課題を見つける目

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現在、私はある県立高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)運営委員をしておりますが、

理科、数学において、
年間を通じ、生徒に課題研究をさせ、
プレゼンテーションをさせようという試みをしています。

ただ、
課題研究というのはなかなか難しく、

「何について調べるのか」

という課題設定を自らきちんとできる生徒は非常に少ないものです。


お子さんが夏休みの課題で、
自由研究を行なう際、何について調べるのか、
決めるだけで日が暮れてしまう、ということも多いのではないでしょうか。


この

「課題を見つける目」

を養うのは実は理科を勉強させれば良い、
という簡単な問題ではありません。


どちらかと言えば、

「問題意識」を持つ習慣があるかどうか、

が大切で、

普段から社会や身の回りについて関心を持ち、

「自分はどうありたいのか」

という判断の軸を養うことがとても重要なのです。



世界に出れば、
ビジネスでも、学生同士の会話でも、
そうした意見を交わす、というのが一般的な光景です。

例えば、私も、
アメリカで「君は真珠湾をどう思っているんだ」
中国では「日本はまた中国と戦争をしたいと思っているのか」

など、建築の勉強をしに行ったはずなのに、
全く関係のない、しかも、日本ではほぼタブーとされているような
話題について、意見を求められるのが当たり前だったのです。


中国では向こうの建築学会のお偉いさんとの会食の席でした。

大学院生だった当時、私はまともに答えられず、
溜息と共に、

「それで?本題に入ろうか」

と言われました。
その瞬間、私は肌で日本人として、国際人として、
全く通用していない、ということを実感しました。


同時に、
勉強だけの世界に生き、
視野を広げ、自分とは、社会とは、学問とは、
という本質に目を向けてこなかった自分を恥じました。

建築の勉強をしていても、
それは
ただ、カッコいいデザインをしたい、
新しい提案をしたい、
ただそれだけで、結局、「何のために」という本質のところを
本当の意味では理解していなかったのです。




長くなりましたが、
小中学生が自由研究などで
単に「不思議だな」と感じたことを調べてみる、
というのは全く否定しませんし、
それはきっかけとして重要だと思います。


ですが、
国際的に通用する研究者を育成したい、
と考えるのなら、

そこに「何のために」

を考えることのできる人材を育てる環境が不可欠です。


そうした問題意識、というのは
勉強さえできれば良い、のではなく、
視野を広く持ち、
常に学問と社会を関連付け、
自分がどうありたいか、を考える習慣によって形成されます。



ですから、
勉強のことしか分からず、
自分の意見や主張も持たず、
自分がどうありたいのか、というアイデンティティも持たない人間が、

本当の意味で、
学習を活かした「課題設定」など、
できるはずがないのです。




先述したSSHの運営委員会にて、
珍しく熱くなって語ったことでしたので、
中学受験とは全く関係がありませんが、
あえて書かせて頂きました。


本当の意味で、
国際的に通用する科学者の卵を育成する、
という目標を達成するために・・・


■今日のわが子
$さあ、教育の話をしよう!
(作画・妻)パジャマのボタンをつけてます

2歳4か月になる我が子ですが、
先月あたりからパジャマのボタンを自分でつけています。

外すのも上手にできるようになり、
ほぼ、自分一人でパジャマを着たり、脱いだりできるように
なってきました。

初めに大げさにほめた影響か、
ボタンをつける度に、
「どや顔」でほめてくれ、と要求してくるのはご愛嬌・・・



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親子で「なりたい自分になる」
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