頂点を掴んだ!と勘違いのオトコ…
テーマ:アメンバー限定!!こんばんは^^
今日は夕方から渋谷で過ごし、お客さんをホテルにお送りして自宅に戻りました。
以前、新宿はボクの古巣とブログに書きましたが。。
この渋谷という街も、ボクには非常に様々な想い出の詰まった街なんです。
今夜は少し時間に余裕があったもので、ちょっと昔の想い出巡りをしてきたんです。
そんなワケで、、昔話ですが(;^_^A
いいですか?(笑)
むか~しむかし…
ボクが新宿でナンバーワンの称号を頂いた翌日…
ボクは家に帰らず給料袋を抱え、その足でフェラーリの355ベルリネッタというクルマを買いました。
中古ですが、… …万という大きな買い物です。
もちろん自宅はオンボロ安アパートでしたから、、ガレージもないのにです(笑)
そしてその翌日には渋谷の不動産屋に行き…
『とにかくとびきり上等な部屋を案内してほしい』と伝え、当時で家賃120万というマンションを借りました。
そんなマンションなので、一年分の家賃を先払いすれば審査なんてなく、、
数日後の夜、あっけなくそのマンションの鍵を開けました。
あ・・・
金持ち自慢の話じゃないですよ
もう少しお付き合い下さいね^^
深夜0時を過ぎた頃、
なぜかボクは豪華なその部屋の一番隅っこに座り、遥か先まで見渡せる夜景を眺めていました。
周りにはボクの視界を遮るような高い建物はなく、渋谷、代々木…360°見渡せるようなマンションでした。
寒い日だったのに暖房は入れず、ただただひたすら数時間もその夜景を眺めていました。
深夜なのにせかせかと走るクルマのランプ。
人と判別がつかないほど、点々と見える人の群れ。
それを見てなぜかバカらしい…
と感じた若さゆえの過ち。
(今、思えば恥ずかしいですが…)
そしてその下界を見下ろすボクは、『オレは頂点に登りつめたんだ!』と…
そんな勘違いまでしていました。
しかし、その夜見た渋谷の街はキラキラと輝いていて、とにかくこの街全部が自分の配下のような錯覚に陥いっちゃったんですね。
哀れなオトコです…
そして。
そのマンションで生活して数カ月が過ぎたころ、以前住んでいたアパートの大家さんからお店に電話があり、
『全然帰ってこないんだね…家賃もったいないから、出るかい???』
と言われました。
まったく忘れていました。
そういえばそんなアパート住んでたわな。
しかし今更だな、、
そんな連絡をもらった日の深夜、ボクはそのアパートへ行き、大家さんに『当然出ますよ!』と言いに行くために、川崎に向かったのですが、深夜にも関わらず大家さんはどうやら留守のようで…
仕方なく自分が住んでいた部屋で待つことにしました。
傾いて開けるのに苦労するドアを開け。
(本当にそんなアパートなんです)
そこでボクの目に飛び込んできたもの…
ボクが置き去りにしてしまった数々の想い出たちがそこにはありました。
考えてみたら、あの大金をもらった給料日から、ボクはそのアパートには一度も戻っていませんでした。
あれから数カ月も経ったのに、ここはボクが貧しかったあの夜のまま、、時間が止まっています。
明日半分食べよう!と残しておいたインスタントラーメンの残りや、10円玉を一生懸命貯めた空き缶。
あれだけ大切だったギター。
ナンバーワンの称号を手にしたあの日…
『そういえばあの運命の日は、寝坊して飛び起きてそのまま出掛けたんだっけ…』
ベッドではなく布団に、薄汚れた毛布が一枚はだけていました。
なんだか数年も経過したような変な気持ちでした。
ギターを手に取って弾いてみると。
すでに錆ついてしまった弦がやたらと指にまとわりついてきました。
しばらく弾いていなかったせいか、やたらと指が痛い。
でも、なぜかそれがいい。
四畳という、四方を囲まれた圧迫されるような空間なのに、なぜか心地いい。
そんなはずないのに、なぜかこの場所に癒されている自分がいました。
----次回へ続く----








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