JA FRASSからメッセージを受けた俺は電話を置いて一服した。こんな時はまず焦らない。

焦るとろくな事にならない。

何事もNO PROBLEMな気持ちでいかないと問題だらけなので頭がいかれてしまう。

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ジャマイカ人はプライドが高いから彼のプライドを傷つけるようなことは言えない。PETROからもあんまり余計なことを言うなといわれていた。ジャマイカではオシャベリは命取りになる。


そうなると、1番いい方法は無かったことにすることだ。どうすればいいのだろう?


俺は最強のgettoh MAX FIELD出身の旦那を持つ、BAD GYAL MARIEに相談をした。

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マリエちゃんがいうには、ジャマイカ人は余計なことを言うとプライドを傷つけてトラブルになることもあったり、誤解があると良くないので、この歌は自分の責任の下ではないと言うといいみたいだ。


俺はマリエちゃんに言われた通り、あの歌はOUT OF control と送った。すると彼からの返事は無かった。


次の日、UNRULYのたまり場であるSHOKING VIBES studioに俺は向かった。


するとJA FRASSが居た。俺は一瞬怯んだがいつもと変わらず彼と接した。彼も何かを察したのか歌に関しては何も言って来なかった。

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ダンスホールの世界では、新しい人が出てきて、飽きられたら消える。


そして、アーティスト本人も本気でbussしようとしている人に関しては、お金も時間もかけている。

特に新人に関しては、bussるのは簡単では無い。


JA FRASSも相当頑張っていたので、今回に関しては本当に残念だ。


やはり短気は、損気というが、短気は本当に良く無いのだ。

今回もJA FRASSと周りのギャングスタがbussに、

お金や労力を使ったが思ったような結果が出なくUNRULYcrewと揉めたみたいだ。


今まで日本でも、ジャマイカでも、音楽性は素晴らしいが、暴力沙汰やドラッグなどでキャリアをダメにしてきた人を見てきた。


実際にジャマイカでbussしてるアーティストで長く業界にいる人ほどそう言った場所から距離を取っている。

いくらバイオレンスを歌っても、それと普段の生活をMIXUPするのはナンセンスなのだ。coolなのが黒人社会ではカッコいいのだろう。


実際に俺が先にお金を払って居たこともあり、彼は何も言って来なかった。


さて、曲が完成した。


今度の歌は夏の歌なのだ。夏前にビデオを作らないといけない。しかし、UNRULY BOSSだ。簡単には撮れない。


PETRO

『ビデオ撮りたいのか?簡単じゃねーぞ。気分が変わるまで一緒に俺たちと動け!』





ここから、UNRULYBOSSを追う日が続いた。


PETRO 『集合や。ビーニマンのスタジオに来いや。巻きで来いや。』


俺たちは奴らの元に行った。すると車についてこいとのことだった。行き先は教えてくれない。必死に奴らに着いて行く。

あのMIX PACKDRE SKULLも俺たちみたいに着いていっている。奴らの前には余り肩書きなど関係ないのだ。

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デカイ門の前に俺たちは着いた。あのビッグアーティストの家だ。まさかpopcaanがこの人とリンクするとは思わなかった。


門が空いてあの人が出てきた。あのビッグシンガーだ。




ヤバイ光景がまだまだ見れるジャマイカ。マジ人生最高かよ!