待合の植物が増えました。

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クリニックの待合室のグリーンを増やしました。でも、実は本物とイミテーションが混ざっているの、わかりました?本当は、全部本物にしたいのですが、それだと管理が大変ですので、混成チームとしてます。新入りのアジサイさんは、どっちでしょうか。

 

自分にできる事は。

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若くしてがんで亡くなってしまった方のブログを私もずっと読んでいました。つい数日前まで前向きに笑顔で生きていた方が、もうこの世にはいません。残されたご家族のブログには、悲しい心の叫びがあふれています。どうしてこんな事に。。。

小さな選択と決断の連続、そしてほんの僅かのずれが遥か彼方では大きなゆがみとなってもはや元に戻すことが出来なくなる。どれほどの勇気をもってしても、どれほどの知識をもってしても、どれほどの技術をもってしても、そしてどれほどの愛情をもってしても、もはや修復はできなくなる。その最初の、大切な選択と決断に関わる我々医療従事者の仕事とは、いったいどれほど大きな責任を負うものなのであろうか。大好きなこの仕事が、時にとてつもなく恐ろしい仕事に思え、打ちのめされそうになることがある。では、なぜ続けられるのか。人さまの人生を左右する選択をしなければならないこの恐ろしい仕事は、その一方で、時に自分の決断がほんの僅かのずれを修正し、水平線の彼方でどなたかの平穏な日常を取り戻すお手伝いができることもある。たとえそれが目立たぬ仕事であっても、誰からも感謝されぬ仕事であっても、自分だけには誰かを幸福にできたという小さな達成感があり、その積み重ねだけがこの仕事の恐怖心を乗り越える勇気を与えてくれる。病とは本当に恐ろしい物。大切な人を容赦なく呑み込んでゆく。医者のできることなどほんの僅かに過ぎないが、患者さんと信頼しあい、協力しあう事ができれば、初めの小さな歪みを正し、穏やかで健康な人生を全うするお手伝いができるかもしれない。そういう希望をもって、これからもこの仕事を続けてゆく。大切な人を失って悲しむ人が、少しでも減るように。

止まらない咳を止める!

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風邪をひいた後、なかなか咳が止まらずにつらい経験をした方も多いのではないでしょうか?

当院にも長引く咳を主訴に来院される患者さんが多く、中には悪い病気ではないかと心配される方もいらっしゃるのですが、そういうケースは本当にまれです。しかしながら、悪いものではないにしても、なかなか咳が改善せずに苦労する方が多いのもまた事実です。原因が咳喘息であったり、アトピー性咳嗽であったり、逆流性食道炎であったりすることもあるのですが、どうやっても治療に難渋するケースも多々ありました。呼吸器内科の専門医へご紹介したり、咳の勉強会へ出席したり、自分で医学書を読みまくって勉強したり。。。でも今一つはっきりしなかったのです。ところが、昨年のお盆休み中に13年ぶりに自分が風邪をひき、その後しばらくしつこい咳に悩まされました。マスクをしていればだいぶ楽なのですが、患者さんが心配して「あれっ。先生風邪ひいたの?」と言って下さるので、こればマズイとマスクをはずすとせき込むという状態でホトホト困ってしまいました。それこそ、これまでの経験と知識を総動員して、絨毯爆撃の様に薬を使ってみたのですが、なかなかスッキリしません。しかしです!その悪戦苦闘の中で、ついにある気づきがあったのです!自分の咳の仕方が、これまで苦労してきた咳の止まらな患者さん達とそっくりなのです。そして、もう一度自分の自覚症状を観察しながら丁寧に身体所見をとっていくと。。。あっ!わかった!これが原因だ。という事に気づいたのです。そこをピンポイントで治療してみると、あれだけしつこかった症状がすぐに消失してくれました。それから、咳を訴える患者さんの診察方法も治療方法もガラッと変わり、咳の長引く患者さんが激減しました。何よりも、咳の仕方や、痰がらみの音を聞くだけで、患者さんの症状がどこから来るのか見当がつくようになり、患者さんのつらい症状に対し的確な説明ができるようになりました。「医者自身が病気になるとその道のエキスパートになる」、という言葉を聞いたことがあります。ちょっと大変でしたが、たまには自分が風邪をひいいてみるのも悪くない。何より患者さんのつらさを身をもって体験し、共感するのは大切な事ですから。