月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記


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「音楽」が特集の雑誌2冊。





「MONKEY Vol.6 ◆ 音楽の聞こえる話」
柴田元幸 (編集)
スイッチパブリッシング/2015.6.15


11人の作家が「音楽」がテーマの短編や短歌を
津綴り、アーティスト11名がヴィジュアルを提供。


文芸雑誌って、小さくて、活字がギュッと
詰まっているものか多いけど、これは
ゆったりとしていてページ毎にレイアウト
も違うし、とてもスタイリッシュ。

写真や絵のセンスもすてき。

音楽家、小沢健二のエッセイに、漫画家の松本大洋が
絵を提供した、コラボや寓集も。


「あなたの好きなアルバムの、
ライナーノーツを書いてください」という依頼。
かつてLPレコードを買うのが命がけで、
ライナーノーツを隅々まで読んだという世代の
人たちがそれに答えているのも、とてもいい感じ。





「東京人」july.2015
特集『歌謡曲の東京』

「MONKEY」がすっきりしているのに対し、
こちらはごちゃごちゃ雑多な感じが昭和臭漂う。


「My Best Tokyo Song」のコーナーでは、
角田光代がRCサクセションをあげたり、、
関川夏央が「ラブユー東京」を語ったり。


懐かしい東京ソングのジャケットや
アーティストの写真があふれる。


「はっぴいえんど」から始まったという
「『東京ソング』クロニクル」や
「『東京』を感じさせる名盤20選」
もとても興味深い。



MONKEY Vol.6 ◆ 音楽の聞こえる話/スイッチパブリッシング
¥1,080
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東京人 2015年 07 月号 [雑誌]/都市出版
¥930
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クラシックファンの作家 百田尚樹が、
『永遠の0』『海賊とよばれた男』を執筆中に
聴いていた曲など計26曲を紹介したエッセイ集。



「至高の音楽 クラシック 永遠の名曲」
百田尚樹 (著)
PHP研究所/2013.11.26/1800円


つまり私はクラシックをよく知らない読者とよく
知っている読者の双方を満足させたいという
非常に無謀なことに挑戦したのです。
この本のタイトルを「至高の音楽」にしたのは、
クラシック音楽こそ最高の音楽と私が信じて
いるからです。
           <まえがき より>


「一個人」と「Voice」に連載していたクラシック
エッセイをまとめたもの。



圧倒的感動の26曲を語る。
本書で紹介する「聴きどころ」だけを集めたCD付き。
百田さんが「最高に贅沢な一枚」と断言する。



あの手この手で読者を楽しませようとする、
売れっ子作家が語るクラシックエッセイ本。

小説執筆時にはほとんどクラシック音楽を
聴いていているという著者だけあって、
ありきたりのクラシック紹介ではなく、
深く語られている。



有名な曲や聴いたことのある曲でも
その曲にまつわる背景は知らないことが多い。
本書では、その曲の作曲家や作られた時代、背景、
思いなどはもちろん、どの指揮者のどの演奏、演出
がいいかまでも語られている。



「永遠の0」の執筆時に聴いた曲は、
イメージをふくらませ、泣きながら書いたという
エピソードとか、自身の作品のことにもからめて
語っていて、大変興味深い。



2万枚というレコードとCDを所有しているという
著者だが、青春時代に一枚のレコードを
大切な宝物のようにして、擦りきれるほど聴いた
時の方が「いい音」なのかもと語る。
そして、「音楽は耳ではなく、心で聴くもの」だと。


至高の音楽 クラシック 永遠の名曲/百田尚樹
¥1,944
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マンガと音楽をめぐる愛いっぱいのミステリーエッセイ本。

