月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記


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直木賞作家が“身近に潜む恐怖"を描く文庫オリジナル長編。
とても読み応えのある一冊。


「ようこそ、わが家へ」
池井戸 潤 (著)
小学館/2013.7.5/695円


月灯りの舞

戦慄のストーカー、怯える家族、戦場の敵。
手に汗握る攻防の行方は?
恐怖のゲームがはじまった
           <帯より>


サスペンス小説であり、企業小説であり、
家族の物語でもある贅沢な一冊だった。


主人公は銀行員だが、電子部品の会社に出向している
真面目だけが取り柄の会社員 倉田。

駅の割り込み男に、勇気を出して注意した日から、
倉田家に嫌がらせが始まる。


主人公は半沢直樹のようなカッコイイ ヒーローではない。
それだけに、とてもリアルであり、その行動が読む人にも
実感として伝わって来る。

でも、やはり見えない敵 ストーカーと戦うことになる。
それは家族を守るためである。


倉田の会社の不正問題の流れと、
家庭でのストーカー問題が同時に進行して行き、
どちらも倉田が解決して行く。


売り方がサイコホラー的な感じだったが、ホラー部分は
全くなく、ミステリ要素は低く、ヒューマンドラマであった。


会社の人間たちの裏の部分が浮き彫りにされたり、
家族の見なくてもよかった部分を見たりもするので、
実際にこんなことになったら、人間不信になるだろうとも思うが、
前向きにまとめているので、読後感は悪くない。


男女間に限らず、人の嫉妬心というのは怖いね。
本当にそれが悪の原動力になってしまうのだけど、
一線を超えてしまう人は、
自分の中ではそれは正義になってしまうんだろうね。


誰しもがストーカーになりうる可能性があり、
誰しもがストーカーに狙われるというのも
改めて思う。
そして、自分の身を守るのは自分しかないということも。



ようこそ、わが家へ (小学館文庫)/池井戸 潤
¥730
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「図書館戦争」は映画も未見で原作も未読だけど、
この本は「図書館シリーズ」の中の
「図書館内乱」に登場する本。

裏表紙のあらすじに惹かれて読んでみた。

「レインツリーの国」
有川 浩 (著)
新潮文庫/2009.6.27/400円


月灯りの舞
きっかけは「忘れられない本」。
そこから始まったメールの交換。
共通の趣味を持つ二人が接近するのに、
それほど時間はかからなかった。

僕は、あっという間に、どうしても彼女に
会いたいと思うようになっていた。

だが、彼女はどうしても会えないと言う。
かたくなに会うのを拒む彼女には、
そう主張せざるを得ない、ある理由があった――。
         <裏表紙より>


二人のメールのやりとりは、ちょっと こっ恥ずかしい。
でも、自分のすごく思い入れのある本についてを
共有できる人とだったら、こんな風になるのって、
わかるなあとも思う。

ココから先、ネタバレを含むので、
これから読む方で真白な心で読みたい方は、
ココから先は読まないでね。

彼女が彼と会いたくない「理由」とは?
ミステリじゃないけれど、二人のやりとりから、
いろんなことを想像する。

彼女は難聴・中途失聴者だった。
文字だけのメールの世界では思うままに「言葉」を
操れるのに、実際の会話になると困難をきたす。

彼女は様々なイヤな想い、辛い想いもしてきたから、
新しい出会い、絆をつくることに戸惑う。

でも、自分だけが辛いと思っているが、
彼も辛い“想い”を抱えていた。

そんな二人が本音で、想いをぶちまけ、時には相手を
傷つけ、傷つけられることで、絆が深まっていく。

お涙ちょうだい風に書かれていない「リアル」の会話が
上手いし、著者は人の痛みをものすごく解っている人。
丁寧な下調べと取材に基づいているのも好感がもてる。

「君が好きや。今すぐ一生とか約束できんけど、
 今は君が好きで君と付き合いたい」
という正直な彼の言葉等、キレイごとじゃない、
素敵な言葉がちりばめられている。


人はなかなか解り合えないけど、解り合おうとする気持ち
が愛であり、絆につながるのだろうなあと思う。

ハリネズミのジレンマのように、刺し合い、傷つけ合うことで
しか愛を確かめあえなかった昔の自分にも重ねて涙した。


レインツリーの国 (新潮文庫)/有川 浩
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R-18文学賞の第7回大賞作品で、
竹中直人監督で映画化される原作の文庫版。

