月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記


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今月の「野性時代」6月号の特集は
「40歳からの背徳の官能小説」。


月灯りの舞




★ラブドールを恋人にした映画「ラースと、その彼女」の感想。
 これは2008年のアカデミーオリジナル脚本賞にノミネート作品。
 でも、性のためのラブドールなのに、この映画では性的な感じが
 全くしない不思議な映画というか、ちよっと異質。
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10183061154.html

★こっちはもっとチープなダッチワイフの空気人形が心を持ってしまう
 映画「空気人形」。すごくせつない。
 原作は「自虐の詩」の業田良家の「ゴーダ哲学堂 空気人形」。
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10408336417.html

★ラブドールをものすごく真剣にレポしている本。
 「南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで
  -特殊用途愛玩人形の戦後史」高月 靖:著
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10115720915.html

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「団鬼六 背徳の魅惑」目当てで買ったが、
日活ロマンポルノの背徳ベスト5とか
「背徳」を切り口なした小説が紹介されている。

読切文庫と官能小説朗読CD付き。
CDはちょっと乾いた声で、あまりそそられなかったなあ。
ネチネチしすぎた声もしらけるが、しっとり艶のある声がそそりそう。

石井隆監督「フィギアなあなた」の主演インタビューもある。
フィギュアのような異質なものを愛するものも「背徳」なのね。
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愛する人の「犬になりたい」と願うのがМ女。

SМの大家である団鬼六先生の最後の本は、
本当の犬との愛の日々。


「愛人犬アリス」
団 鬼六 :著
ブックマン社/2011.7.22/1429円


月灯りの舞

女なしの老年の夕映えの世界、
それもまた美しいかもしれぬと思えてきたのだ。
            <帯より>



今年の5月6日に79歳で永眠された団鬼六先生。


団鬼六先生が亡くなる一週間ほど前に書いた
絶筆原稿は、官能小説ではなく、愛犬アリス
とのことを書いたエッセイだった。


老人となった鬼六先生が老犬となったアリスとの日々を
綴り、それに二人(人間と犬)の写真が添えられ、
本妻や娘の原稿も二人の事を語っている。


アリスは血統書付きのラブラドール・レトリバーで11歳
の牝犬。
広尾の有栖川宮記念公園前のペットショップで買ったので
「アリス」と命名されたという。


映画にもなった「犬と私の10の約束」という本を
読んだ 犬好きの鬼六先生は、その最後の十章に
書かれた言葉にとても感銘を受けたという。


「私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
 どうか覚えていてください。
 私がずっとあなたを愛していたことを」




●映画「犬と私の10の約束」 感想
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10080323453.html


犬嫌いの本妻が、ピンクの犬小屋をしつらえたのに、
鬼六先生の横でしか寝なかったというアリス。


鬼六先生の一挙一動に神経を集中させ、どこにいてもついくるという
アリスは居酒屋、酒場、寿司屋にまでお伴したという。


鬼六先生は
「こんなに俺は女に愛されたことはないんじゃないか、
俺がいなければこいつは生きていけないんじゃないかと思わせる
ところで、愛人以上の愛人犬になった」
とアリスを語り、



「いろいろな人間に裏切られた事やこれまでの度重なる失恋などを 
 思い起こすと、何だか犬だけが最も信頼できる生物に
 思われてくるのだ」
とも書かれている。



鬼六先生はアリスは
「ひたすら私のそばにいる事だけを望んでいるのだ」
と、何でも食べさせ、排泄にも甘かったようだ。



そして最後の鬼六先生の言葉。


「快楽主義者に飼われた犬は規制される事なく自由だが、
 それが一因で寿命を縮めるかもしれぬ。
 しかし、それでいいではないか。


 精神の自由が寿命を延ばすかもしれないし、
 どちらが正しいかわからないが、
 どうせ賭けなら好きなように生きような、
 と今日もアリスの茶色の柔らかい毛に頬を寄せるのだ」




