2009年08月29日(土) 04時16分36秒

正しい投票指南

テーマ:時評
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 今もう土曜日であるから、明日が投票日である。
 少数派の諸君に、しつこく「投票に行くな」のダメ押しをしておこう。
 何度も主張してきたとおり、多数決原理の選挙制度そのものが少数派にとっては単に打倒の対象である。
 私が立候補しているなら、私に投票すべきである。なぜなら、私は選挙制度そのものを否定する主張を前面に押し出しており、そういう候補の得票が多ければ多いほど、選挙制度に支えられた体制側を動揺させることができるからである。もちろん私でなくとも、「選挙全否定」を掲げる候補がいれば投票した方がいいのだが、いない。
 次善の策として、当選がありえないぐらいの極左や極右の政党や候補に投票してもよい。むろん共産党や社民党は極左政党ではない。大衆迎合の、ダメダメのヘタレ左翼政党である。そんなものにいくら票が集まったって、体制はビクともしない。
 たとえ主張が表層的に極左的あるいは極右的であっても、電波系の政党や候補者に投票しても意味がない。今回なら、極右的な主張を掲げている幸福実現党に投票したって、選挙制度そのものへの批判という投票の意味をぼやけさせてしまう。同じように、又吉イエスやマック何とかに投票することにも意味はない。せめてかつての赤尾敏や東郷健のような、オーソドックスな極右もしくは極左の思想を背景とする候補でなければ、いくら票を集めても体制側を動揺させられない。
 したがって維新政党・新風に投票することには一定意味があるのだが、残念ながら今回は候補を立てていない。もっとも新風も「極右」としては(議会政治に希望を持っているらしいところなどが)まだまだ生ぬるいのだが。
 地方議会には一定の勢力のある「虹と緑」的な今ふうの市民派左翼はもちろん極左ではないから、国政選挙に出たとしてもこういう投票行動の対象にはならない。前回の参院選に出ていた「9条ネット」などがこれに近い。護憲だの市民だの云う連中はたとえ出自が極左であっても、すでに転向した日和見分子であって、本質的に体制内少数派であり、票を伸ばしても体制側はビビらない。
 結局、今回は棄権するのが一番正しいのである。投票率が低いことは、体制にとってそれなりの脅威である。90年代半ばに参院選の投票率が50%を切ったために、なりふりかまわぬ投票率アップ・キャンペーンが展開され、選挙制度そのものを自ら否定しかねない期日前投票制度まで導入されたことでもそれは分かる。
 まとめると、最善の策は「選挙全否定を掲げる候補に投票する」、次善の策は「自覚の有無はともかく事実として左右どちらかに議会政治をはみ出している政党や候補に投票する」、そして最後に「棄権する」である。ざっと見たところ、今回は「次善の策」を行使できるのは(「極左」とはちょっと違うが)フリーウェイ・クラブの和合秀典氏が出ている東京11区と、街宣右翼の山下純一氏が出ている鹿児島1区だけで、それ以外の地域で投票に行くのは間違った選択である。

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