近頃、ネット上での「炎上」という言葉を目にすることが増えた。投稿された文章や写真の内容に対し、他の人から批判が殺到することをいう。ネットの世界では、本人が何気ないつもりで書き込んでも、思いがけない方向に反響が広がることがある  

 SNSなどを通じて、誰でも簡単に情報を発信できるようになった現代だが、ネットの書き込みは瞬時に世界中で閲覧可能になる。「こんなはずではなかった」と思っても後の祭り。情報発信には慎重さが求められる

 だが、ネット上では、「なぜこんなに?」と首をかしげたくなるような一方的なバッシングも多く見かける。特定の民族や特定の主張に対し、脅迫まがいの激しい言葉を次々と浴びせるような書き込みも一例だ。発信者の顔が見えないだけに恐怖をも感じさせる

 自分とは異なるものに対して、理解しようと努めず、切り捨ててしまう不寛容な態度は、差別や分断につながり、社会を歪めてしまう

 政治の世界でも同じことが言えよう。異なる意見を受け入れず、有権者の不安を煽るような一方的な批判や宣伝を繰り返すだけでは、何も前に進まない。YESかNOの単純な図式でなく、何が本当に国民のためかを真剣に考え、多様な意見の中から合意を形成し、政治を進める。これが公明党の真骨頂だ。 

【4/3 公明新聞・北斗七星】
AD