禁じられた楽園

テーマ:
恩田 陸
禁じられた楽園

タイトルが素敵よね。禁じられた遊び、みたいで。

ちなみに、禁じられた遊びはメロディーとしても好き。なんか、暗くて(爆



精神的に壮大なホラーファンタジー。

人の想像力、思いの力は時として広大ともいえる領域をもつ現実世界を

覆ってしまえるほど、強く、そして危ういもの、だということなのだろうか。


実際は、たかだか山一つ分程度の私有地の中のテーマパークのようなものを

進んでいるだけなのに、あたかも悪夢の世界を延々と(主人公たちと一緒に)

旅しているような気持ちになる。。。寝覚めの悪い感じっすね



想像しながら読むと「酔う」


三半規管の弱い人は覚悟して読むべき(大げさ


個人的には、究極の母性愛にすべて包み込まれちゃった感じで一件落着なのが

恩田さんらしいのかしら?


ここが乙一だったら「実はみんな卵に飲み込まれた世界でいわばマトリックス状態なのでした」

でバッドエンドだったろうか。


ハッピーエンドで、愛を知った烏山響一もいいけれど、

あとがきで恩田さんも書いていたように、もっと「悪」一色の

「諸悪の根源」たる烏山を見たい気もする。ラスボスってかんじのね。


なんとなく、お話の展開が読めるのがミステリースタイルとは違うところ。


でも

タイトルが素敵ね(二度目



続編、またはスピンオフ、またはアナザーストーリーがゼヒ読みたい

パラレルワールドでの「凶悪」な響一がみたい。

そんなかんじ。あとがきで期待持たせるのがうまいよね、恩田さんは。

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