月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記


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今月の「美術手帖」

『バルテュス特集 なぜ、少女を描かねばならなかったのか」。


「ユリイカ」もバルテュス特集だったが、
活字ばかりだったので、それはもう
絵画がたくさん掲載されているこちらを。


バルテュスの画業と人生も詳細に語られ、
諏訪敦は彼が遺したポラロイド写真を
読み解いている。


具象画家を追求する諏訪敦の共感性と
深い観察眼が感じとれる。


少女モノといえば会田誠。
「パルティユスと僕」というタイトルで
彼に着いてを語っている。


多様化する「少女」の表現を様々な
角度から検証し、いろいろなアーティストが
語っている。



「バルテュス」展は、
東京都美術館で6/22まで開催中。
ああ、行きたいなあ。


美術手帖 2014年 05月号 [雑誌]/著者不明
¥1,728
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芸術の秋。
アート本。

ヴィジュアル本。


「美しきヌード絵画の世界
   19~20世紀を彩った裸の女性たち」
綜合図書/2014.8.30/1500円


肉体美を探求したルネッサンス、写実的なバロック、
優美なロココの時代を経て、

19世紀以降、ヌード絵画は黄金期を迎える。

ヌード絵画の黄金期である19世紀の裸婦像から、

現代芸術の先駆をなした
20世紀前半の前衛的な裸婦像まで、

画家たちが描き継いできた裸婦の魅力を
美しき絵画写真と共に紹介したムック本。



クリムトの妊婦ヌード「希望Ⅰ」や
モディリアーニ「裸婦」やシーレの個性的なヌードが
いいねえ。


美しきヌード絵画の世界 19~20世紀を彩った裸の女性たち (総合ムック)/著者不明
¥1,620
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エロスな本を二冊いただいた。
二冊とも真赤な本。



「楽園」
花房 観音 (著)
中央公論新社/2014.4.9/1500円


京都でも特別な意味を持つ街、
「楽園」と名付けられたその一帯は、
かつて男が女を抱きに訪れる場所だった。
           <帯より>


著者は、第1回団鬼六賞を受賞して作家デビューし、
京都でバスガイドをしながら、官能小説を書いている。


でも、この本は、女の性欲は描かれているが、
官能小説ではないので、エロさは少ない。


むしろ生々しく、痛々しい描写が多い。

京都・お茶屋の跡に建てられた白い壁のアパート
「楽園ハイツ」そこに住む6人の女たちが
描かれる。


アラフォー世代の女の生きざまをみせつけられる。

女は何が満たされていると幸せだと思うのか。
女は、他人と比較することで、己の幸せを計るのか。
女の性欲、女であることの価値など考えさせられる。

快楽を味わうと痛みも伴う。
それでも禁断の果実を食べるのか、
あれはすっぱいものだと言い聞かせ、手を出さないのか。
女はいつまで“女”でいられるのだろう。



同著者の「おとなの京都案内」が載っているからと、
こちらの本もいただいた。
京都の名所をめぐりながら、そこにまつわるエピソードを
エロイ観点でガイドしてくれる。
とても笑った。


「エロスの記憶」
文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

豪華執筆陣。


読みモノもいいが、対談もおもしろい。


東海林さだお×鹿島茂「性欲が地球を救う」は
下ネタ談義。


佐藤陽子が、恋文の原文を掲載しながら、
池田満寿夫との愛を語り、彼の死への後悔もつづっている。



楽園/花房 観音
¥1,620
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オール讀物増刊号 エロスの記憶 2014年 06月号 [雑誌]/著者不明
¥950
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フラメンカМ嬢より、「『レポ』って雑誌知ってますか?」
と、問われ、知らなかったので、お借りした。


ええ、特集がコレなので、
私が絶対好きな特集だと思ってくれたのでしょう。

全国でも16店舗のみでしか取り扱って
いない季刊誌「レポ」。
北尾トロが編集長。


今号は「80年代 エロ本文化」特集。


懐かしいエロ本たちが大集合。
写真雑誌という初々しいエロから、
マニアックなハードなエロまで。


下関マグロ氏の「僕の80年代 エロ本仕事」や
「自販機本の世界」「80年代エロ本制作現場」は
おもしろかった。



私が最初にふれた変態雑誌「ビリー」も
フツーに登場していた。


まあ、こういう雑誌たちにふれていたので、
自分がアダルト本のライターをしていた時は、
ネタには困らず、妄想だけで書いていけたのかも。

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大好きな漫画の最新刊だが、
今回はちよっと 辛いテーマ。

「黄昏流星群 46」 (ビッグコミックス)
弘兼 憲史 (著)
小学館 (ビッグコミックス)/2013.11.29/552円



一話目「白色矮星のあなた」は。
主人公の妻が若年性アルツハイマーを発症し、
夫である自分を識別できず、意志も通じなくなった。
そんな時、25年前な家族を捨て、愛人の元に走った
15歳年上の兄の死の知らせが届き、愛人の元に
遺品を引き取りに行くという話。

