「Mr.インクレディブル」

 ピクサー

インクレディぶる

    (劇場公開時 カップとボトルキャップ)

ストーリーはオーソドックスなんだけど、

やっぱりCGがすごくてスピード感にあふれてて、飽きさせない。
家族の特殊能力がそれぞれ個性的でおもしろい。


過去の栄光を忘れられないヒーローの悲哀を入れつつも
ファミリーとしての新しいヒーローのあり方みたいなのも提示して
ちょっとオトナの哀愁を漂わせたりもするけどわくわくどきどきの冒険ものとして
二時間という長さを感じさせない作品。

冒険を通して家族それぞれが成長して行き、家族としても絆が深まっていくので
家族っていいなあというやさしい気持ちになれる話。
だから、家族揃って見るのもいいけど、恋人同志にもいいかも。

吹き替えで観たのだけど、父親役が三浦友和で母親役が黒木瞳とけっこう豪華。
それが違和感なくてよかった。
特に黒木瞳ってあまったるい色気たっぷりの女のイメージがあるんだけど、
こういうきびきびしたスーパーウーマンな女の声もあっているなあと。
悪役の宮迫は、あってるという人もいたけど、私は中途半端だったから、
もっと屈折した感じにした方がキャラ的にはおもしろかったかなと。

                  (2004.12劇場にて・再録)