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2005-12-15 09:16:01

「猫城」/どこかにあるかも? 猫の世界

テーマ:その他の出版社
オンライン書店ビーケーワン:猫城
「猫城」
南條 竹則著
東京書籍

無宿人となった詩人である「我輩」は、K大学での講演を切っ掛けに、九州の泉都である、とある温泉地に流れ着く。そこで「我輩」は、隻眼の大きな虎猫(「政宗」と名付けた)に出会う。政宗は、町のそこここに貼ってある、お霊符(「此処に犬猫を捨てるな その家に禍が起こります」&呪いの字を書き付けた霊符)を剥がそうと試みており、彼に助力を請われた「我輩」は、お霊符を引っぺがしてやった。

政宗達に品定めをされた「我輩」は、どうやらそれに合格したらしい。講演料も底を尽きた「我輩」は、彼ら猫の導きにより、神乃輪の「くじら荘」に宿を移す。後からやって来た老人(”猫ひげ”とでも呼んでくれ)には、毎晩美味い料理を振舞ってもらえることになる。

さてさて、うまい話には、通常の場合、裏がある。彼ら猫族の望みとは一体何か?それは猫文字で書かれた巻物「万猫譜」(猫神からはじまって、かくれもない猫族の系譜が綴ってある)に、「神乃輪の猫の歴史」の続きを書けということ!
「我輩」は勿論人間だから、「猫文字」を簡単に解するわけではなく、「猫文字」を理解するまでの努力もまた、涙ぐましい。

更に「万猫譜」とは、実は天のお役人にご婚礼の儀を願い出るための書類であった。天官様に楽しんで頂く、口語体の部分が終わったら、次は駢儷文”ニャンスクリット”で上奏文を書かねばならない。お輿入れまでの時間が迫る。鍋島の猫姫様の嫁入りには、果たして間に合うのか?

またこの輿入れにより、神乃輪の猫達が強力な後ろ盾を得て、猫城が建つことを快く思わない、葱坊主のようなバケモノ<アラダマ>の妨害から逃れ、無事神乃輪の猫達の願いは叶うのか?

最後は「我輩」という一人称は、これのためだったのか、という終わり方。
ま、それは大方予想がつくかものかもしれませんが。

話は荒唐無稽だけれど、温泉の描写、”猫ひげ”の作る料理、美麗な駢儷体”ニャンスクリット”、「万猫譜」に記された猫の話などが、独特のリズムある文体で語られ、面白かった。 南伸坊氏による装丁の、すっとぼけた風のある、「猫殿様」の絵も楽しい。

しかし、これ、「
ドリトル先生の英国 」を書いた人とはとても思えないし、更にこの著者は、tujigiriさんが紹介されているような、こんな小説(tujigiriさんの記事はこちら→「酒仙」南條竹則 / 芳醇なる教養ファンタジー )も書かれている方なんですよね。

巻末の著者経歴から抜書きすると、1993年『酒仙』で第五回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。賞金で中国浙江省にて宮廷料理「満漢全席」の大宴を開き『満漢全席』を著す」そうであります。満漢全席なんて、漫画でしか見たことないよ・・・。tujigiriさんの『酒仙』の記事を読んだ時も、只者ではないな、と思ったのですが、やはりすごい人のよう。お酒にも食べ物にも温泉地にも造詣が深く、且つ「西洋史学科卒業、同大学院英語英文学修士課程終了」ってすごいよね。『酒仙』も読んでみるべきかな。

 
南條 竹則
猫城

*臙脂色の文字の部分は引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡ください。

コメント

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6 ■>とらさん

うん、tujigiriさんは講談調って書かれてたのかな。雰囲気を出すために、引用をしたかったのですが、これ、引用する箇所も難しくって、挫折しました。
この本は、「我輩」の一人語りなので、そこはかとなく口語体な雰囲気です。
注目って事は、やっぱり近いうちに読まれるのかなー、かなー、かなー。笑
(軽いプレッシャーとして、えいえいえいとふかふかの毛皮を押してみる。笑)

