「まさか」の語源は、目の前のことを指す「目先(まさき)」だという説がある。現実を表す言葉が、ありそうにない事柄へと意味を転じたとすれば不思議な気がする。さて、「まさかの現実」に見舞われた2016年であった

 最大のまさかは、米国大統領選でのトランプ氏の当選だろう。選ばれた後もまさかを繰り返しており、先日は「米国は核能力を大いに強化・拡大する必要がある」とツイッターで述べた。すでに7千もの核弾頭を持つというのに

 英国は、国民投票欧州連合(EU)からの離脱を決め、世界を驚かせた。「EUへの巨額の負担金が浮くので医療費に回せる」という離脱派の宣伝が事実に反していたことが後に分かり、後悔する声が出た。デマ情報は米国大統領選でもあった

 「ヒラリーがイスラム国(IS)に武器を売っていた」など少し考えればウソと分かりそうな偽ニュースが出回った。ネット上では「まさか」が「やはり」に変換されてしまうのか。事実や真実が重視されない時代を意味する「ポスト・トゥルース(真実後)」が、オックスフォード英語辞典が選ぶ「今年の単語」になった

 グローバル化に置き去りにされた人びとの怒りが高まった。エリートへの信頼が地に落ちた。米英での激変の背景は、そう語られる。まさかが生まれる理由を放置すれば、まさかは世界でさらに広がるかもしれない

 先が見通せない時代である。来年はむしろ、心が弾むような「まさか」が起きるのを期待したいものだ。 

【12/31 朝日新聞・天声人語】
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「目指せ!動員300万」

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甲子園の球団事務所が仕事納め。正午から新室内練習場2階の控室に全球団職員が集まって、超変革の一年を締め括りました。

四藤慶一郎球団社長は、「今年はタイガースとして野球界の中で存在感を発揮出来なかった。(ただ、そんな中で)若い選手の土台作り。競争意識も高まって来たので(中堅・ベテラン選手のレベルも上がっていると思うから)楽観的かも知れないが、来季へ向けて巻き返しと言う意味では期待出来る。11年間優勝してないのでリーグ優勝・日本一!それに観客動員も出来たら300万人を目指して」球団全体で盛り上げて行こう!と呼びかけています。

熊本県民総合運動公園(熊本市東区)で28日熊本地震復興プロジェクトとして行われた必由館高校野球部OB会主催の野球教室に岩貞祐太投手が参加しました。母校出身の先輩・山中浩史投手らと共に地元の少年達に基本的な技術を優しく伝授しています。

27日にはJリーグ選手と連携した野球教室とサッカー教室が熊本県下で行われて、岩貞は地震の甚大な被害があった益城町にも訪れました。日頃から「少しでも復興の為に手伝える事があれば」と口にしていた若き左腕にとって、漸く願いが通じた今回の帰省です。

「投げて勝った時には地元の方からたくさん連絡をもらったりした」。故郷の声援に心から感謝しながら、見事に殻を破り初の2ケタ勝利を達成した今季。被災地での交流がまた岩貞に力を与えて、来季へ向けてのモチベーションは更に高まりました。

年明けには、尊敬する左腕の先輩・能見との自主トレが待っています。「練習の内容は体力強化が中身となって来るが、投球面でも今年いろいろ自分の中でこういうところを改善しないといけないんだな!と言う細かいところを見つけたので、そういうところは今の時期しか直せないから、色々訊いて成長出来たら良い!」。

開幕投手には「まだそんな次元にいない」と興味を示さない岩貞ですが、ローテーションの軸として一年間投げ抜くという目標に向かって「初心を忘れず」突き進む姿は清々しい限りです。 

【12/29 オフトラニュース】
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