「自縄自縛の私」
蛭田 亜紗子 (著)
新潮社/2012.11.28/490円
月灯りの舞


縄はどんな抱擁よりもきつく、
私の躰と心を抱きとめる――。
       <帯より>


とても短い作品だが、“自縛”という
ディープな性の嗜好が描かれている。

主人公の女性は、サイトで見た縛り方で
自分で自分を縛り、マイ拘束することにハマっていく。

過激な描写がない分、逆に深い性の快楽の深さというもの
が感じられる。

自分の身体を縛るということは、自分の自由を奪うことで
ありながら、心は解放されていく。
縛られるという行為は誰かにきつく抱きしめられるという行為の
代償だというのはとても解る。

変態サンとの遭遇率が意外に多い私だが、その中でも、
縄、縛り関係の度合いは高い。
街で声をかけられ、
「縛らせてくれ」とか「縛ってくれ」や
「縛っているのを見てくれ」と、バリエーションは豊富。

隠れ自縛マニアは多いのだろうが、
誰かの手で縄をかけられる時にこそ、
潤っていき、高まってこそ М女。

竹中直人監督が初の官能作品として、
どう表現するのか、みて観たい。
来年2月公開。
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「文豪てのひら怪談」
東 雅夫 :著
ポプラ社 (ポプラ文庫)/2009.8.20/560円


月灯りの舞

好評の「てのひら怪談」シリーズから飛び出した、
800文字の新たな文学宇宙!和漢の古典文学から、
夏目漱石、泉鏡花らの文豪たち、
さらには村上春樹、京極夏彦ら平成の人気作家にいたるまで
―総勢100名にのぼる小説家、詩人、エッセイストの
手になる妖しく不思議で奇妙な物語のカケラを蒐めた、
極小にして極上のアンソロジー。
           <裏表紙より>


ちょっと「怪談」というくくりはどうだろうと
思うものや、数行の短いものもあるが、
それぞれの著者の味わいが楽しめる。


古典やこれぞ文学というものは、怖さや奇妙さは
少ないが、日本語の美しさをかみしめられる。



小松左京、星新一、筒井康隆などのショートショートの
名手はさすがに、本領発揮。
エンターティメントとして楽しませてくれる。



怖いのはやっぱり小林恭二とか、ホラー小説家として
きっちりグロさと恐怖を押しこめている。


怪談ものというのは似たような話が多いのだけど、
著者たちの独特の文体や個性、感性が、
続けてこれだけの数を読んでも飽きさせない。


人によったり、時代によっても「恐怖」するものや「奇妙」

と思うことは違う。

そんな人の恐怖への概念の違いを読み比べるのも興味深い。



“おわりに”に
「この800文字というくくりは、
 起承転結を備えた物語を綴ることの可能な最小字数」
とあるが、まさにこのサイズの的確さを納得する。



こういう短編集は、起承転結の構成を学ぶのに
とっても勉強になるし、オチの付け方も
たくさん読む事ができて、とても勉強になる。


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「今度は愛妻家」


中谷まゆみ/原作 入間真/著
竹書房文庫/2009.12.29/648円

月灯りの舞

かつては売れっ子カメラマンとして名も実力もあったが、

今はロクに仕事もせずにぐうたらな毎日を送っている北見俊介。

女性に甘く、気ままに生きる典型的な駄目亭主だ。


大の健康マニアの妻さくらはそんな夫に文句を

言いながら何くれとなく世話をやいている。

クリスマス直前に、半ば強引に連れていかれた子作りのための

沖縄旅行から1年後。

相変わらず、だらけた毎日を過ごす俊介は、

なぜか一枚も写真を撮ることができない。

<裏表紙より>


原作の戯曲を元に書かれている

映画のノベライズ版。



台詞は映画と同じだが、章ごとに視点が変わるのが
おもしろい。

言葉遊び的な台詞もけっこう書かれていて
笑えるとこは多い。


映画には人物の背景描写が少なく、
「性的」なことがほとんど
描かれていないが、ノベライズでは
「性的」なことにもふれているため、
人物に深みが増している。



「人って、誰かに見られてないと死ぬんだよ、心が。
 死なせたくないなら、もう少し優しくしてあげなきゃ」




★「今度は愛妻家」映画の感想はこちら
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10436083953.html



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人は傷ついた時、誰かに癒しや救いを
求めるもの。
誰かの手にすがりたくなるのかな。


タイトルは「癒し本」のようだけど、
癒しを求める本ではなく、
一気読みミステリ本。



「弥勒の掌」

我孫子武丸:著
文藝春秋 (文春文庫)/2008.3.7/552円

月灯りの舞-弥勒のて

愛する妻を殺され、汚職の疑いをかけられた
ベテラン刑事・蛯原。
妻が失踪して途方に暮れる高校教師・辻。

事件の渦中に巻き込まれた二人は、やがて
ある宗教団体の関与を疑い、ともに捜査を
開始するのだが…。


新本格の雄が、綿密な警察取材を踏まえて
挑む本格捜査小説。
驚天動地の結末があなたを待ち受けます。
            <帯より>



我孫子武丸なのに警察小説なのかと、
いぶかしがるもののサスペンス的展開なので
すーっと読んでしまった。


だから、私は素直にダ・マ・サ・レ・タ!!


