都は酷い有り様だった。
数え切れない位の売鬼に蹂躙された形だ。
俺は何とか都落ちを逃れようと戦ったが、所詮は多勢に無勢。
一人当たりに売鬼が100体ほど喰らいついて来る。
圧倒的に押されていた。
このままでは全員殺られる。
しかも近々、朝廷より追証の使者が来るであろう事は充分に予想出来た。
明日も同じ戦いをしていたら、間違いなく使者が来るだろう。
今のところ、援軍は期待出来ない。
俺は、間者中のダイワボウを呼び戻した。
売鬼間者のダイワボウの活躍はここまでだ。
全体数を減らすと共に、援軍資金として確保しておく必要がある。
それと同時に、三井も呼んでおく事にした。
【本日の戦果】
石原産業 107 後退14 援軍(ナンピン)待ち
日本曹達 360 後退31 援軍(ナンピン)待ち
三井松島 145 後退32 (期待度大)
ダイワボウ 売鬼解除 218 後退28(通算37里)
(次回へ続く)