高校生の定番の青春もの、ということで、
正月早々、
ちょっと熱めの涙でも流せるかなと思って借りてきたDVDだったが、
主演が長澤まさみ(初主演)で、
脇にも小栗旬、伊藤淳史、塚本高史の3人という、
後のスターを輩出するナカナカの出世作品だった。
スポーツが題材になると、
特訓的な要素が入り込んでとかく熱くなりがちだが、
こちらはロボット作りということで、
設計とアイデアが決まれば、
後は地道な部品作りと組み立て作業。
極めて地味であり、静かである。
登場人物もそれぞれいいところもあるが、
どうしようもないところを持ちあわせた普通の高校生。
途中で人が変わったようにいい人になったりすることもない。
そんなあまり力が入り過ぎない、
普通なところがとても良かった。
ロボコンの面白さもかなりの時間を使って描いていて、
実際にこれがナカナカ面白いので、
時間を使われても冗長にならない。
お蔭で他にもあったいいシーンを、
かなり削り取ることになったらしいのだが、
タイトル通り「ロボコン」のシーンの多用は成功していると思う。
この映画では主人公チームが結果としてまさかの全国優勝。
それはそれで結構感動的なのだが、
普通の高校生を描くなら、
あえてそこまで行かなくても良かったのではないかなと思った。
長澤まさみは、勿論今も良いけれど、
この頃の普通な美少女の感じは結構たまらない。
の公開は、この作品の公開の翌年(2004年)。
正に亜紀の姿を、ここで見ることが出来た。
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