デートDV@増え続ける「デートDV」過去最多 道内DV相談3千件超す | 堺 だいすき ブログ(blog)

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増え続ける「デートDV」過去最多 道内DV相談3千件超す
北海道新聞社

 昨年1年間に道警が把握したドメスティックバイオレンス(DV)の相談件数は、過去最多の3047件(前年比6・8%増)で、初めて3千件を超えた。同居する恋人らも保護対象に加えた改正DV防止法の施行から2年たち、制度の認知度が高まったため、相談が増えたとみられる。同法の対象にならない異性間の相談も多く、道警は対応を強化している。

 道警によると、3047件のうち、夫婦や元夫婦、事実婚の異性間などの相談は2493件、恋人間などは554件だった。「夫に殴られた」「同居する交際相手から大声で怒鳴られて怖い」など、肉体的・精神的な危害を受けたという相談内容が大半を占める。

 中でも恋人間の相談件数は、14年が340件、15年が541件と右肩上がりで増えており、DV全体の相談件数を押し上げている。恋人間の暴力は「デートDV」と呼ばれ、全国で元交際相手らが被害に遭う殺人事件が相次いだことから2014年に法改正され、保護対象となった。

 ただ、改正法はデートDVの中でも客観的に判断しやすい「同居する恋人」だけを対象とする。札幌市内署の幹部は「通報を受けても、同居の実態がつかめない事例が多い」と話す。そのためDV防止法に基づく裁判所による保護命令もあるが、刑法を適用して加害者を逮捕し、被害者から引き離すケースも多い。道警子供・女性安全対策課は「DV防止法の枠外でも、被害者保護のためにあらゆる法令を駆使する」と話す。

 実際、昨年はDV防止法に基づく保護命令114件に対し、DVによる傷害や暴行など刑法での摘発件数は322件と前年比で14・2%増加した。道警は本年度から人員を増やし、摘発や被害者の保護を強化する。

 一方、ストーカー被害の相談件数は1061件(同12・1%減)で4年連続で千件を超えた。ストーカー規制法に基づく警告が143件、禁止命令が8件、摘発が34件に対し、刑法での摘発は122件だった。