第六章「別れの日」は鬼六先生の娘さんが
「父を送った」一日を綴っている。


体調が悪化し、死を覚悟した鬼六先生、
その別れを悟った時のアリスの様子などは
涙なしに読めない。


写真に添えられた鬼六先生の手書き文字、
巻末に添えられた生原稿のコピー。


快楽主義と言われ、破天荒に生きた鬼六先生だが、
最期まで書き続けた鬼六先生の作家としての姿勢、
周りの人や生物へののあふれる想いにも
胸が熱くなる。


-----------------------


今秋に「月蝕歌劇団」が《団 鬼六 追悼公演》として
『団 鬼六・悦楽王 ―「花と蛇」の作家鬼六』を
上演する。


月蝕歌劇団は去年、私が“Мのバイブル”とする
「家畜人ヤプー」の壮大な物語を「演劇」というカタチで
見せてくれ、大いに堪能した。


今度は鬼六先生の世界をどう「舞台」で見せてくれるのか
とっても楽しみである。


緊縛師も出演されるというので、縛りの美学もナマで
堪能できるかも……。



月灯りの舞
(本紙より)

この本の企画が来てから撮った
桜の下の鬼六先生とアリスの写真。
かなり痩せられている。



月灯りの舞
(本紙より)
鬼六先生の本妻公認の最後の愛人だったさくらさん
の写真も掲載。

アリスとさくらとの日々は短く、
24歳の若さで自殺してしまったさくらが亡くなり、
アリスを「愛人犬」と呼ぶようになったという。




★「最後の愛人」団 鬼六:著(無双舎文庫/2010.6.2)
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10575167410.html



愛人犬アリス/団 鬼六
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快楽なくして何が人生 (幻冬舎新書)/団 鬼六
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ちょっと古い本で、
またまた鬼六センセの本だけど、
なるほどぉーなSМによる性格分析本。


「体の闇がわかる本 SかМか」
  団鬼六:著
  朝日新聞出版/2008.12.30/1200円


月灯りの舞

人間の本性を知るなら
血液型よりSМ型だ!

「SМ」という言葉を造った
SМ界の大御所が、
SМについて初めて綴った本。
          <帯より>


МはロマンチストでSは現実主義者。

何かのきっかけでSМは発症する。

SМの店に行くのはほとんどがМ。

Мには教えてやり Sは褒めてやる……


など、SとМを分析。



第一章「あなたはSかМか」では
SとМの見分け方として、実例をあげ、
行動パターンやそこから見える人格を判断する。


SМといっても性的なものばかりではなく、
社会的なものにおいても分析されている。

鬼六センセの経験から行くと、10人に8人位は
自分がSかМかわからないままで終わってしまうのだとか。


誰しもSとМの両方を持ち合わせているのだけど、
もっと深い所でのSなりМなりが目覚めるのは、、
開花させてくれる相手によるのだろう。


自分だけの思い込みとは違う場合も多いしね。



第二章「タイプで見るSМ型」。
SМといっても多様なタイプを見て行く。


一人の男に調教されたいМ女に反して、
Sの女は一人だけでは満足できない。


とか、やきもちの焼き方から、生き方まで
SとМのタイプの比較。



第三章「Мの快感」
第四章「Sの快楽」
では、
それぞれの気持イイこと、フェチ、マニア度など。




第五章「SМを知ればうまくいく」

これは性的なことに限らず、
人間関係において、相手を分析し、S的かМ的かによって、
こちらの対処を考えるというもの。



「奇譚クラブ」に「花と蛇」を連載していた団鬼六。
まだSМという言葉がなかった時代。


この「花と蛇」は嗜虐官能小説(サド小説))。

そして、同じく連載されていたのが沼正三の「家畜人ヤプー」。
こちらは被虐官能小説(マゾ小説)。


どちらが好きかによって、SなМの傾向がわかる。


私の愛読書は「家畜人ヤプー」。

これはただのМモノではなく、「崇拝愛」と思っている。
究極の愛はやはり、相手を崇拝でき、相手が神のような
存在なのであろうか……。


でも、私の場合は、“被虐”というより“自虐”。


自分で自分をいぢめる女。
まさに一人二役の独りSМ。

        