やっぱり我孫子武丸なのねー。

仕掛けが面白く、結末には驚かされる。


同じ宗教もので書かれた作品は多いけど、
我孫子武丸テイストが生きてる気がする
警察小説風ミステリだった。



でも、このキャラ設定がどうも
「漫画ゴラク」とか「漫画サンデー」とかの
漫画になりそうなクセのある刑事で、
イメージが浮かんできて、自分の頭の中で
漫画にしてた。


とある新興宗教団体が登場するが、
これがまた胡散臭いとわかっていても、
人が惹かれていく仕掛けがなされている。


こうやって人は宗教という「癒し」に
ハマっていくのか、救いを求めるのかとも思う。


だけど、その宗教団体の実態が暴かれると、
考えさせられてしまう。


教祖様は「弥勒様の生まれ変わり」であり、
本のタイトルでもある「弥勒像」が
重要なアイテムとなる。


教祖弥勒様の実態は!?
弥勒像の秘密は!?


ミステリになれた人は中盤で結末は
解ってしまうほど、コンパクトにまとめられた
お話ではあるけれど、最後までひっぱってくれる。


そして、深く考えさせられる。



もろいのは男で、したたかなのは女だと思うけど、
やっぱり男は身勝手なのねーとも改めて思う。



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久しぶりに歌野晶午の本格ミステリ作品を
味わう。
歌野晶午にはいつもアッと驚かされ、騙される。
今回はそれだけでなく、泣かされた。


「葉桜の季節に君を想うということ」
   歌野 晶午:著
    文藝春秋/2007.5.10/629円


葉桜の季節に君を想う


叙述トリックで本格ミステリ。
だから、ネタバレできない。


ミステリ部分は秀逸。
叙述にありがちなごまかしがなく、
正々堂々とした文章に匠に組み込まれた
伏線に圧倒され、一気読み。


タイトルだけ見ると、さわやかな恋愛小説っぽいけど、
これがどうして血なまぐさい事件や悲惨な事件が
展開されていく。


でも、このタイトルも実は伏線になっている。

それにのっけから、金で女を買ったり、行きずりの女と
セックスする男が登場する。
でも、本当は体だけでなく、心のつながりが欲しいという男で、
ヤッタ後はメンドクサイけど、“後戯”にいそしもうかと
いうやさしい男なのだ。
彼が主人公。


トリックに騙されるけど必然性はないのかもしれないという
辛口意見も多いが、それもアリだと思う。
それに、物語としてひきこまれるのだから、
私はよかった。


悪徳商法による組織の犯罪に素人探偵が挑む。
ヤクザの殺人事件や自殺未遂、いくつかの
偽装自殺がからみあう。


最後に全てが晴れて、ヤラレタ感を味わいつつも
「愛の物語」に涙してしまう。
これが愛なんだって……。

ロクでもないヤツなんだけど、こんな愛し方、
愛され方をするんだ。


人は愛する人のために命を投げ出すことも
できるし、愛する人を失った時は、
自ら死を選ぶこともある。


これは、清廉潔白な人が読むと
嫌悪感を感じ、その世界観がイヤかもしれない。
でも、私のようなロクデナシが読むと
じんと来る。


ロクでもない私でも生きてていいのだとまで思う。

ロクデナシに恋してしまったロクデナシは
強くなれるのかも。



きっとこれは愛する人にすすめたくなる本。


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「スローグッドバイ」
   石田 衣良:著

集英社文庫/2005.5.20/457円

  スローグッドバ

通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。
出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく
描く傑作短篇集。
          <裏表紙より>



ちょっとコメント欄にも書いたけど
表題の「スローグッドバイ」
一緒に暮らしていて、別れる男女が
最後のデート(さよならデート)
をする話。


互いに憎みあって別れるのではない。
その形がベストだと思って別れる。

横浜でデートをし、男は女にバラの花束を渡す。
女は最後に男に言う。


今日のことは忘れない。ありがとう。
いつか絶対この花束のことや、横浜の街や、
わたしのことを書いてね
」と。


男は言う

みんながチクショーって思うくらい
 カッコよく書いてあげる



「1ポンドの悲しみ」が30 代の恋愛なら、
こちら「スローグッドバイ」は20代の恋愛。


だから、とってもまぶしくてきらきらしてる。



一話目の「泣かない」は、ダメ男と別れて
傷ついて、泣けなくなってしまった女の子の
話で、せつないのかと思いきや、
元カレの友達である男友達になぐさめてもらう
うちにできちゃうって話だった。