「マンガと音楽の甘い関係」
高野麻衣 (著)
太田出版/2013.1.9/1280円

月灯りの舞

『ガラスの仮面』の姫川亜弓は、どうしていつも〈トロイメライ〉
を聴くのか?
『ベルサイユのばら』の男装の麗人オスカルが好きなモーツァルトを、
マリー・アントワネットが聴かないのはなぜ?
『SLAM DUNK』の流川楓のウォークマンの中身は何?
――答えはすべてこの中にあります 
          <帯より>


「料理だって恋愛だって最高のものは、いつだって音楽を
奏でている」という信条の著者は、音楽雑誌の編集を経て
フリーの文筆家になった方で、音楽雑誌の執筆や講演、
音楽祭のイベントも手掛けられているそう。

そんな著者が「音楽マンガ」というジャンル以外の
ふつうの少女マンガ、少女たちが愛するマンガに
描かれた音楽描写を通して、あこがれやときめきを探る。

実際の少女マンガのシーンの引用や台詞もあり、
目に見えない「音楽」というものがマンカという表現方法で
どう描かれているかを読み解く。

音楽を感じるマンガ、音楽が聴こえてくるシーン。
音の聴こえない「マンガ」という媒体で、
音楽をどうビジュアルで表現するのか、
作者の創作過程や感覚等のインタビューを交えたり、
著者自身の考察で語られていて、「表現」として音楽の
関係について考えさせられる。

映画も音楽の力が大きいけど、
音楽にたより過ぎている映画もなあとも想う。
自主映画を作る時、自分の頭にイメージした音楽を
言葉にして伝えるのって難しいし、
そのシーンに合う曲を選択するのってとっても重要。


マンガと音楽の甘い関係/高野麻衣
¥1,344
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「音盤時代の音楽の本の本」
大谷能生 (著) , 湯浅学 (著), 佐々木敦 (著)他
カンゼン; 第1版 /2012.2.18/1400円


月灯りの舞

音楽の本200冊をガイド!
読めばわかる、音もある。
      <帯より>

文芸誌のような音楽雑誌とも呼ばれる『音盤時代』の、
書籍ライン版の第一弾。

映画本ガイドブックは数あれど、音楽本は少ないと思っていたが、
著者によるとクラシックはあるけらしいけど、こういうカタチの
音楽について書かれた本のガイドブックは初めてだとか。

まあ、音楽がテーマのブックレビューだから、
私のように音楽に詳しくないものでも楽しめる。

ある社会学者がジャズ・ピアノを習得していく様を考察した
「社会学者による現象学的ジャズ・ピアノ入門
 鍵盤を駆ける手」という興味深いものから、
「尺八音楽のための楽典」という日本の伝統楽器についての本
や「松田聖子のバランスシート」というサンミュージックタレント本まで
ジャズにロックにジャンルを問わず、
論集、エッセイ、小説と形態も様々。


私の生まれ育った家の前はレコード屋さん(←時代を感じる)で、
毎日流行りの歌謡曲が流れ、新人歌手が店頭で歌ってたり
してたので、「昭和歌謡」については、いろんな意味で懐かしい。

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ポップス黄金時代を生き、切り拓いてきた音楽家
高橋幸宏が 60歳という人生の節目におくる
ポップ・ミュージックガイド本。

「心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック」
高橋 幸宏 (著)
PHP研究所/2012.8.11/760円



月灯りの舞

音楽もファッションも衝撃的だったビートルズ、
映画音楽の天才バカラック、
声を聴いているだけで悲しくなるニール・ヤング…。
さらにYMO「ライディーン」製作エピソードなど
自らの音楽活動についても語る。
        <表紙折り返しより>


