市場は更に「トランプリスク」を懸念、日足(平均足)の実体部を下回って推移  | トレードタイム 情報サポート室

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昨日は、トランプ大統領の保護主義強化に対する警戒感が
強まる中、欧米株式市場の下落が投資家心理を低下させ、
リスク回避の円買いが優勢の展開となりました。
 
また、難民やイスラム圏の入国一時禁止が各国に影響が
出始めていることで、米正解でも政情不安が台頭しています。
 
 
■これまでトランプ大統領が就任して10日余り、物凄い
スピードで意図も簡単に大統領令を発動してきました。
 
異例であることは間違いなく、そのスピードに各国が
対応できていないという現状もあります。
 
少なくても、「スピード実行=政権公約実行=期待」と
今まではなっていました。
それがゆえに相場もそれなりにリスク志向になっていました。
しかし、「入国禁止決定」には、待ったがかかり、デモや抗議の
動きが拡大していることで、リスク回避に傾きやすくなっています。
 
 
■昨年までは、「トランプ期待」ということで、リスク選好的な
相場展開でした。しかし、今年に入りトランプ大統領に影や
リスクといった負の面が、ようやく国や経済、
そして企業にまで注目されてきたという印象です。
 
日米金利差は多少あるものの、米国の実質金利からすれば
このドル高等を考慮すれば、それほど大きな金利差が
あるとも思えません・・。
 
今後FRBが目指す完全雇用と物価上昇にもトランプ大統領の
発言次第では水を差しかねない可能性もあります。
 
この相場はその経済指標を既に織り込まれており、これ以上
良くなるには、市場が期待している以上のものを出す必要があります。
 
 
■4年間というとても短いスパンで結果を残さなくてはいけないと
いう使命感が、更に市場を混乱させる可能性もあり、
その意味ではこれからが本当の意味での「トランプリスク」に
発展する可能性もあると、いう見方を持ちつつ相場を
みていく必要があります。
 
 
 
■最後にドル円です。
 
一昨日のレンジ上限の上髭陽線、昨日の大陰線となっており、
後味が悪い展開となっています。
ドルが重い展開と世界的にリスク回避の円買いが重なっています。
それがゆえに、次のトランプ発言では直近安値112.50を
下抜く可能性もありそうです。
 
 
・ブレイクダウン狙いの112.50円の逆指値の売り
 
・戻り待ちの114.00円での売り
 


 

 

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