夫が妻を介護するという状況の中で、
妻を捨て、愛人と暮らした兄の日々を
死後、垣間見る。

社会からリタイアした男にとって、
何が生きがいとなるのか?
男と女の愛の在り方とはどこにあるのか、
考えさせられる。

2話目「未来の星」は、リストラされた男が旭川に
働き口を求めて“出稼ぎ”に行き、
男が若い頃に、出逢った女と再会する話。

でも、その女は未来からタイムスリップして
来た女だった。
1話目とはうってかわって非現実的な
タイムスリップものだが、
現実の冷たさをつきつけられた二人には、
最後、二人だけで時空を超えるという
「夢」を見させてくれる。




先週の「婦人公論」(12/22.1/7号)も
老後特集。
“「ゆうゆう老後」と「貧困老後」の分岐点”

武田鉄也×内田樹の白熱トーク
「われら団塊、死ぬのかが怖く
 なくなってきた」は元気が出る。

内田氏は、「外側は63歳ですけれど、
中学生のような幼児性も、青年期の血気も
内側に生きていいる」と語り、
「いつ死んでも悔いのない“オマケの人生”だと
思っています」という。


先日、親しい人に
「私たち、欲望のままに生きてるから、
いつ死んでもいいよねー」と、同意を求めたら、
「いや、死にたくないと、ジタバタすると思う」と言われ、
ちょっとびっくりした。

死生観の違いというのではないが、
は私はその人のことを何も解っていなかったのかあと
思ってしまった。
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人間関係に疲れた時、こういう本を読むと、
悩むのがアホらしくなってしまう。

「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」
みうらじゅん (著), 宮藤 官九郎 (著)
集英社/2013.9.9/


月灯りの舞
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お釈迦様のライブ・スタイルを説法と呼ぶのだが、
そのなかに“答えない”というのも含まれていたという。
「あの世はどうなっていますか?」、
「…………。」
答えない。
今ではそれを無視というが、この世には考えなくても
いいこともあると、お釈迦様は示されたそうだ。
      <「はじめに」みうらじゅん より>

今をときめくクドカンとみうらじゅんの
サブカル界の王者二人の対談 禅問答集。

表題のような素朴な疑問や
「恋愛と結婚の違いってなんだろう?」
「セックスにはどれくらい時間をかけたらいいんだろう?」
「チンコは何歳まで勃つんだろう?」
「自分らしさってなんだろう?」
等、35テーマについて 二人で問答する。


どうでもいいこと、答えの出ないことを語りあう。
だげど、この二人だからおもしろい。

永遠の中2という感じで、下ネタ、セックスネタ多し。
エロいけど、ロマンチストだったり、
哲学的だったりもする。
バカバカしいのだけど、大笑いしてしまう。

「どうして男は射精した後に反省してしまうんだろう?」ってとこ。
みうらじゅんがダッチワイフの股間にTENGAを挟んで、
腰を振ってみたら、手でしごくより、
精子の量が多かったと。
手でしごくと精子工場が「空打ち」だと判断するから、
腰を振る、シェイクするかしないかで量が変わるのだと。

「友達と親友の境目はどこにあるのだろう?」とか
「どして40歳を過ぎると鬱になる人が多いんだろう?」
は、互いの人間関係の在り方のようなものを
語っていて、深い。


★「アイデン & ティティ」
みうらじゅんの原作漫画をクドカンが脚色した青春映画。
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10000487813.html

★映画「色即ぜねれいしょん」
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10401511589.html
みうらじゅんの自伝的青春童貞小説の映画化。
音楽は大友良英。
両親役はリリー・フランキーと堀ちえみ。

★「女体の森」
みうらじゅん (著), リリー・フランキー (著)
こっちも二人のエロトーク集。
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-11463261909.html

★「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」
みうらじゅん (著), リリー・フランキー (著)
生と死についてのトーク。
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-11099020837.html
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表紙に惹かれて手に取ってみると、
巻頭対談が鹿島茂センセと井上章一!
これは買わねばなるまい。


「性欲の研究: エロティック・アジア」
井上章一 (編集)
平凡社/2013.5.27/1800円

月灯りの舞

国際紛争なんのその、エッチな思いは国境を越える。
日中韓、スケベ目当ての交流100年史。
             <帯より>

アメリカの帝国主義を批判しつつも、
マリリン・モンローにときめいたり、
キンパツのストリップてせよろこぶ男たち。

そんな男たちの「性欲」は、歴史の流れの
中で翻弄される。

まずは鹿島茂と井上章一の対談「西のエッチと東のエッチ」
というタイトルでエッチの東西交流について語り合っている。
図版や当時の風俗資料ももりこんでいて、
お二人の軽妙な語りでスケベの歴史が紐解かれる。

性風俗の図版はとても興味深いし、参考文献の多さと
タイトルのおもしろさもまた惹かれる。

そして、性器や自慰等の研究者たちが「性欲」を
まじめに論じた論文とコラム集。

論文なので、とても真面目に語っているのだけど、
タイトルだけ見ると、なんだかとても面白い。

例えば「日中おまた事情---性器から読み解く理想像 
男性器編」(梅川純代)。
セックスの技法である、中国の「房中術」についてとか、
風俗の中の理想のペニス像とか紹介しつつ、日中間の
性欲、セックスの違いを語る。
「艶道日夜女宝記」(1770年頃)という書物の「九道具の事」
では9種のペニスが図解入りで紹介されている。

