怠け者のつぶやき

今まで勉強してこなかった怠け者が
今更だけど本でも読もうか、ってことで色々と
本を読んだりニュースを気にしたりしてつぶやいてます。


テーマ:

○詳細

1.内容

①力士シール

 まとめ参照

②莉子の高校時代

 莉子は高校の頃、落ちこぼれであった。沖縄県八重山高校が、莉子の通う高校だが、莉子の成績はことごとく「1」ばかりであった。担任の喜屋武は、進路を確認した際に莉子が東京に行くつもりである事を知り、止めようと説得する。話を聞いているとどうやら両親からして危機感がないと感じた事から、喜屋武は石垣島から波照間島に船で向かい、両親から説得をしようと試みる。しかし、実は波照間島の住民が水不足などに常に悩まされており、莉子はそれを助けたい気持で東京に行くと言う決心をしていた事を知ると、喜屋武は莉子が東京に行く事を止める気にはなれなくなってしまった。

③莉子の東京生活

  莉子はおばあのツテをたどり、東京に引っ越してきた。そして先ずは就職をしようとするが、勉強が出来ないため、面接で何を聞かれているかもわからない。来る日も来る日も面接に落ちており、持ってきていた金も底を尽きようとしていた。そこでたまたま見ていたテレビでリサイクルショップ・チープグッズが高価買取キャンペーンを行っている事を知り、莉子は荷物をまとめてチープグッズに向かった。そこで社長の瀬戸内陸と出会い、勉強の大事さ、勉強の仕方を教えてもらう事になる。

  瀬戸内の言う事を聞きながら勉強を続けることにより、莉子の知識は格段に上がった。そのおかげで、面接担当から注目される程になるが、それでも知識に偏り等があり就職には至らない。たまらなくなって再度チープグッズに向かい瀬戸内と話していた際、たまたま琥珀の鑑定を相談しに来たスタッフの前で、正確な判定をした事をきっかけに、チープグッズに入社する事になった。その日から、莉子は鑑定の勉強をする事になった。

④独立

  しばらく経ち、チープグッズは経営難に陥っていた。幼少の頃から牧師になるのが夢だった瀬戸内社長は人を助けたいという思いが強く、高値で買い取りをし過ぎてしまい、在庫が過多になってしまっている事が原因だ。このままでは銀行からの融資も取れなくなってしまう事から、瀬戸内は莉子に独立するように勧める。この頃には莉子の鑑定眼は誰もが認めるものになっていた。莉子は資格を持っていなかったが、瀬戸内が看板まで用意していた事から、「万能鑑定Q」という名で独立する事を決心する。

⑤分析

  現在に戻り、力士シールについて莉子に依頼をすると、シールの現物を莉子は見たいと言って外に出かけて行った。そしてそれを見た後、早稲田大学理工学部の准教授、氷室を電話で呼んだ。事務所に戻ると氷室は先に来ており、小笠原が持ってきた波板を持って帰り科学分析をする事にした。

 

⑥抽選会

  現在に戻り、力士シールの話をしていると、不動産屋からテナントの連絡があった。神楽坂周辺の物件だと言う。抽選会があるのですぐに行くように言われ、小笠原と2人で向かう事にした。

  抽選会場には、全部で22組がやって来ていた。抽選方法は「ダグ・スローイング」といってアメリカでは一般的な方法で、番号を付けたコインを投げ、裏が出た人が失格となり、最後まで成功した人が当選する仕組みである。コインの表裏のバランスにも公平を期すため、貨幣を使用する事が多いと言う。今回は10円玉を使用する事となった。1~22に合わせて10円玉の製造年が振られていた。莉子は途中脱落してしまったが、そこで一つの違和感に気付く。10円玉の現物は小笠原のミスで押さえられなかったが、古銭商の江来に確認すると、10円玉のエラーコインが売れていたらしい事から、抽選会が出来レース出会った事が推測された。当選したイオナ・フーズについて、莉子は疑いを持った。

 

⑦イオナ・フーズ

  イオナ・フーズはバナナ等を取り扱う会社だそうだ。この会社のホームページを調べると、取り扱っているバナナの写真が載っていた。青々としたバナナを写真に撮り紹介していたが、莉子がそれを見て一つの事に気がついた。写真に小さく映っているペンが、色により形を変えており、黄色のペンのはずが緑色になっているというのだ。これにより写真は黄色を緑色に変えており、バナナの取り扱いをしていない事が分かった。

  そこにイオナ・フーズが料理教室を開く事が告知されていた。怪しいと思い行ってみると、料理は特に美味しくないし、工程に若干違和感があるものの、詐欺などをするつもりではないようだった。小笠原はそのまま何も気付かなかったが、ここでも莉子は1つの事に気がついた。料理教室で出している音が別の音を消すのにちょうどよい大きさと、周波数を出していると言うのだ。莉子は牛込警察署の知能犯捜査係、葉山翔太警部補の所へ行き、この事実を伝えた。