第1章では、高橋氏の夢中になった洋楽、
第2章では、細野氏や教授を始めたくさんの音楽家
達との出会いやエピソードを語っている。

第3章は、高橋氏が作った曲や歌った曲、
サビのヒントになった曲など、制作秘話が
書かれていて、興味深い。

第4章は、映画音楽、ボサノヴァ、テクノについて。
音楽的見地から語る映画の話しや高橋氏とボサノヴァの
出会いまで。

やはり青春時代に強烈な印象を与えたYMOの
当時の活動を振り返るのは懐かしくもあり、
改めて、彼らの偉大さとおもしろさを知れる。

多感な時期に聴いた音楽、影響を受けた音楽、
聴くだけで涙が出る音楽など、音楽のもつ
素晴らしさと魅力を改めて感じる本。


心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック (PHP新書)/高橋 幸宏
¥798
Amazon.co.jp

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いたずらニャンコが表紙の今週の「BRUTUS」(11/15号)
、『気持いい音楽』特集。


週末に聴く、穏やかで気持いい音楽、メロウな全354枚の紹介。

特別付録は「メロウで気持ちいい曲が流れる音楽バー&カフェガイド」。


「34人の音楽好きに聞いた メロウな165曲」では
音楽好きが、自分にとってのメロウな曲とは?
にコメントし、メロウなマイベスト5曲を語る。



「妖怪人間ベム」ドラマ版のベラ役の女優の杏は
「私にとってのメロウは映像が浮かんでくる曲」と語り、
ベスト1に 浜田真理子の『The Crow』をあげている。



映像作家の高木正勝は
「僕をとろけさせる“愛(う)い”のある音楽」と。


「“愛い”とは、愛らしさや愛しさ。
 そばにいると、どうしようもなく悶える感じ」と。



プロデューサー井上薫は、
「ゆっくりまろやかに溶け合う、セクシーな音楽」と。


細野晴臣は
「音楽の快感とは、未知の世界へと感覚を拡張すること」と語り、
「憧れが芽生えたり、イメージが湧くもので、そこに
 アイデアやコンセプトが生まれるもの」であり、
「自然と感覚があって行く、恋愛の衝動に近い」と。



穏やかで心が癒されるだけでなく、
どこか感性を刺激してくれるセクシィさや
インスピレーションを広げてくれるような曲が
私にとって メロウな曲かな。
ジャンルで言うとボサノヴァか。


-----------------------------------


特集とは別に三谷幸喜監督、ここにも登場してる。
映画「ステキな金縛り」宣伝の為に
あらゆるメディアに登場しまくる三谷氏の密着取材。


この作品のために、これだけ多くの時間をかけ、
こんなに多くの人たちが関わってくれてるのだから、
宣伝活動は他の作業と同じくらい大事だと思っている
と語る三谷監督。


「宣伝活動は最後のランナー。
 思いの詰まったバトンをつなぐ」
と。

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「DANCIN’SALSA ダンシング・サルサ」

Salsa Hotline Japan/編
アスペクト/2000.9.8/1800円


月灯りの舞

音楽、ファッション、映画、ビデオ、クラブ、イベント…。
サルサのすべてを徹底ガイド。

話題の映画『サルサ!』の主演男優、
ヴァンサン・ルクールのインタビューを収録。
                <帯より>
 


サルサの歴史から用語集まで「サルサ」を知り、
よりサルサの魅力を感じられる一冊。


サルサを踊る人には、写真入りで「サルサのステップ講座」や
セクシーなサルサファッション、スクールのことなど
は実践的で参考になると思う。


観賞として、サルサをとらえる人には
「観て楽しむサルサ、読んでしるサルサ」では
サルサ関連のDVDや本のガイドがある。


サルサの音楽を楽しむ人にはCDがカラー写真入りで
紹介されている。



DANCIN’ SALSA―あらゆるボーダーを越えるダンス・カルチャー/著者不明
¥1,890
Amazon.co.jp

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「ノルウェイの森」の原作を再読し、

映画「ノルウェイの森」を観た。


映画音楽の素晴らしさをまた実感。

で、こんな本も。



「村上春樹の音楽図鑑」
小西 慶太 (著)
ジャパンミックス; 改訂新版版 (1998/03) /1500円


月灯りの舞

「風の歌を聴け」から「レキシントンの幽霊」まで、
小説の中に流れるジャズ、クラシック、ロック等
すべてピックアップ。
写真満載で徹底解説。
村上春樹の新しい魅力に触れる音楽ガイドブック。
       <帯より>