パリのエロで公営の娼館について書かれてるところ。
売春は認めるるが性病や風俗の乱れを防ぐために
公権力を介入させるという考え方。
この主義の別名をキリスト教を代表する神学者の
名前をとり、「アウグスティヌス主義」というそう。

この方の名言
「性欲との戦い、苦しみを通して人は神を見る。
 だから、性欲の強い人は選ばれた人である」
と。


この本のにも登場する関西性欲研究会の性のお言葉集
 ↓

★「性の用語集」 井上 章一&関西性欲研究会
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10002681626.html

★「愛の空間」井上 章一:著
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10149014450.html



鹿島茂センセのおもしろい性にまつわる本たち。
 ↓
★「空気げんこつ」 鹿島 茂:著
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10298749327.html

★「オール・アバウト・セックス」鹿島茂:著
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10046822734.html

★「愛書狂」 鹿島茂:著
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10000059123.html

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夏もそろそろ終わり……。夏の盆踊りにも
こんな歴史があったのね~ という本。
春の私の誕生日に、太っ腹な方から、いただく。


「盆踊り 乱交の民俗学」
下川 耿史 (著)
作品社/2011.8.19/\2000

月灯りの舞

盆踊り〉とは、生娘も人妻も乱舞する
“乱交パーティ”だった!

日本人は、古代より性の自由を謳歌してきた。
歌垣、雑魚寝、夜這い、盆踊り……。
万葉の時代から近代までの民俗文化としての
“乱交”の歴史。
         <帯より>


「乱交しよう」と言われたら、「この変態っ!」と
拒絶するか、「喜んで!」と参加するのか?
時代や場所によっては当たり前に行われて来た
この行為。

はたしてどんな歴史を経て、解放的な性関係が、
秘め事になっていったのか。
    
文字のなかった日本に、文字という文化が誕生。
同時に、恋の歌、愛の歌が盛んになったという。


そして、その歌にちなんだイベントが「歌垣」と
呼ばれるもので、古代の日本では、若い男女が山に登り、
歌を交換し、気が合えば、その場で性的関係を結ぶ
という風習。

これが「歌垣」であり、“乱交パーティの始まり”と
著者は言う。

こんな風に、日本の歴史を紐解きながら、
風習、民族文化を探り、「乱交」という行いの流れを
たどっていく。


資料、図版も豊富で、真面目に語っているが、
読みやすく、著者の視点も偏ることなく、おもしろく、
日本人の生態を興味深く知ることができる。


第三章「踊り念仏の狂乱と念仏踊り」が特に
おもしろかった。
「念仏」という仏教で唱えるものが、音楽化され、
官能になっていく。
仏教音楽としてエクスタシーを与えるという。


一遍上人は民衆に歌と踊りで「念仏」を表した。
彼の信者が竹筒で彼のペニスから尿を飲んでいる
絵が「天狗草紙」に描かれている。

尿で洗眼しているものや尼僧同志の同性愛の姿も
描かれている。

念仏踊りによる自己陶酔、性的関係は、
様々な芸能や祭りを産み出すエネルギーにもなったという。



性を謳歌することはイイコトなのか悪いことなのか、
同じ性的行為なのに、一人の人とこっそり、じっくりするのと、
公に、不特定多数でするのとでは、ナニが違って、
どういう効果があるのか……。


同じ出版社から出ている、西洋がメインの乱行の歴史の本。
  ↓
★「乱交の文化史」バーゴ・パートリッジ (著),
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-11507799956.html


盆踊り 乱交の民俗学/下川 耿史
¥2,100
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今月の『ユリイカ』(2013.7月号)は
「女子とエロ・小説篇」特集。


月灯りの舞

新刊「なめらかで熱くて甘苦しくて」で
性愛を描く 川上弘美と
高橋源一郎の対談がおもしろい。

作家として、性愛表現や男女の性の違いなど
語り合う。

でも、川上弘美は「性愛」を描いたのではなく、
女性の「性欲」を描いたと語る。

「男はセックスの果てに荒涼としたものをみる」と
語る高橋氏。
生物学的に男女共に行為の後は、睡魔に襲われるように
なっているというが、そうじゃないと、
確かに、荒涼さを叩きつけられると
互いに哀しいものがあるのかも。

「R-18文学賞」を受賞した 山内マリコと窪美澄の
対談「ダウナーナルーザーのための小説」は
とても興味深い。

「R-18文学賞」は、女性のための性愛表現を中心とした小説で
次々と映画化されている。
二人の「この小説にムラムラする」というのもおもしろい。


男性主体の性愛小説に反して、女性の描く性愛はかなり
奥行きが深く、範囲も広い気がする。



ユリイカ 2013年7月号 特集=女子とエロ・小説篇/川上弘美
¥1,300
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