北欧から学ぶシンプルライフ

―ほんとうの豊かさってなぁに?―


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 「災害5年」―。5月8日の第23回「がんばっぺ~」は、前回に続き被災避難者とボランティア・市民との間の自由かつ核心に迫る全員おしゃべり会(フリー・トーク)が柱でした。地震と津波被害の岩手や宮城県からの避難者には帰郷・帰還する人々が増えている半面、将来にわたって放射能の汚染を引きづるのが怖い原発災害の福島県からの避難者の決断や苦渋の選択、心の迷いなどは、見ているだけで悲しくも辛くなるのが現状です。

 例えば、福島県楢葉町からのA子さんの話。楢葉町は東電福島第一原発事故で住民の99%以上が避難した福島県内の7自治体のうち、政府の避難指示が初めて解除された町です。「解除から半年以上経った現在、帰郷して町に生活の拠点を移したのはまだ5、6%だけ。大半がお年寄りです」。帰っても、生活を営むのに不可欠の病院や商店、お年寄りの介護施設などが整備されておらず、これでは戻る気が起きません、とも。
 隣の大熊町出身のB子さんは、現況をこう吐露する。「避難指示解除はまだ先の話ですが、もし帰還したくても、あるいは帰還したとしても、深く傷ついた故郷の町は『町民が戻りやすい復興や環境整備が追いついては絶対にいない』と確信できます」。復興~再生には程遠い、と失望を隠さない。仮に楢葉町のように避難指示が解除された場合に、「帰還するのか、しないのか?」常に鉛のように心に居座る「甲状腺検査を継続受診すべきか、どうか?」―生活者としての立場を考えると、どれも、これも難題である。 
 福島県からの別の避難者たちの心情吐露からは、こんな風潮も感じられました。現在が決断の正念場であることは承知の上で、避難している都内の住宅の家賃免除期間が「来年3月末まで」であることを“猶予期間”と考え、故郷の復興具合をチェックしつつ、親類を交えての家族会議などを積み重ね、「その時までに結論を下そうかと思っております」という意見です。土壇場まで余裕を持って、復興状態を見守り、最後になって心を決めるという考え方です。子どもが小学校に入学したことで、東京に残って親子で再スタートを切るという選択を思い描いている方々も少なからずいらっしゃる気配も感じました。

 恒例のフライパンもんじゃを一緒に焼いて、おにぎりや焼きそばもたっぷり味わった後、第2回目のフリー・トークは2時間近く続きました。避難者の心を開かせ、ボランティアや市民との交流や質疑を促したのは、静岡市在住の「がんばっぺ~」応援団の高橋清隆・千津子さんご夫妻が寄贈して下さった茶どころ静岡でも最高とされる、川根八十八夜の新茶の効用があったと信じております。毎年の美味しい新茶ご寄贈、改めて厚く御礼申し上げます。
 「がんんばっぺ~」は最後の避難者の去就が決まるまで、続行することを決めております。次回は、盛夏の7月10日です。

                                                                           (文責・皆川)       
 


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