夏の思い出

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♪なつがくーればおもいだしゅー、はるかな もぜ~~

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わたしが夏になると思い出すのは、このヘンな歌を歌いながら尾瀬の木道をトットコ歩く娘の後姿です。
8月の末、3歳になる少し前の娘を連れて行った、わたし個人としては三度目の尾瀬でした。


福島県側の尾瀬の入り口・御池(みいけ)から車で沼山峠まで上り、そこから尾瀬沼まで徒歩で往復したのが初日。
娘は前年の夏に霧が峰・美ヶ原を歩き、その年の冬には箱根の乙女峠まで自力で登って泥んこ遊びだか山歩きだかよくわからない経験をしており、山道を歩くのにもだんだん慣れてきました。

沼山峠から少し下ると、細長い大江湿原の一端に出て、そこからは平坦で眺めのよい木道歩きがほとんど。鼻歌まじりに木道をほとんど小走りに突き進んだ娘でしたが・・・。

高さ50cmほどの木道から脇の湿原に落ちて這いつくばること一回、木道の隙間に片足が入ってしまい擦り傷を作ること一回。その他、転んだり疲れたり眠くなったりして何度も大泣きしながらも、殆どの行程を歩き通した娘。他のスナップ写真はぜんぶ「おかあさんといっしょ」の、はいポーズ♪でした。

尾瀬沼畔にある長蔵小屋で、チーズフォンデュもどきを作ってランチタイム。


当時娘はすでにオムツは卒業していたのですが、トイレの少ない山域に行くので、パンツタイプの紙オムツを履かせてました。
予想通りにトイレのない湿原のど真ん中で「おしっこ・・・」と言われ、「今日は特別だからパンツにしてもいいんだよ。」とわたし。でも不思議なもので、一度卒業してしまうと、なかなかその特別っていうのが、できないようなのです。
娘は「出ない。ガマンする~。」と泣きながら言い、わたしは「ガマンしないでしなさい!どうしてパンツにできないの?」と普段と逆の事で怒ってるし。
木道から降りて湿原の端の方で用を済ます男のお子さんを何人か見かけましたけど、少しでも尾瀬の美しい自然を守るため(?)心を鬼にしてわたしは娘を泣かせましたよ、ええ。



翌日は宿泊した御池から燧裏林道を歩き、点在するいくつかの小湿原を巡りました。
湿原はすでに秋の気配が漂って、白いウメバチソウや黄色のキンコウカがひっそりと咲き、所々にサワギキョウやリンドウの紫が印象的です。
子連れでも充分にのんびり楽しく、大人だけならまた格別の趣がありそうな静かなコースです。

oze4  御池ロッジ付近の夜明け


帰りは桧枝岐温泉に一泊して、山歩きその他諸々の疲れを癒しました。
名物の手打ち蕎麦、岩魚の塩焼き、そして山菜尽くしの夕食に山椒魚のから揚げまで付いて、贅沢な

温泉三昧。
しかし、その旅館で迎えた翌朝も娘はまたもや号泣。部屋でふと目覚めたら、母は温泉、父は洗面所に

行っていて、ひとりぽっちだったもんね~。


そして中3になった現在も、夏休みの宿題に相変わらず泣かされている娘なのでした。

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