第10回タイガースカップ~2014 中学生硬式野球・関西No.1決定戦~が、阪神甲子園球場で開幕しました。シニアリーグ、ボーイズリーグ、ヤングリーグの代表10チームが、中学生硬式野球のNo.1を目指して戦うこの大会。第1日の今日は3試合が組まれていましたが、朝方の強い雨で1試合は順延となり、2試合が行われました。

試合前、新井良太選手、伊藤隼太選手、大和選手、梅野隆太郎選手が、6チームの選手たちと交流の時間を持ちました。当初は、試合を観戦後にアドバイスを送る予定でしたが、雨による試合開始時間の変更で、急遽トークショーに。

忠岡ボーイズなど3チーム、約70人の選手の前に登場した新井良と伊藤隼は、「何でも聞いて!」と中学生から質問を募集。チャンスで回ってきた時、どんなことを考えて打席に入っていますか?という質問が寄せられると、伊藤隼は「チャンスの時こそリラックスして、平常心以上に力を抜いて打席に入っています」。守備でエラーをした時の気持ちを聞かれた新井良は、「守備のミスはピッチャーに全部跳ね返る。声を掛けづらくても『次は頑張る』と言いに行ったり、ピッチャーとの信頼関係が大事」と答えていました。

また、新井良は「ホームランを打つとゆっくり一周回れる。それは自分だけの時間だし、最高のもの。背丈の大きい小さい関係なく、ホームランは誰にでも打てるチャンスがある。この快感をたくさんの人に感じてほしい」とも。自身の中学時代を「部活だったけど、顧問の先生も厳しかったし休みなく練習していた」と振り返り、「中学生はまだ技術よりも、やる気・元気・根気と『気』の部分が大事。今は土台の体力をしっかり付けてほしい。土台が大きければ、高いピラミッドができるから」と熱いメッセージを送りました。

試合に臨む選手たちに、伊藤隼は、「せっかく甲子園で野球ができるのだから、思う存分楽しんでほしい。勝負にこだわってほしいけど、甲子園でやる楽しさを噛み締めてプレーを」とエール。中学球児たちは、プロ野球選手の話に熱心に耳を傾けていました。

午後からは暖かい日差しも降り注ぐ中、選手たちは、憧れの甲子園球場で元気いっぱいのプレーを見せています。

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 詩人の長田弘氏が、ジャンルや世代の壁を超えた11人との対話をまとめた『問う力』(みすず書房)。氏が、その経験を通して実感したのは、対話を豊かにするのは、「話す」よりもむしろ「聴く」ことだったという。

 自分の主張を相手に理解させ、同意してもらおうとするだけでは、「対話」にならない。長田氏は「対話」を、互いの言葉を手がかりとして、ゆっくりと考える時間を共にし、分け合う方法――と考察している(『なつかしい時間』岩波新書)。





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