ARG Symposium 2009 振り返り&まとめ


twitterのハッシュタグをまとめてみました。
自分が刺さったコトバを抜粋してます。


広告として考えると、目的と手段を取り違えて
ARGやらなきゃ!てのは全く意味が無いと思う。


思いつつ、ARGのログをまとめていたうちにふと気づいた。

CDの売り上げが減ってきている中、ライブは相変わらず人気。

CDは買わないけどフェスは行きたい。
そんな世の中の空気と相通じるものがある気がした。


アーティストにとって
itunesで100万曲売ることの方が重要なのか
東京ドームで5万の観衆に直接届ける事の方が重要なのか
二つに相関性はあると思うけど、後者(ARG的)の方が
モチベーションになるのかなと。


ARGは、それ自体を目的にしちゃっていいくらい
つくるひとを引き付ける魅力がある

PVつくってた人が、やっぱ映画つくりてー!ってなるようなものか


ライブが人気、という軸で考えると

みんな体感を求めている。祭りですね。ハレとケ。
バットマンのファンにとって、このARGは何年に一度(もう無いかもしれない)しかない
ハレの場であったからこそあそこまでの盛り上がりを見せた、ともいえる


てとこまで書いてこの記事を見つけた。
http://ouendan.buzzlog.jp/e128549.html
「実際に自分がゲームの世界に入り込んでしまえるような遊びをもっと作りたい!」

やっぱそうか・・!


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★特にきたコトバ


s5884 われわれがつくっているのは、単なるPRでもゲームでもない。会話である。情報をプッシュで与えるのではなく、プレイヤーに参加してもらい、物語世界にエンゲージメントしてもらっている。 


「Scratcher_Joe 全員が一貫して言ってるのは、ファンをもっと強いファンにすることが大切だという事。

tauk ARGはゲームというから語弊がある。物語体験で自分事化させるクロスメディアのストーリーテリングなのだと思う。


Scratcher_Joe 口コミをいかに熱心に語ってもらうか。いままで、何人に語ってもらうかは考えた事あったけど、熱心さの違いで確かに効果に差は出ると思う。


tadafusahonda 複数メディアによるクロスリファレンスが現実感を強化する。なるほど。

s5884 エンゲージメントをもたらす動機:娯楽の欲求、社会的結合の欲求、聖は・達成の欲求、没入の欲求、自己定位の欲求 




★タイムラインからコピペしてるので時系列逆です


SinjowKazma もしかして日本最初のARGクリエータは高杉晋作だったのかも^^;→「おもしろき こともなき世をおもしろく」


s5884 しかしやはり最も重要なのは、実現したいソーシャルなエンターテイメント体験を明確にイメージできていること。そこが先にあって、ストーリー・パズル・ミッション・コミュニティの設計が決まり、使用するメディアが決まり、チューニングの際の判断基準が決まり、評価指標が決まる。


s5884 ARGに限らず、ソーシャルな消費体験をデザインできる能力は、今後さらに需要を増していくだろう。Alexさんの言葉で言えば、「コミュニティの求めるものを察知し、適切にコントロールする能力」。これを鍛えるためにはどのようなトレーニングが有効なのだろうか。


s5884 ALEXさん「ARGとは新しいエンターテインメントの形態である。プレイヤーがテクノロジーを使って参加してくるものだ。今日の消費者はよりリッチな体験を求めている。消費者が求めているメッセージ・体験を、それに適した形で、タイミングで、提供するということが重要」 


s5884 加藤さん「何百万の人々が一緒になって熱狂できるコンテンツをつくりたい。そういう面でARGに期待している。日常使っていたものが違う形でつかえるという事実を体験することは、とてもエキサイティングなこと。全世界の人が協力してできるなにかをはやくつくっていきたい」 


s5884 ALEXさん「ストーリーの中であらかじめどれがクリティカルでどれが可変かは検討をつけておく。ストーリーの起点はどこか、まんなかはどこか、終点はどこかを考えておき、その中韓はフレキシブルに考えておく」 


s5884 加藤さん「ARGはオーディエンスの仕事や能力、性格などに依存するので、文化圏による使い分けが必要」 


iida0420 チューニングというのは今日のキーワード。リアルタイムであるがゆえに。


s5884 加藤さん「”ごっこ遊び”のカルチャーが欧米とは異なる。日本の場合はロールプレイングする際に自分を客観視してしまう傾向が強い。フィクションの中江没入していく方法にはさまざまあるから模索していく必要がある。逆に、日本人は感情移入能力は高い。そこを使えないか」 


s5884 ALEXさん「オーディエンスに敬意を持ち、彼らの能力を活用して一緒にARGを進めていく姿勢が重要。」 

turbo10 聞けば聞くほどARGだけのTipsでない事がわかる。オーディエンスの反応を見ながらダイナミックに舵取りをするのはソーシャルメディアリレーションには必須能力だ。


