大阪）被災地で善意の包丁研ぎ 堺工科高定時制の生徒
村上潤治2016年7月24日3時0分
技術を使って東日本大震災の被災地でボランティア活動をしようと、府立堺工科高校（堺市堺区）定時制課程の生徒３人が２５日から４日間、宮城、岩手両県の仮設住宅を訪れる。同校がこれまで被災地に届けた包丁や、被災者が使っている包丁を無料で研ぐ。現地の高校生と復興に向けた交流もある。
同校の定時制課程では２００５年から、毎週土曜に堺市の伝統産業の刃物などを作る「堺学」を開講している。震災が起きた１１年以降は、生徒が講座で作ったステンレス製の万能包丁約３００本を、家庭科で使う包丁が津波で流された小中学校に送ってきた。
今回は被災地で包丁を研ぐことを計画。２５日から宮城県の名取、気仙沼市と岩手県釜石市にある仮設住宅や、宮城県石巻市の中学校などを訪問する。宮城の高校生とは復興に向けた取り組みを話し合う。
被災地を訪れるのは、堺学で包…