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またまた鬼六センセの本。
「鬼六語録」って語呂がいいね。


「ただ遊べ 帰らぬ道は誰も同じ---団鬼六語録」
団 鬼六:著
祥伝社新書/2009.3.5/800円


月灯りの舞

失意のとき、逆境のときこそ生きる言葉の数々。

耽美と反逆の作家が紡ぎ出してきた言葉の数々。


そこには異端者の叫び、外道の呻きがある。
老いてなお快楽を求めて、欲望に忠実に生きようとする
SМ官能小説の大家は、「一期は夢よ、ただ狂え」
とばかりに、生の喜びを追求していく。
          <表紙折り返しより>


SM・男と女・波瀾万丈・人生・人間・作家稼業
などさまざまな切り口から、独特の言葉で語る。


その言葉の出典元、背景も添えられている。
様々な経験と、鋭い人間観察力、深い洞察力による
体感した言葉たち。


団鬼六の略系譜付き。



本書の表題は鬼六氏が愛唱する江戸時代の流行歌
「隆達節」から選んだという。



【SМ】


・どちらが人間的に面白いかといえばМ型であり、
 人間的に信用出来るかといえばSS型になると
 私なりに考えている。
        「三文SМ人生論」


・もがきというものが出てくるから色気につながってくる、
 官能につながってくる。
              「第三文明1980.4号」



【男と女】


・ホントのエロとは、ひとことでいえば、
 女性はひたすら隠し、男性はひたすら隠されたものを
 見ようとするところから生まれるものなんです。
           「爺言 ~ジイちゃんに訊け!」



【波瀾万丈】


・自制心があるって事は、良いことやけどね。
 これは幸福を求め過ぎて快楽を放棄するわけよ。
            「俳句時代2000.9」


【人生】


・人の記憶というものはその人を記憶する人の死によって
 完全に消滅していくものだろう。
 一つの記憶、そして、一つの記憶の消滅、
 これは寄せては返す波のようなくり返しになっているものらしい。
              「年賀状『牡丹』」
  
    晩年の父の元に届く年賀状の数が減ることで
    父が人の記憶から忘れ去られることを知り、
    父を記憶する人が死んでいくことも知る。
    
    鬼六の父はかつての愛人と年賀状だけで、生きている事を
    確認しあっていたが、喪中葉書で愛人の死を知った父は
    その翌年の元旦を待たずに他界。
    鬼六は“愛人の死で父のかすかに残っていた生命の火も
    消えてしまった”と記している。


・勃たなくなると、家庭が平和になる。
 女房は絶対に嫉妬しなくなるからね。
           「愉快な病人たち」



 ・将棋は我が守護神である。
           「やれずじまい『牡丹』」


鬼六は仲間と酒場へ行くのを断り、将棋を指していたため
命拾いをしたことがある。
(仲間は酒場へ行く途中で交通事故で即死)
他方、愛人の呼び出しを断って、将棋に熱中していたため、
愛人に浮気されたこともある。


“運命というのは生きるか死ぬかという重大な主題でも、
 将棋を指す、とかクラブに飲みに行くという単純な選択によって
 変わる場合があるという事だ”と。


【仕事】

 

・創りあげたウソが通じるかどうか。

 博打を打つ時の気持ちでウソを書き続けていく。


  小説家なんて本当のことなど書かない。
  たとえ自伝を書いたとしても全体の3分の1はウソを
  混ぜないとオモロクならん。




「人生」の章は深く、著者の波瀾な人生がのぞきつつ、
身にしみる言葉が並ぶ。



     
ただ遊べ 帰らぬ道は誰も同じ-団鬼六語録 (祥伝社新書148)/団 鬼六
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「奴隷船」
団 鬼六:著
無双舎 (無双舎文庫)/2010.6.16/680円

