皆様へ | つきのさがしもの

つきのさがしもの

月宮みどりのブログです。更新再開しました。日常のこと、ふわっと残していきます。

皆様へ

既にTwitterよりお知らせさせていただきましたが、

私、月宮みどりは、

6/25(土)の公演をもってアニ☆ゆめprojectを卒業することにいたしました。

突然のお知らせでごめんなさい。

ここから先は少し、私の気持ちを語らせてください。かなり長くなりますが、よければお付き合いくだされば嬉しいです。

2010年にはじめてアニ☆ゆめのステージにたたせてもらってから気付けば6年。
6年前の6月26日が私の初ステージでした。そこから丸6年の6月25日に卒業すること、なんとなく運命的なものを感じて嬉しくなります。

皆さんも驚かせてしまったかもしれませんが、この結論に至ったことに、実は私も驚いています。
長いようなあっというまのような時間をここで過ごして、たくさんたくさん素敵な経験をさせてもらいました。
たくさんの人に出会わせてもらいました。
形を変えていくアニ☆ゆめの中で、悩みながら、それでもステージに立つことはとても楽しくて、応援してくださる皆さんの笑顔を見ることが嬉しくて、私はアニ☆ゆめというものが大好きでした。
正直、アニ☆ゆめってここまで形を変えてきてるから、何がアニ☆ゆめをアニ☆ゆめたらしめてるのか、私はずっと考えていました。多分それはアニ☆ゆめという名前なんだなと思っていて、だから、私はアニ☆ゆめが名称変更をするとなったときに、アニ☆ゆめの名が残らない全く別の名称になったら、この場所を愛せなくなるんじゃないかという恐怖を抱いていました。
それぐらい「アニ☆ゆめ」という場所が私には特別で大好きでした。
そして、これだけ色々な変遷を辿ってきたアニ☆ゆめをずっとずっとはじめから変わらず応援してくださる方がいて、そんな幸せな場所に立ち続けられたことを、私は本当に幸せに思います。
私は現存メンバーでは一番古くからいるメンバーです。なので、勝手だけど、自分がアニ☆ゆめを支えていきたいとも思っていたし、アニ☆ゆめへの愛は誰にも負けないと思っていました。愛の強さは今も変わりません。だから、アニ☆ゆめを卒業する決断を自分で下せたことに、私自身が一番驚いています。

それでも卒業を決めたのは、これから先、ずっとずっと長い未来、自分自身の未来を考えての決断です。
この先どうなるのかは、わからないことだらけですが、
自分が大好きなここで、いつまでも楽しくいるだけでは生きていけないのだと、考えた末の決断です。
いえ、それはできるのかもしれません。様々な可能性を模索しながら、ステージに立ち続けることは可能なのかもしれません。でも、私はとても不器用だから、全力投球でないとステージに向き合えません。
私を応援してくれている方の中には、どんな状態でもステージに立つ私を見ていたいと思ってくださる方もいるのかもしれません。
だけど、ステージに立つこと、アニ☆ゆめが大好きだからこそ、中途半端な続け方はできないと思いました。
本当に勝手な話でごめんなさい。
わたしをスターにしたいと応援してくれていた皆さんの期待を裏切ってしまってごめんなさい。
夢を届けるのが私の使命だから、こんな話をするのはとっても夢のない話かもしれませんが、皆さんに嘘はつきたくないです。
輝かしい理由でもなんでもないけど、それでも自分自身でちゃんと考えて、ずっとずっと悩んで決めたことです。
実は昨年夏からずっと、卒業のことは悩んでいました。色々なことを感じて、過去と現在と未来とを並べて、進みたい方向と、居場所と現実と、色々なものを並べて考えたときに、自分は卒業するのがいいんじゃないかと思うようになりました。
それでも、決断するのが先伸ばしになったのは、やっぱりステージに立つことが楽しかったからです。ステージで皆さんに会うのがとても幸せだったからです。だから、何度決意してもやっぱり揺らいでしまったのです。この期間も、ステージへ向き合うときは決して中途半端な気持ちはありませんでした、それは本当です。立つと決めたステージに全力で向き合わなければ、私は私を許せません。来てくださる皆さんの期待を裏切る真似は絶対にしたくありませんでした。
だからこそ、私自身の未来を考えるときに、アニ☆ゆめから身を引く必要があるとも思いました。いくつものことを同時にできるほど器用じゃないから、極端な選択しかできなくてごめんなさい。