7 ■ふかふかの毛皮

(目細め~)
みつかったら読むと思います(笑)。
まだ手を出していない作家ってこともあるし、文庫本でお目にかかれなさそうなので、積極的には捜していないのですよ。

8 ■>とらさん

「酒仙」は文庫に落ちてるみたいですぜー。あと、こんなの見つけちゃいました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861760062/qid=1134645147/sr=1-5/ref=sr_1_10_5/250-4290006-9605062
(デビルマンではなく、悪魔一般についての話みたいですが)
てか、えーと、私は一体何の営業?笑

さらに、なでなで♪
(細めた目が気持ちよさそうだなぁ、枕にしようと虎視眈々。笑)

9 ■文庫に落ちてたか

おおっと(笑)
そうか、文庫に落ちてるなら、買いかなあ。『酒仙』、面白そうですしねえ。
……うん?<虎視眈々
(ゆうわくするように、ぬあ~っと体伸ばしてよこたわり)

10 ■>とらさん

こんばんはー。
ふふ、そうみたいですよ、「酒仙」。新潮文庫だそうな。私は図書館にあるのを確認したので、図書館決定ですが。笑

よこたわり?? そっと横で寝そべってみる。あったか~。笑

11 ■理想的には

この『猫城』が文庫になっていればいいんだけど、出してるのが東京書籍だと、なんか難しそう(笑)。
やはり、また、暇見て図書館か古本屋に行かないと。

12 ■>とらさん

うーん、東京書籍って、教科書とか出してるとこですっけ?
どんな本だかは知りませんが、「あくび猫」なんてのもあるそうですよ。猫好きな方なのかも。
(と、さらに課題本?を増やす。笑)

13 ■東京書籍

教科書も出してたっけ?
わりと、学術書寄りの出版物が多いイメージですが、なによりかにより、東京書籍って文庫のレーベル持ってないですからねー。
てことは、版権をたとえば角川とかが買い取って文庫化してくれる、というパターンでないと無理っぽい。
ね、難しそうでしょう(笑)。
南條竹則がどんどん売れれば、可能性が高まるのですが。

14 ■この本もおもしろそう

「酒仙」、決定だそうで。
めでたい。
感想楽しみにしてますね~。

とらさんも決定かな?
僕がゲッターロボを読んだあかつきには、必ず読んでもらいやしょう(笑)。



15 ■ゲッターロボ

↑tujigiriさんのこれと
競争する(笑)?

16 ■>とらさん

ちょっと調べたら、やっぱり教科書も出してるみたいです。なんとなーく、そんな印象が残っていたのです。
で、文庫がない出版社はねえ。笑 いや、まったくです。古本屋にあるといいですね。

>競争
よーい、ドン!笑
(って、まだ手に入れるかどうかも、お二人とも決めてないだろう。笑)

17 ■>tujigiriさん

かけっこの号令かけちゃったー(違)。

ゲッターロボは、とらさんの記事を読むだけでも、漢の匂いがむわんむわんと。笑
(ああ、だから、どうして、自分はわざわざ音姫の方向に、いっちゃうんだろう)
tujigiriさん、読まれるのかな?

18 ■東京書籍

うちにはもちろん、教科書は残っていなくて、専門書とかならあると思うんだけど(笑)。
中学の頃だか、地図帳か年表が東京書籍だったような、おぼろーな記憶があるのです。

19 ■>とらさん

うちにも流石にありません。笑 単に、教科書好きの子供だったからかも。

20 ■教科書

えっっっ。
教科書好き……。
ああ、つなにも優等生のにおいがする(笑)。
弟も妹も優等生タイプで長兄だけが違うのであった(笑)。<ただのわんぱく坊主

21 ■>とらさん

いや、「読み物」に飢えてたので、教科書も好きだったというだけです。笑 でも、優等生だったかも、確かに。笑(先生には生意気だと、よく嫌われましたが)
腕白が一番!(ちょっと、ハムのCMのようだが。笑)