haruken 人間の行動予測、心理予測、脱出ゲームに参加したときと「うわぁ読まれたぁ」と思った。


opeke 色んな難しいことがあるけれど、作り手の誰かを驚かせようっていう気持ち、受け手の面白いことを誰かに伝えたい!という気持ち、そしてひとつのことを皆で協力して成し遂げよう!という気持ちで成立してるものかもなあ。


s5884 ALEXさん「コミュニティデザインのエキスパート(プレイヤーが何を求めているのかを正確に察知しコントロールする)、ゲームデザインのエキスパート(クエストが連続的に機能していくメカニズムを構築する)」 


s5884 ALEXさん「クリエイティブなオーディエンスとの関係性を尊重する姿勢が重要。プレイヤーがとる行動を見て、聞いて、その人たちが何をしたいのかを見抜く能力。プレイヤーが持つ様々なスキルを存在し、一緒にargを展開していく。」 


iida0420 そうなんだよなぁ。今すぐではないとはいえ、我々に深いストーリーテリングが生み出せるのか。


s5884 ALEXさん「主催者が設定したARGに対する目的で、成功かどうかを測るべき。それをあらかじめ定義しておくべき。単なる「○○人の集客」というものではなく、「人々の会話の端々に上るか」など、コミュニケーションの創造を見据えておいた方がよい。 


turbo10 @gaogaogao クリエイティブの概念が相当拡大しているんだな


s5884 argをビジネスとしてとらえる場合、2通りのタイプがある。1.広告型ARG、2.商品型ARG。 株式会社メディアファクトリーでは、2のタイプに着目してARGビジネスを行っている。 


iida0420 MADが会話を生み、現象へと発展する。


s5884 ARGはとても長いコンテンツ。映画よりずっと長くなる。われわれは、プレイヤーの生活をつくっているともいえる。 


iida0420 それはありますね。 RT @kikuiken: もう、きちんと道を踏み外さないと、人の気持ちを引きずり込むことはできないんじゃないか?(笑)


okam1979 感覚的にはイベント性を軸としたコア⇒メジャーへのプロモ展開と言うのならニコ動は近い場になれるとは思う。この規模感はスゴすぎるけど(笑)リアル感というか、体験させる、と言うのは大事だよね。


s5884 メディアを駆使して民衆の心を動かしたオバマ・ヒラリーの選挙活動を参考に、ハービー・デント検事の選挙をテーマにしたダークナイトARGにおいても、様々なメディアやイベントを駆使して実際にハービー・デント検事の選挙応援をしてもらうように仕向けた 


s5884 キャンペーンイベントに来てもらったコアな人たちにリーチした次には、その層をベースにその周りの人々に広げていくことを考えた。web上で写真をアップロードしてもらうミッションを行い、65万人のプレイヤーが集まる結果となった。 


s5884 ダークナイトARG。はじめ、プレイヤーに小さなミッションに参加してもらい、コアなプレイヤーたちによってこのニュースを広めてもらった。伝統的なメディアに載る前に、コアなプレイヤーに特別な経験をしてもらうことを目指した 

核熱を中心から放射状に広めさせる


s5884 なぜARGをやるのか、たくさんの人を関わらせることがでkりう。i love beesでは250マン人関わらせた。 


s5884 コンテンツがほしいときにとれる、コンテンツのオンデマンド化ということに興味がある。 webの発展によって、自分から情報を取りに行くという文化が定着しつつある。よって、オーディエンスにコンテンツの所有権を投げかけ、オーディエンスどうしで話題にしてもらう 


galliano ウチにある推理小説の書き方本を引っ張り出さなきゃw RT @kikuiken: ストーリーそのもののクオリティがとても重要。ギミック&トリックだけでなく、世界観やモチーフが。


s5884 従来は物語をパッケージ化してそのまま提供していた形のみだったが、ARGはその物語世界を拡張しユーザが参加できるプラットフォームをつくることで、物語の持つ魅力にいろんな方法で関わる方法を生み出した 


iida0420 よりクロスオーバーされるほど面白くなるわけだ。


s5884 ARGのストーリーテリングは、「考古学的ストーリーテリング」といわれる。さまざまなメディアを横断的に利用し、ばらばらに物語の証拠情報を載せ、プレイヤーがそれらばらばらの情報をかきあつめ、再構成してひとつの物語として消費する 


horiega 映画と映画の間をARGでつなぐ。その世界に没入する。


s5884 ARGの基本要素は、story, puzzle, mission, community


turbo10 リアルとバーチャルの空間をコミュニケーションメディアを使ってシームレスに繋ぐ


horiega 物語の世界に没入する時のワクワク感がキモ。


turbo10 トランスメディアストーリーテリング


s5884 読み手を物語世界に没入させる方法は従来よりあったが、こんにちは物語を伝えるメディアが多様化して

きている。その時代にみあった、新しい没入の方法がARGである 

s5884 argの面白さの一番重要な点は物語の世界にプレイヤー自身がはいりこんでいける点にある