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2005-10-27 09:07:57

「倉橋由美子の怪奇掌篇」/幻想的な

テーマ:新潮文庫
倉橋由美子「倉橋由美子の怪奇掌篇」

目次
ヴァンピールの会
革命
首の飛ぶ女
事故
獣の夢
幽霊屋敷
アポロンの首
発狂
オーグル国渡航記
鬼女の面
聖家族
生還
交換
瓶の中の恋人たち
月の都
カニバリスト夫妻
夕顔
無鬼論
カボチャ奇譚
イフリートの復讐

どれもごく短い幻想的なストーリー。目次を見ても、なかなかに妖しげなタイトルが並んでいる。秋の夜長に如何でしょうか。

私が好きなのは、「首の飛ぶ女」「事故」

「首の飛ぶ女」は、夜毎、恋しい人の下へ首を飛ばす美少女の物語。語り手である「私」の父の友人Kは、戦地から引き揚げる際に、中国人の女の子を連れ帰ってきた。美しく成長した彼女は、実は飛頭蛮と呼ばれる種族の一員であった。この種族は、夜中に頭が胴を離れて飛びまわるという、変わった習性を持つ。Kと彼女との関わり、また生前の「私」の父との関わりとは。

首を飛ばすって随分野蛮な話に聞こえるけれど、そこは倉橋由美子さん。美しいです。美少女の首が窓の外にやって来たら、やっぱり家の中に入れてあげて、お話したくなるのだろうか。

「事故」は、突発性溶肉症にかかってしまった小学生、山口勉君のお話。ある秋の夜長、つい湯槽の中でうとうとしてしまった勉君は、すっかり骨だけの姿になってしまう。

起きたら虫になっているのも困るけれど、骸骨になってしまうのも困るよね。でも、すかすかして、気持ち良いのかも(冬は寒いか?)。


そういえば、「読書感情文 」のぐたさんの所で紹介されていた、「おとぎ話占い」自分の診断結果、「かぐや姫」の記述に違和感を覚えたのは、この本の中の「月の都」の荒涼としたイメージが頭にあったからかもしれない。確か、倉橋由美子さんのその他の短編でも、「かぐや姫」は結構冷たい性格に描かれていたように思う。

その他、「アポロンの首」は、別の物語「ポポイ」 (美少年の首を飼うというお話)の元になっている。

倉橋 由美子
倉橋由美子の怪奇掌篇

■おとぎ話占いはこちら
■ついでに、「かぐや姫」の性格分析。
 
かぐや姫のあなたは、心の優しい穏やかな人。人との調和を大切にし、良くも悪くもとびぬけることが好きではありません。人には親切で、けんかや言い争いは嫌い。少々気に入らないことがあっても、騒ぎ立てずにがまんしてしまいがち。とはいっても、意志が弱いわけではなく、本当はとても頑固。人のアドバイスを聞くことは聞きますが、それで自分の考えを変えることはありません。凝り性のところがあり、自分の仕事が好きな分野にはまると、思う存分力を発揮できます。

「とても頑固」しか合ってない所が、悲しいなぁ。

☆関連過去記事「夢の通い路」/ 異世界との交歓

コメント

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1 ■こんばんは

この2-3日、これを読んだかどうか、暇をみては考えてました>あほ
タイトルを見たら読んだような気がしたけど、書棚にはなかったから、やっぱり読んでない、と、いったん結論出しました。すっげぇ、ボケボケだす。
また、気になる本が一冊!!!

2 ■>ahahaさん

おお、悩ませてしまったのですね。笑
倉橋さんは長編もいいのですけれど、こういった短編も結構好きなのです。でも、文庫だし、一編は短いしで、わりと直ぐに読めてしまうと思いますよ~。
長編についても、記事を書きたいなぁと思いつつ、感想の言語化が難しくて、果たせておりません。涙

3 ■これ読んだっ!

って思ったら、私の名前が記事中に。(爆)ありがとうございます^^;。

うんうん。ahahaさん、確かウチに来て、「この本は読んでない」って言ってたよ。(爆)

つなさんも、大年増ばかり相手で大変だねえ。。。

4 ■>ぐたさん

勝手に引用してすみません。そして、こんなとこまで戻ってのコメント、ありがとうございます♪

いや、トラバでお知らせしようかと思ったのですが、にしても前半関係ないこと書いてるしなぁ、と。汗

そして、今明かされるahaha姉さまの、「この本は読んでない」発言。笑

いやいや、お姉さま方には、いつもお世話になっております♪ ありがとうございます♪

5 ■倉橋由美子…

『聖家族』のみ読んだことがあります…
面白そうなので早速今朝通勤途中にチェックです☆
スクラップブックへの御参加ありがとうございました (*^^*)

6 ■>troisvillages さん

コメントありがとうございます。
そちらにお伺いしようと思っていたのですが、ご挨拶が遅れてすみません~。汗
スクラップブック、沢山集まるといいですよね♪ 目指せ、百冊?!笑(グッズがもらえるわけではありませんが・・・)

7 ■よかったです☆

つなさーん、こんにちはー。
これ読みました。良かったです。なんか嬉しい♪遅まきながら、倉橋作品読む楽しみができました。感謝です!(TBさせていただきますね)

8 ■>gerberaさん

おー、良かったですか。それは良かった♪ トラバもどもです。この後、お返ししますねー。
私も未読ですが、倉橋さんは「星の王子さま」の新訳もされているんですよね。そちらもちょっと興味があります。

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