村上作品を解説しつつ、音楽レビューも載せていて、
そのレビューはベーシックで解りやすい。


作品を読んでいて、歌のタイトルやミュージシャンの名前が
出て来ても、知らない曲だと全くイメージがつかめないが、
実際に聴いても解説も読むとまた新たなニュアンスが
加わって、作品の奥行きや感情などの起伏が伝わることも。




★映画「ノルウェイの森」感想。

http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10763635783.html


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「武満徹 没後10年、鳴り響く音楽(イメージ)」
 (KAWADE道の手帖)
 河出書房新社/2006.9.21/1500円



月灯りの舞

実験工房・美術・文学・図形楽譜・万博…。
20世紀を代表する作曲家にして偉大なるモダニストの
素顔を振り返りながら、世紀を越え響き渡る彼の音と
戦後日本文化の地層に迫る。
              <解説より>


先日、渋谷Bunkamuraオーチャードホールで行われた

「武満徹トリビュート ~映画音楽を中心に~」

コンサートの会場ロビーで勝った本。


★コンサートの感想はこっち。

http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10741537291.html




映画監督 青山真治と大友良英の対談
「21世紀に響く武満徹の映画音楽」がとても興味深かった。

前衛的と言われた武満の世界を表現者はどう受け取り、
それからどんなイマジネーションをふくらませていくのか。




「武満徹の世界」CDの感想はこちら

http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10741583253.html

武満徹 (KAWADE道の手帖)/著者不明
¥1,575
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武満徹対談選―仕事の夢 夢の仕事 (ちくま学芸文庫)/著者不明
¥1,470
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「小松亮太とタンゴへ行こう」
小松 亮太:著
旬報社/2009.10.5/1600円


月灯りの舞

ぼくが愛するタンゴのイメージ。
それはクラシック、ジャズ、ポップス、
そのほか無数のワールドミュージック、
どのジャンルからみても離れ小島のように
特殊で、そのくせどのジャンルとも、
ちょっとずつ親戚であるところ。


だれとも違う、でもだれをも納得させる力
をもつ音楽……、それがタンゴだと思っています。

         <はじめに より>


14歳よりバンドネオンを独習したバンドネオン奏者
小松 亮太の「タンゴ」の世界へやさしく
導いてくれる案内本。



第一章は「タンゴの基礎知識」

バンドネオンという楽器の魅力や
アコーディオンとの違いから、
タンゴの成り立ち、アルゼンチンのことまで
よくある「タンゴの質問」にエピソードや資料を交えて、
わかりやすく解説していく。


バンドネオンはドイツが発祥地で、
今もプロのバンドネオン奏者は
ドイツ製を探し求めているのだとか。


バンドネオンとアコーディオンは見た目は
よく似ているけど、弾いてる人に
言わせるとトランペットとトロンボーン以上の
違いがあるのだと。


アコーディオンの音色はクラリネット的で
丸い感じ。
バンドネオンはオーボエ的でとがったイメージだとか。

細かいイラストによるバンドネオンの
分解図も載っている。



第二章は「タンゴの楽しみ方」
おすすめのタンゴCDを紹介しながら、
タンゴアレンジの魅力について語る。



第三章「タンゴ黄金期の創始者たち」
第四章「ぼくの出会った巨匠たち」

時代ごとにタンゴ奏者たちを紹介し、
特徴や聴きどころ、みどころを解説していく。




第五章「タンゴのいろいろ」
タンゴのリズムや音楽について、
語っている


第六章「小松亮太とタンゴへ行こう」
小松亮太自身の経歴から、
バンドネオン、タンゴへと関わって行く過程や
仕事について。


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