月灯りの舞

『奴隷船』―女奴隷を乗せた屋形船が隅田川の水面に揺れる…。
異常性愛者物語。
『浜田山快楽園』―古希まじか「怪老の会」の面々、
いまだ性欲衰えずの哀歌。
『卑怯侍』―仇を討つ者、討たれる者が繰り広げる
凌辱と悦楽地獄の短編、他。
         <帯より>


2002年刊行作の文庫版。

表紙の絵は天野喜孝。


著者は50代の時、最愛の妻に不貞を働かれたことで
狂気と頽廃の中にどっぷり浸り、
SМマニアのつどいである「鬼面の会」を作った。


そこでは奴隷船や奴隷市場といった性的異常者だけしか
参加できない遊びをやっていた。


そこで、ある男が競りに出したМ女性を
著者は愛人にすることになる。


でも、その愛人 菊江は旅館の跡取りと
結婚することになり、
著者はその仲人をつとめる。



それから数年後、旅館の主人から妻が
「若い男にストーカーされている」と助けを求められる。


その若い男は50代の妻を持つ熟女マニア。
そして、その妻もまた、かつて奴隷船で
巨根男とSМショーをしていた女。


かつてのМ女は幸せな結婚をしていたのか。
ストーカー男によって、またМ女としての悦楽を
揺り動かされたのか……。


元愛人の仲人をする著者、
夫との性生活の不満をかつての男に話す愛人。


性的倒錯を抱えている人たちが交差していく。


性愛というのは「愛情」なのか「肉情」なのか。


女はしたたかなはずなのに、快楽に踊らされ
狂っていくのは女の方なのか。

自分の性技によって、のたうち、狂態を繰り広げる
女を見たら、男は愛されている、必要とされていると
思い込んでしまい離れがたくなるのか……。



女の中の隠れた快楽を見い出すのは
やはりその匂いを嗅ぎつけたパートナーなのであろう。

互いにその快楽を引き出し合えればいいのだが……。


ただ「SМモノ」というくくりだけではなく、
人の情、性愛について深く考えさせられる短編集。





愛染恭子のエロス引退作品として映画化されていて、
八月にDVDが出るみたい。


月灯りの舞
映画化された「奴隷船」のポスター



川に浮かべた屋形船の中で繰り広げられる
奴隷船というシチュエーションはインパクトがあり、
クローズアップされがちだが、原作では
奴隷船の描写がメインではない。


映画はそこがメインになっているのかな。



★「最後の愛人」(団鬼六著)の感想はここ。 
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10575167410.html



★「シルバー世代の性愛学」 団 鬼六 :著
ベストセラーズ/2010.6.9/800円
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10560844828.html



★「快楽なくして 何が人生」団鬼六:著
  幻冬舎新書/\756/2006.11.30
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10022745904.html




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今週の『週刊文春 7/8号
「阿川佐和子のこの人に会いたい」で
団鬼六が対談している。


月灯りの舞


団鬼六の生きざまと現代がダイジェストに
語られている。


「団鬼六」というペンネームは
団令子という女優が好きで、
昭和六年生まれで、
鬼のように稼ごうと思ってつけたという。




鬼のようにSなロクデナシかと思ってたけど、
違った……。



月灯りの舞
「週刊文春」の対談の写真。
手にしているのは、団鬼六の自宅を編集部にし、
当時バカ売れしたという雑誌「SМキング」。

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「最後の愛人」
団 鬼六:著
無双舎文庫/2010.6.2/550円


月灯りの舞

24歳の若き愛人さくら。
好みの女の原型ともいえる美しい女、ノンセックスの愛人。


彼女を女に磨き上げる事に生きがいと悦びを見出す72歳の作家。
しかし彼女は春の訪れを待たずに自らの命を絶つ。
取り残された老作家が綴る、狂おしく、美しい愛惜の日々。
               <裏表紙より>