別れても、「次いってみよー」って感じ。


二話目の「十五分」もひと夏の恋の話で
やたらとセックスしちゃう。

とにかく互いにやりたくてやりたくて
やっちゃう。


軽いノリでしちゃって、
お互いに気持ちよく楽しんでて、別れちゃう…。

せつなさとは、ちょっと遠い。



「夢のキャッチャー」という話は、
シナリオライター志望の女の子の話。


自分の夢に向かってがんばっている女、
それを見守る彼氏。

彼女の夢を応援しているけど、
夢に近づく彼女に対して、いつか彼女が離れていく
のではと、淋しさを感じている。


シナリオライター志望の人が読むと
とってもリアリティがあって、身につまされる。

だけど、読むんじゃなかったー。
かなり自分と比較して落ち込んだ……。

私は「ローマンホリディ」という話が
よかったかな。


ネットで出逢った男と女。


「私と『ローマの休日』をしませんか?」


というメッセージを書いた女とメールする男。
メールのやりとりを続けて、初めて出会うことになる。

男は職業を誇張していた。


待ち合わせに現れたのは女の子だったけど、
実はメールを書いていたのは72歳の祖母だったという話。


孫娘がちょっと嫉妬しちゃうくらいかわいいおばあちゃん
のほのぼのとした恋の話。



★「1ポンドの悲しみ」の感想はこちら
http://tsukiakarinomai.ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10046198650.html



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「1ポンドの悲しみ」
   石田 衣良:著
集英社/2007.5.25/\479


1ポンドの悲しみ

恋はときどき残酷で、だけどとても優しい。
10の想いのかたちを描いた、ショートストーリー集。
              <帯より>



30代女性の恋模様を描いた、短編集。


表題作の「1ポンドの悲しみ」 から読んでみる。

遠距離恋愛の話。


「月に一度会うという遠恋もの」。

しかーし、
えっ ?! これ…… エ、エロイやん。


遠く離れて暮らす男と女は、中間地点のシティホテルで逢う。


女が先に部屋で待っていて、男がやっきて、
部屋に入った途端、もういきなり「シルクのスカーフ」で
女は男に目隠しをするのだ。


そして、女は男を弄ぶように、イロイロとしていく。
逢えない時は、「ひとりでした」だの、
今までで一番いい」だの
女は大胆な言葉を吐きながら、男を感じさせていく。


まあ、確かに性描写も美しい言葉で飾られ、
比喩も巧いが、
ずっとエロシーン全開で、
最後に別れのシーンに飛ぶ。


別れるたびに胸をえぐりとられるような感じ。
 せつなくて、空っぽでたまらない
」と言う

女の台詞があるが、
やるだけやって、じゃあ! みたいで、
せつなさが感じられないんだけどなあ……。


多分、私が奴隷型M女だから、女リードの性描写には
そそられないせいか。
(そういう問題じゃない……か)


そして、別れ際の新幹線のホームで


この世界は僕たちの悲しみで動かしているんだ」とか、
さよならをいうあいだも、自分の悲しみで列車が
止められないかを試していた
」だのの言葉が並ぶ。



ど、どうなの、これ?


せ、せ、せつないのか……?


せ、せ、赤面しそうなんだけど……。


でも、こんなにエロかったのね、石田衣良!


目隠しプレイや露出プレイをしたい人にはおすすめ。


でも、エロかったのはこの一作だけで、
後の作品は、さわやかで、読後も清涼感漂うものばかりで
きゅんとくるね。
さすが、売れッ子、人気もの。

ふたりの名前」という話、同棲カップルの話が、
仔猫をもらってくる話で、猫好きの人には、きゅんと
胸がいたくなるせつなく悲しい話。




でも、目隠しプレイは、感度が高まる
……らしいよ。

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「小説 包丁人 味平」

牛次郎:著
光文社/s61.8.20/480円


味平

その小説版「小説 包丁人味平」を読んだ。
漫画の原作と同じ牛次郎作である。

無駄を省いた短い文は、テンポよく、
すいすいと読める。

料理対決というテーマは、次はどうなるんだろう
というワクワク感をあおってくれる。

目と舌、匂いで味わうという「料理」の世界も
活字だけで、こんなにもおもしろく表現できるのだと
改めて感じた。
そして、巻末の師匠の解説でも改めて
「素材」をどう「料理」すれば作品はおもしろくなって
いくかということを学び、とても勉強になった。



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