先日行った「ぬぐ絵画--日本のヌード」展が行われていた
東京国立近代美術館のミュージアムショップで買った本。
アッと驚く「はだか」な研究の数々。
おもしろい試みで「はだか」を探究していく。
写真や絵を眺めるだけでもワクワク楽しい
「はだか」がいっぱいの本。
「はだか Ex-formation」
原 研哉+武蔵野美術大学原研哉ゼミ:著
平凡社/2010.1.26/1500円
今年のテーマは「はだか」である。
「はだか」といえばエロスや羞恥心のにおいがして、
扱いにくいテーマであるように思えるかもしれない。
しかし、「はだかの自転車」といえば、何もついて
いないプレーンな自転車を想像するし、
「はだかのプランド」といえば、手垢のついていない
無垢な商品のイメージが連想される。
したがって、案外デザインと近いところにこの言葉は
あるのかもしれないと思われたよ。
よし、それでは「はだか」をはだか」はだかにしてみよう、
ということでこの研究は始まったのである。
<帯より>
裸になるのはなぜ恥ずかしいのか?
それは他人と自分の裸が違うからだという。
そこで裸の「偏差」を極端にしてみようという試み。
リカちゃん人形という人形の理想形に手を加え、
「偏差」を強調した理想形でないものを作ってみる。
例えば、肥満のリカちゃん、О脚のリカちゃん、
でべそのリカちゃん、筋肉質なリカちゃんなど。
「はだかの少女漫画」では、少女漫画をすっぱだかに
してみるという試み。
漫画「りぼん」をの実際の漫画を全裸バージョーンに
してみる。
すっぱだかであること以外はいつもの漫画なのに、
すっぱだかであることで漂う違和感は少女漫画の
コンテクストを崩壊させるには十分だ。
逆に「パンツプロジェクト」の章では。
あらゆるものに「パンツ」をはかせることで、
身近なものの世界を「はだか」にし続ける効果がある。
例えばフォークの先っぽにパンツをはかせる。
例えばピーマンにパンツをはかせる。
するとそれは素米「身体化」して見え、そこに
「腰部」としての「はだか」が出現するから不思議。
圧巻というか、そそるのが「バタカのはだか」という章。
“見せるため”の「はだか」ではなく、“素”の「はだか」
をイラスト化している。
「全く日常の姿態」を「はだか」にしてみるという試み。
AV企画でよくある「全裸シリーズ」や写真集で当たった
「透撮」や「妄撮」シリーズみたいな感じのマジメなイラスト版。
「おしりフェチ」さんにはたまらない
「おしり」の章では、“ふたつのふくらみと真ん中のスリット”
というモチーフをいろいろなデザインの中に取り入れている
写真がいっぱい。
まるで、あちこちに「おしり」があるみたい。
「はだかの赤ちゃん」の章では、裸の赤ちゃんの体を
花、石膏、金箔、木、砂糖など、いろいろな素材で
つくるという試み。
写真は左側が「苔」で右が「コンクリート」。
★「ぬぐ絵画 日本のヌード」展 感想
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-11105501614.html
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