  最初は別の事件があったため面倒くさそうにしていた葉山だったが、別の件を莉子が片付けたため、しぶしぶその話を聞いた。結果、イオナ・フーズの面々は新たな事務所から窓の格子などを切っていた音を料理教室で消していた窃盗犯たちであった。彼らは逮捕され、事なきを得た。

 

⑧分析結果

 翌週の月曜日、氷室が莉子の事務所にやってきた。分析結果は、莉子が気付いた「2種類の描き方」を元にどちらが早く作られたものかを確認するものであった。結果は全て同時に書いたと思われると言うもので、手描きと思われる手法からは本来あり得ない結果であった。小笠原はフライデーでも同じ結果になっているのを見て、悔しくも莉子の鑑定眼に改めて感服するのであった。

 

⑨ハイパーインフレ

 力士シールの件から少し経ってから、小笠原はその日々を懐かしく思っていた。日本の経済は破綻し、今や日本は無法地帯だ。警察が犯罪者を追跡するも、警察官も少なく捕まえる事も出来ない。ある時を境に、日本はハイパーインフレに陥ってしまった。電車は1駅数千円、ファストフードのセットも数万円という世界である。この世界の中、莉子は1度実家の波照間島に帰ろうと考えていた。この世界はどうなってしまうのか…。

 

2.登場人物

①凛田莉子

 万能鑑定士Qを掲げる女性。鋭い観察眼と、幅広い知識を持っている。猫のような眼をした美人で、年齢は23歳。高校生の頃までは、美人で屈託のない性格は変わっていないものの、勉強のできない落ちこぼれであった。高校卒業後に上京し、チープグッズの瀬戸内陸社長に出会った事で、勉強の仕方を教えてもらい、それがハマって才能が開花する。チープグッズで商品の鑑定を行っていたが、独立をして万能鑑定士Qを掲げる事となった。

②小笠原悠斗

 週刊角川の雑誌記者。入社4年目で、外見はイケメンの部類に入る。素直な性格であるが、うっかりしており、雑誌記者としては素直すぎる様である。凛田莉子に好意を持っている。

③瀬戸内陸

 リサイクルショップ、チープグッズの社長。幼少の頃から牧師に憧れていた事から、リサイクルショップの買い取りを甘くしてしまう癖があり、それが経営を圧迫している。たまたまテレビを見て買い取りを依頼しに来た莉子に勉強方法を教え、才能を開花させるきっかけとなった。万能鑑定士Qの名付け親。

④瀬戸内楓

 チープグッズの副社長であり、瀬戸内陸の娘。そこらの女優よりもよっぽど綺麗である。父親の悪癖には悩まされているものの、父親を信じている様である。

⑤葉山翔太

 牛込警察署、知能犯捜査係の警部補。何度か莉子に世話になっている様だが、莉子の姿を見てもうっとうしそうに対応する。

⑥氷室拓真

 早稲田大学の准教授。莉子が科学的な調査をする時に連絡をする。容姿は端麗であるが、小笠原が持ってきた波板を月刊ガンダムエースの絵が描かれているリアカーを引いて行く事もいとわない性格。

⑦その他

凛田盛昌(りんだ せいしょう)…莉子の父親。

凛田優那(りんだ ゆな)…莉子の母親。美人。

喜屋武友禅(きゃん ゆうぜん)

莉子の高校の時の担任。真面目で、莉子の東京行きを止めに石垣島から波照間島に行くほど。生徒からは「キャンキャン」と裏で呼ばれている。

 

3.感想

 どのミステリが面白いかを探す時にいつも出て来るので、つい手を出してしまった。これもミステリと分類するのであれば、やはり自分は「本格」ミステリが好きなのであろう。思い起こせば小さいころから、金田一少年の事件簿が好きだった。

 この本を読んでまず思ったのは、1冊で完結していないのかという落胆だった。現代が舞台なせいか、今まで読んできたアガサ・クリスティーやエラリイ・クイーンと言った文章より頭に入りやすく、だが逆に「軽い」と思ってしまった。文章に言葉以上の重みを感じないと言うか、簡単に理解できる内容であると言うのか…なんとも言えない感覚だ。ミステリに特有の重苦しい雰囲気や、伏線を張っているような気配がない。

 おまけに最初の話はどこへ、と言ったツッコミもしたくなる。力士シールの話がしてほしいわけで、正直凛田莉子の過去の話とかはあまり興味はない。そんなものは後々番外編でも作ってやってくれればいいだけの話だと思う。確かにあくまで主役は探偵であるが、事件を放っておいて人物像まで掘り下げなくても良い、と言った気持になった。

 とりあえず完結していない話のまま終わるのも気分が悪いので、次の巻も読むつもりだが、それ以降読む事はなさそうだ。さらに言うと、いちいち莉子のウンチクがうるさいと感じており、完全にこの本は自分の趣味に合っていないようだ。

 

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