22 ■わんぱくでもいい

なーんて、全然言われなかったはずですが、わんぱくに育ってしまいました!
そういや、ハム大好きだな。
(単に基本的に肉がすき)

23 ■>とらさん

ハムをがっぷり咥えた「とら」を想像してしまった。笑
で、「ナニ?」って振り返るの。
・・・美味しい??笑

24 ■おいしー

ハムがっぷり。好きですねえ。
子供の頃から!(笑)
(お歳暮のハムは俺のもの状態)
肉塊が好きって話もあるが。

25 ■>とらさん

おいしー、のですね。笑
はぐはぐ?
肉塊って、肉塊って、なんか字面が既にすごいです。笑

26 ■なんつっても肉食獣

かわいい仔羊とか、かわいい仔牛とか、かわいい子豚とか見ると、
「ああ、うまそう……」
ハム1本、まるごとかじった事もありますねえ(‥
もちろん、一気に食い尽くしました。

27 ■>とらさん

・・・子猫とか豆柴とかは大丈夫?笑
うおー、ハム一本。そういえば、子供のころの夢でしたが、大人になったら、ハムはそんなに好きじゃなくなりました。笑

28 ■それは大丈夫(笑)

日本的には、食肉じゃないですからねえ(笑)。
ハムは、うまいやつはむちゃくちゃうまいですよ。ベーコンも。叉焼も……。

29 ■>とらさん

良かったー。危ない、危ない、喰われるところだった。笑
塊ベーコンは好きなのです。うーむ、でも、言われてみれば、うまいハムを食べたことがないのかも。

30 ■塊ベーコン

ああ、あれいいよね、煮込みものにぶちこむと味が全然違うし、切って喰うのも、好きなだけ厚切りにできる。<さすがにこれは切って喰う

31 ■>厚切りベーコン

>とらさん
あのぴらぴらのうす~いベーコンとは、別物ですよねー。うまい、うまい。はぐはぐはぐ。

32 ■薄切りベーコン

切って売っているやつ。
あれは……重ねてまとめて喰います(汗)<切ってある意味がない?

33 ■>意味なし!笑

>とらさん
でも、ああなっちゃうと、何であんなに味が違うのでしょうか??はてなー。

34 ■製造過程か原料か

不思議ですよねえ。
私のひいきは、楽天にもヤフーにも出店している「サンライズファーム」です。

35 ■>とらさん

…原料なんでしょうか。
(ああ、でも両方「ベーコン」だよ!笑)
とらさんは、贔屓があるんですねえ。さすが、肉食獣!笑

36 ■膨張剤なし

のハムを作っているところなのです(笑)>サンライズファーム
うまいですよ。
オークションで安く落とした時とかしか、買ってないけど(笑)

37 ■>とらさん

怖くて手を出せないオークション。
…てか、そういうの面倒に思えてしまってだめなんですよね。なんか、オークション向きの人とそうでない人間がいるように思います。
でも、うまいハムはいいなぁ(じゅるり)。

38 ■ショップのオークション

これは、そんな怖くないですよ(個人差はあるだろう)。
いつもではないけど、たいてい、最安値~最安値プラスαくらいのところで落札する俺。
いや、単に入札しなおしをしないだけなので、運なのだと思いますが。

39 ■>とらさん

>最安値~最安値プラスαくらいのところで落札する俺
やっぱ、肉食獣の野生の勘が?笑
運もあるんですかねえ。

40 ■どうだろう(笑)

運がかなりのところ、働いている気もします。
だめな時は入札してもだめですし。

41 ■>とらさん

もしかしたら、運よりも気合なのかも!笑
そうそう、トラバ、ありがとうございました。さすが、兄貴、仕事が早い!この後、お伺いしますね。

42 ■すぐに読めた

早かった(笑)。
この本、実は古書店で新品じゃないか? ってのが、出てたのです。格安で。ラッキーでした。
これも気合か?

