包丁研ぎ師月山の包丁研ぎ磨ぎブログ

人として包丁研ぎ師としての日常や発見、気づきなどを書いています。

目指すは包丁研ぎ世界一。みなさんに少しでも刃物に興味を持っていただければ幸いです。

高級鍛造刃物販売、修理研ぎをする三代目です!

http://www.tsukiyama.jp/


テーマ:
以前も書いた錆が出るという天然砥石ですが、お客様よりこのような事例をご報告いただきました。

よい鍛冶屋が鍛造したもので鋼材は青紙二号なのですが、錆が非常に強く出てしまい困っているとのことでした。

 

ピンホール状に穴が開いているような状態で、無数にあります。



またその穴の周りに錆色というのでしょうか。

そのような色が付着しています。

問題はなぜこれが起こるのか。

実はこれが起きる原因となった天然砥石が手元にあるのですが、鋼材が同じ青紙二号の柳刃、切り出し小刀を研いでも同じようにはならないのです。

また白紙二号の柳刃、切り出しでもこのような錆は出ませんでした。
 


考えられる理由は

①タングステンやクロムの添加が部分的な成分の塊を出してしまい、錆を出してしまいやすくしてしまった。

これは鋼以外の金属を製造する際にもこういった穴が開く(掘れる)ことがあるそうです。

②鍛造などの製造過程や熱処理において問題が生じた。

やはり鍛造の問題や焼き入れの温度の問題も可能性としてあるのでしょうか。

③相性。

刃物に異常や問題はなく、偶然この刃物だけ砥石の天然成分と反応するということはあるのでしょうか。

④その他要因

水や研ぎ環境の問題が考えられますが、同じ鋼材の他のものが同じようにはなりませんでした。



実は天然砥石に関係なくとにかく錆びる刃物があったのですが、それらに共通したのが青紙二号で、油焼き入れだったということです。

今回の刃物が油焼き入れだったかはわかりませんが、焼き入れの方法でも錆びやすさが変わるのでしょうか。

今のところ切れ味には問題はなさそうですが、今後このまま研ぎ続ければ刃欠けに繋がるのは間違いないかと思います。

お客様にも明確な返事ができず、申し訳なく思っています。

何か思い当たることがございましたらお知らせいただければと思いますm(__)m
AD
いいね!した人  |  コメント(23)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。