽 末吉 スーホの白い馬―モンゴル民話
←ここから繋がった、もう一つの物語、脳性マヒのやっちゃんと施設内学級の鎌田先生、モンゴルのツェレンドルジ氏父子のお話も素晴らしい。いい物語は、更に新たな人との繋がり、出逢いを作り出す(この下の本)。
かまだ しゅんぞう
スーホの白い馬に会ったよ―天国のやっちゃん、モンゴルにいく
いせ ひでこ 1000の風・1000のチェロ
いせ ひでこ 雲のてんらん会
星野 道夫 クマよ
←星野氏が生前に完成させた作品ではなく、カムチャッカでクマに襲われて亡くなった後の作品であり、星野氏の写真絵本を担当してきた福音館書店の編集者が、直子夫人やデザイナーのなかのまさたか氏と協力して、星野氏の遺志を受け継いで構成したものだという。
谷川 俊太郎, 乾 千恵, 川島 敏生 月人石―乾千恵の書の絵本
←書と文と写真であらわす、自然の形
山極 寿一, ダヴィッド・ビシームワ ゴリラとあかいぼうし
←この中に書かれているというゴリラ語に興味あり。
ユーリー ノルシュテイン, セルゲイ コズロフ, Yury Norshteyn, Francheska Yarbusova, Sergey Kozlov, こじま ひろこ, フランチェスカ ヤルブーソヴァ
きりのなかのはりねずみ
←もともとはアニメーション映画なのだそう。柳田さんの、この本の表紙にいるのも、同じはりねずみ。キュートだ♪
梨木 香歩, 出久根 育 ペンキや
ほとんど絵本の羅列になってしまいましたが、この柳田さんの本自体も良い本です。柳田さんの本を読むと、いつも「良心」という言葉を思い出す。











1 ■この本持ってます
柳田さんの文章読んでると、大切なことに気づかされる気がします。
最初は図書館で借りたのですが、私が好きな絵本がたくさん紹介されていたことと、他の作品を読んで知っていた、柳田さんの息子さんの話と重なる部分があって、柳田さんが絵本に惹かれていった理由がすごく悲しくて、意味のあるもののように感じたので、あらためて購入しました。今でも時々読み返しいます。