43 ■>とらさん

おお、それはそれは。
うん、やっぱり気合かも。笑
(もしくは、呼び寄せの術)

44 ■そして次は

今日明日くらいに、『酒仙』が手元に届くと思う。
もっとも、すぐに読めるとは限らないが(笑)。他の本が少し積んであるしね。

45 ■>とらさん

は、早ー!笑
とらさんは、一旦点火すると、きっとめちゃめちゃ早いのですね。笑 図書館には明々後日行く予定なので、私もその時に「酒仙」を借りてきまーす。
とらさんとこにも、積読があるんですねえ。なんか、届いた端から読んでるイメージが。笑

46 ■積んであるもの

一回あたり何冊も買いますから、当然それが消化されるまでは積んであることに(笑)。
あと、たまに、「今買っておかないと後でなくなるから」と買っておき、ずっとそのまんまになってる本というのも、ありますね。結局は読むのですが(笑)。

47 ■>とらさん

「今買っておかないと後でなくなるから」買わねばならぬ本というものの存在を、とらさんとこで知りました。笑 世の中には本が溢れているというのに!

48 ■本が溢れているからこそ

1作あたりの部数が昔より限られてるわけで、品切れになるのも早いわけですよ(汗)。
ロングセラーの定番作品などはともかくとして、エンタテイメント系(ミステリとかSFとかライトノベルとか)は、見たら買っておく。でないと入手できず苦しむ事になってしまうのです!(笑)
本地獄。

49 ■>とらさん

出版のシステムが、既にそうなっているのかもしれませんが、どうでもいい本のために、良書が追いやられているのかなー、と思うと悲しいですよね。
でも、ミステリ、SFはそもそもの、発行部数が少なそうですね。笑 
>本地獄
う、とらさんにぴったりの地獄ですね。笑(そんな言い方ってないのか?)

50 ■修行かもしれない!(笑)

本地獄。うむまさに。
その中をいかに生き抜くかが修行。
エンタテイメントが良書と言えるかはわかりませんが(笑)、ライトノベルなどはまさしく「売れれば正義」ですからねえ(汗)。
一部の人気ある作家以外は、そりゃもう大変です。

51 ■>本地獄。笑

>とらさん
うむむ、堕ちたいような、堕ちたくないような。笑
ライトノベルは「ライト」なだけに、その一瞬に売れるかどうかの判断なのでしょうかねえ。
でも、文庫が絶版になってたりすると、裏切られた気分になるなぁ。文庫って、良書を手軽に、ってコンセプトだと信じていたのに。

52 ■部数

一部作品以外は、落ちることはあっても増える事はないんじゃないかとすら思えるライトノベルの世界。
シビアです。
読む方も、情報をキャッチしたら即、買いに走らないといけないっていう状態がもう何年続いているやら(笑)。

53 ■>シビアなライトノベルの世界

>とらさん
うーむ、大変ですなぁ。出版部数が増えれば増えるほど、どんどん薄くなっていくようにも思えるし。ブログも似たような感じなのかしら?笑(数が増えれば増えるほど、茫洋としていきそう)
>情報をキャッチ
でも、とらさんは、がっちり掴んでそうですね。(ああ、でも、とらさんとこの掲示板で「上巻買い忘れた!」っておっしゃってました?笑)

54 ■上巻を買い忘れ

いや、あるのはチェックしていても、実書店でもネット書店でもやっちゃのです、たまに(笑)。
持ったつもり(買い物籠に入れたつもり)で、帰ってみると
「……ない」。
最悪、上巻のみまたは下巻のみを2冊買っていたというのがありました!(笑)

55 ■>上下巻

>とらさん
上巻のみ、下巻のみ二冊。うう、辛いです。笑

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