私は本当にアニ☆ゆめで皆さんと過ごす時間が大好きでした。いえ、大好きです。
はじめてユニットEでステージに立たせてもらったとき、皆さんがたくさん声をかけてくれました。名前を呼んでもらえたとき、覚えてもらえたとき、どんなに嬉しかったか。はじめてもらったお手紙にどんなに感動したか。
雑誌の宣伝コーナーに一瞬出る。そのときにいかに楽しんでもらえるか、いかに覚えてもらえるか、ユニットEの皆と何度も何度も考えました。今から考えてもあまりにも拙かったけれど、それを楽しかったと言ってくださった皆さん。とても優しい皆さんとの楽しい時間。
ひみつのにゅーすを歌わせてもらう。身体の小さな私が誰より目立つために必死でとにかく動きの幅だけは誰より大きくしようと思っていました。

アニ☆ゆめ loves R-15でもう一度アニ☆ゆめのステージに立てたことがどれだけ嬉しかったか。そこでコーナーをやらせてもらえて、たくさん皆とお話ができるコーナーですごく楽しかった記憶があります。ソロの曲もユニットの曲もやらせてもらえて本当に嬉しかったなぁ!
ファンの皆さんがオリジナルのTシャツまで作ってくれたこと、すごく嬉しかったです。

そこから少しずつ形を変えて、えびてんとコラボではラジオをやらせてもらったり、
いろんな曲を歌わせてもらって、なんていうか振り返ろうと思ったら書ききれなくなっちゃうぐらいたくさんのことをやらせてもらいました。
大好きな曲でセンターをやらせてもらえたこと、それも嬉しい思い出。
どこをどう切り取っても、大変だったけど楽しかった、そう思えます。

客席ガラッガラで悔しくて、でもその中でもアニ☆ゆめにきてくれた方がいることに嬉しくて、胸が熱くて泣いたこともありました。
それを経てチケットが売り切れになったとき、ほんとにほんとに嬉しかった。

皆さんのサイリウムがあまりに綺麗で泣いたこともありました。
ほんとうに綺麗できらきらして魔法のなかにでもいるんじゃないかと思ったこともありました。

いつどんなときも、応援してくださる皆さんがいて、私はステージに立てました。
本当にありがとうございました。
辛いとき、それでも私が前を向いて生きてこれたのは皆さんのおかげです。
皆を笑顔にしたいと、ずっとずっと思っていたけれど、それは叶ったでしょうか。
私は本当に貰うばかりでほとんど返せていないような気がして悔しいです。

だから、最後の日はできるだけたくさんの人に直接「ありがとう」を言わせてください。会いにきてください。
私を愛してくれた皆さん、アニ☆ゆめを愛してくれている皆さんへ、お礼を言わせてください。

そして勝手ですが私の最後のステージを目に焼き付けてくれたら嬉しいです。
「月宮みどり」が、「アニ☆ゆめの月宮みどり」が、ここにいたんだと、覚えて帰ってもらえると嬉しいです。

自分で選んだ決断ですが、いざ卒業の日が近付くと現実味を帯びてきて、やっぱり寂しさが溢れてきてしまいます。

他の人の卒業でも、本人より泣いてるんじゃないかというぐらい涙腺ぼろぼろの人なので、当日はまともにしゃべれないかもしれないです。
朝から泣いてるかもしれないし、なんだったら前日から泣いてる気がします。今も泣きそうです。
メンバーに伝えたとき、先ほど皆さんに伝えたとき、現実味が増してくる度、何度も涙が滲みます。

だけど、最後に皆の記憶に残るのは笑顔でいたいので、頑張って笑顔でいたいと思います。
皆の笑顔をちゃんと覚えて帰りたいので、ちゃんと目をあけます。だからどうか、皆さん私にたくさんの笑顔を見せてください。

勝手なお願いばかりでごめんなさい。
ステージを降りるその瞬間まで「月宮みどり」は、皆さんに笑顔を届けるその使命を全うします。だから、輝きを受け取りにきてください。
私の輝きがもし、ちゃんと届いていたら、皆さんの笑顔と、一面の青い宇宙を見せてください。

本当に、本当にいままでたくさん幸福な時間と思い出をありがとうございました。
アニ☆ゆめにいたから得ることができたものがたくさんあります。
アニ☆ゆめにいたから出会えた人がたくさんいます。
本当にありがとうございました!
言葉にはかえられないほどの、たくさんの感謝と愛を皆へ!
残り少し!最後まで全力でいくよ!ついてきてね!!!


2016年6月9日(木)
月宮みどり