「ウエートトレで課題克服へ」

納会も終わり、すっかりオフシーズンとなりましたが、鳴尾浜球場では自主練習に励む選手の姿が多く見られました。

藤川球児投手は、入団会見の翌日から5日連続で、この日も鳴尾浜でトレーニング。ウエートを中心にランニングやキャッチボールで、約5時間半じっくりと体を動かしています。

「自主練習なので」と、球場を去る際の藤川は多くを語りませんでしたが、連日の長時間トレーニングに取り組む姿からは、来季にかける意気込みがひしひしと伝わってきます。

キャッチボールやウエートトレーニングで汗を流した岩崎優投手は、このオフ『ウエート』に力を入れて取り組む意思を示しました。

「体力づくりを、ウエートでやってみようと思っています。秋季キャンプ中にウエートの話を聞いて、負荷を上げて取り組んでみようと思ったので」。

金本監督は、秋季キャンプ中にトレーニングジム代表に講師を依頼し講習会を開くなど、筋力強化を選手に強く推奨。岩崎にも、ウエートトレーニングに対する意識改革があったようです。

「ウエートについて、勉強したほうがいいと思っています。栄養や筋肉のことを全く知らないので、理解した上でやっていきたい」と知識の習得に意欲的。ウエートトレーニングに熱心な藤浪投手について「頭がいいので、いろいろ考えている。藤浪を見て、自分も勉強を」と話し、知識の吸収を狙います。

ウエートの効果を岩崎は、「球速も上がってくるし、スタミナもつくと思う」といいます。2年目の今季は、15試合に登板して3勝10敗と大きく負け越し。シーズン後半から先発ローテーション入りしたものの、試合中盤、打者が3巡目に入ったあたりから打ち込まれるケースが目立ちました。

「3巡目を、気にしすぎても良くないとは思います。誰しも苦しいところですし。でも、自分は特に数字に表れているので」と自ら課題を挙げた岩崎。ウエートトレーニングで、スタミナ不足の克服を目指します。

昨オフは、左肩の疲労がなかなか抜けず。「去年はボールを触ってなかったですけど、今年はキャッチボールや遠投を続けながら、ウエートをしっかりしていきたい」と話します。12月中は、鳴尾浜で行われる強化指定練習への参加を志願。敢えて、球団管理下でルーキーらと共にトレーニングする道を選びました。

パワーアップで壁を乗り越えた時、見えてくるのは先発ローテーション定着。目標とする規定投球回達成も、ぐっと近づきます。


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