懐かしい本/「ドリトル先生の英国」
テーマ:その他の新書懐かしついでにもう一冊。
「ドリトル先生」は実は全巻読み通したわけではなかったけれど、井伏鱒二の訳、ドリトル先生の優しさ、登場する動物達の個性、挿絵、装丁の美しさ等が強く心に残っているシリーズ。
先生の旅行の行先の決め方にわくわくしたものです。
(目を閉じて地図を鉛筆で突き、鉛筆のあたった場所へ行く)
南條竹則「ドリトル先生の英国」文春新書
これは英文学者である著者が、子供の頃親しんだ「ドリトル先生」を全巻再読し、子供の頃は見過ごしていた細部の発見を著した本。
「ドリトル」先生は「do little(為すこと少なし=ろくでなし)」先生であったこと、この物語が第一次世界大戦をきっかけとして生まれたこと(こちらは有名だそうですが、子供だった私はすっかり読み飛ばしていたものと思われます)。
作者ロフティングが戦地で感じた馬への気持ちから、動物語を話せるお医者の物語が生まれたこと。ドリトル先生の物語の中に巧妙に混ぜられた現実や、ドリトル先生の博愛精神、個性的な動物達。
何より、この著者がドリトル先生の物語を、深く愛していることがよく伝わる一冊でした。懐かしかった!ちょっと突き合わせて、「ドリトル先生」を再読したくなりました。
- 著者: 南條 竹則
- タイトル: ドリトル先生の英国











1 ■私の懐かしい本
と言う記事が書きたくなりました。
と言っても、「カロリーヌちゃんシリーズ」今、無性に欲しいナァ。