私小説というかエッセイかな。


著者は70歳の時に浜田山のキャパクラで
出逢った 23歳のさくらを愛人にする。


娘より年下のさくらをマンションに住まわせ、
妻は公認、作家や編集者にも「愛人です」と紹介。

しかし、著者は老人性陰萎であり勃起不全。
性的欲望を生じるが情交に至ることは不可能な状態。


じゃあ、女にいろいろなことを施すことで
興奮するのかというとそういうこともしない。


ぎゅっと抱きしめて添い寝位はするのかと問われるが、
それもしない。


「下腹部には皮下脂肪が蓄積し、老いたるトドのような
不格好な醜い肉体、ペニスはすっかり萎え切って、
小さな干し椎茸が逆立ちしている感」

と著者は自分の肉体を自虐的に描写している。

だから、そんな醜い身体を
さくらの若くしなやかな肌にに押し付けることをためらうのだと。


さくらに執着するが、身体を求めないノンセックスの関係。
さくらをいろいろな所に連れて行ってやったり、
習い事をさせたりして、いい女に「育てる」ことを楽しむという。


でも、さくらは酒に酔った時に薬を飲んで「自殺」してしまう。


70歳を過ぎた男が24歳の愛人に先立たれる不幸。


「さくらの墓」という章ではさくらの葬儀、
実家での納骨のことなどリアルに書かれていて、
涙があふれる。


著者は五人ほど愛人をもったが、それらの人の思い出や
愛人9年目にして妻の座に座った現在の奥様のことにも
ふれている。


笑ったのは、
著者が40歳頃に愛人にしていた女性。
性欲旺盛で名器だと自慢していた女性。


そんな女性と30年ぶりに再会し、あまりの変貌ぶりに
(金歯むき出しの不細工なおばはんと形容)驚いた話。


女の名器は武器になるというけれど、著者は
「女陰の内部構造について、褒めた事もなければ
けなした事もない」ととう。



でも、著者はさくらが死んだ後も
女子大生との合コンに誘われでかける。


地位のある50、60代の中年男性と女子大生との出逢いの場
「癒しの花」というグループ。
一昔前でいうところの「愛人バンク」のようなものか。


でも、一人の人と定期的に関係する愛人ではなく、
不特定多数の人と代わる代わるその場を楽しむ関係なのだとか。


その話の流れで「ヤプー山荘」にもふれていた。
一階が大乱交パーティ場で
二、三階が個室なんだけどガラス張り。


見られて楽しむ人たちと見て楽しむ人たちの社交場。

男女同伴でないと参加できないので、
その「癒しの花」で相手をみつけて参加するのだとか。


バイアグラでは効かずに尿道に注射を打ってまで
勃起させて挑む中年の話しを聞くと、
性欲の凄まじさはいくつになってもあるのだなあと感心する。



でもこの注射、勃起したら
また注射しないと勃起しっぱなしなんだとか……。



★「シルバー世代の性愛学」 団 鬼六 :著
ベストセラーズ/2010.6.9/800円
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10560844828.html



★「快楽なくして 何が人生」団鬼六:著
  幻冬舎新書/\756/2006.11.30
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10022745904.html





最後の愛人 (無双舎文庫)/団 鬼六
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団鬼六センセの“快楽本”の新書の新刊。


快楽主義者はいかにしてシルバー世代を
迎えればいいのか?


「シルバー世代の性愛学」
団 鬼六 :著
ベストセラーズ/2010.6.9/800円

月灯りの舞

快楽なくして老後なし。
「いい歳して」「恥ずかしい」「みっともない」
の限りを尽くして、不良老人の信者たちを
たくさん生み出すのが本書の狙いです。
『鬼の快楽教理念』
           <帯より>



著者が60歳の時に「鬼の快楽教」という宗教団体を
作ろうと思い立った話で始まる。


入信資格は60歳以上のシルバー世代に限り、
夢の快楽老人ホームを作るという構想。


老人というのは年齢と共に一種の諦めの気持ち、
一日一日、自分が滅んでいくのを愉しむ心境になる
べきなのかと疑問に思っていたが、
著者はそういう心境にはなれず、
常に死がそこに来ていることを意識するからこそ
「生きているわずかな期間を楽しもう」と。


