新書の新刊。
「物語論」の本は数あれど、これは1冊でいろんな創作者の
感性にふれられるお得な本。
創作に関わる人には、とても勉強になる。
「物語論」
木村 俊介 (著)
講談社(講談社現代新書) /2011.11.18/820円
インタビュアーとして各媒体で活躍する木村俊介が、
小説、漫画、美術、映画、音楽……といって
さまざまな分野の方々から、
「ものを語ること」に関して、聞いたことを提示している。
村上春樹、島田雅彦、伊坂幸太郎、重松清、弘兼憲史、
かわぐちかいじ、荒木飛呂彦、杉本博司……、
自分の人生で、影響された人や本を語る人もいれば、
自分がなぜそのテーマばかりを描くのかという創作裏話を
語ってくれる人もいる。
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映画では監督が絶対で、助監督は命令に従うだけといった
場合が多いみたいで、それに違和感とつまらなさを感じていました。
「映画にしなきゃ、というのはやめようと思いました」より
是定裕和/映画監督
映画を撮るきっかけになった話や、助監督に大学生を入れて、好きなことを
言わせてみるとか、現場の人数を極力減らしていく話とか、
映画制作にまつわる話はとても興味深い。
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僕にとって物語を描きたいと思わせる源泉は
「不安な感覚」で、人物の配置や時代背景などはすべて、
それに沿って考えるものです。
「不安な感覚の共鳴が、物語をおもしろくするんです」
かわぐちかいじ/漫画家
主人公はあまりしゃべらない方がかっこいいという著者は
感情の吐露をやらせず、顔や目で語らせたりすると、
顔の描き方が変わって行く過程なども語ってくれている。
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中高年の身体の線についてはできるだけリアルに、
できるだけいやらしく描きたい。
だから参考資料に野村沙知代さんの写真集まで購入するほどで、
おかげでたるんだ腹に微妙なニュアンスを付ける線の引き方
なんてものすごくうまくなりました。
「漫画の最大の武器はわかりやすさ」
弘兼憲史/漫画家
次々とヒット作、それも長い連載ものが多い著者は
「ストーリーを作るポイントは、まだ誰もやっていない分野の
ストーリーを開拓することです」と語る。
自身の作品のコマ割を、映画の演出になぞらえて解説される
所は さすが、わかりやすい。
- 物語論 (講談社現代新書)/木村 俊介
- ¥861
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1 ■無題
伊坂幸太郎好きです(^O^)
読んでみます(^o^)/