そして、70歳になった著者は自分の理想の女に
一目惚れ。
20歳の女房公認の愛人。


男というのは夢を持たせてくれる女、
育ててみたくなる女がいると生活に気概と潤いが
生じるのだと。


著者は言う。


“恋をすれば長生きするのではなく、
 長生きしたかったら恋をすること”


そんな著者だが55歳で勃起不全、
66歳で脳梗塞。


勃起もしない、バイアグラもダメ、大人のオモチャを
使おうにも脳梗塞の後遺症で右手の指先は震えて
使えない。

それでも「快楽」を求めることをやめない著者の
まさに快楽追求人生はすさまじい。


歳をとると若い頃のような爆発力はなくなってきているが、
逆に50歳以降にホルモンの分泌が高まるのだとか。

これはセックスをしなさいと身体が命じていること。



2009年の統計によると、
月に1回以上のセックスをしている人は50代で62%、
60代でも57.3%。


男の60歳前後というのは、男の更年期が終わって
第二のセックス政府をスタートさせる時期でもあるそう。


勃起不全は肉体的衰えよりも精神的なものの方が大きいので、
勃起力を高めるために努力しようという。


長年連れ添ったパートナーとの創意工夫、刺激的方法が
実際のシルバー世代の実例として紹介されているが、
やはり、シルバー世代こそ、
「若い愛人」を持つことで男は元気になれるのだと。



勃起力が衰え、肉体的にも見られたくなくなってくる分、
酒の力を借りての、乱交パーティやSMの会、変態プレイなど
“狂う”方法はたくさんあるのだから、ひきこもり老人にならずに
“快楽”を求めて出かけるべきと。


著者の破天荒で浮き沈みの激しい人生をなぞりながら、
“快楽人生”をススメられていく。


人生、SとМの時代があるのだから、
ついていない時は「今はМの時代だけど、
耐えることに喜びを見つけて楽しむ」
落ち目の時代でもどこかで遊びを見つけて楽しむのが、
快楽主義者だと著者は語る。


シルバー世代の性の実態を知りつつ、
生きている限り誰にも訪れてくるであろう、
老いや死に向けての生き方、性愛について
考えさせられる一冊。


「楽しもう」という気持ちは年齢に関係なく、
心の問題なんだろうな。


セックスでも人生でも、なんでも楽しもうよという
気持ちが大事。

好奇心と探求力と瞬発力が大事。

60代からというシルバー世代は未知の世界。


自分もどうなるのかわからないけど、
心は常に快楽を求めたいナ。





★著者の同じく快楽について語ったエッセイ
「快楽なくして 何が人生」2006.12.7
    団鬼六:著(幻冬舎新書)
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10022745904.html


★幻冬舎からはこの人もまSMについて語ってる。
「SとM」2009.5.7
  鹿島 茂:著(幻冬舎新書)

http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10095779335.html




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「快楽なくして 何が人生」
    団鬼六:著
    幻冬舎新書/\756/2006.11.30


快楽人生


快楽の追求こそが、人間本然の生き方である。
酒、煙草なしの禁欲生活で長生きするのは馬鹿である。
不良老人の育成が、日本の活性化につながる。
男性たるもの、絶対に愛人を持ち、情愛を楽しめ。

SM文学の巨匠が、透析を拒否してもなお求める
堕落の境地とは?
           <帯より>



M女としては、まずは団鬼六センセを買わねばなるまい。
 
末期の腎不全だというのに
相変わらずの鬼六センセのパワー炸裂。
団鬼六の美学!だね。

死を前にしてなおも快楽道まっしぐら。
赤裸々な女性遍歴や異常性愛者たちとの実態が
語られている。


やはり、「性」は「生きる」ということで
快楽を追求し、「性」を堪能する限り、
「生」への執着もすごいのかもね。

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