ヨーロッパで有名な絶世の美女といえばフランス革命に散った悲劇のヒロイン『マリーアントワネット』

彼女は入浴が大好きで、特に牛乳風呂と植物オイルでのマッサージを好んだと言われてます。

この習慣は他の貴族にも広まっていき、現代のエステのもとになったという説も…。

また、彼女のおかげで、それまでに入浴習慣がなかったフランスの衛生状況が改善したとも考えられてます。

そんなヨーロッパで受け継がれてきた伝統医学は、ギリシャに始まったもの。

【古くから「食事」や「薬草」に注目していたヒポクラテス】

現在でも、「医学の父」「医聖」と呼ばれているのが、ギリシャのヒポクラテスです。

ヨーロッパでは長い間、医学部の卒業式に「ヒポクラテスの誓い」が朗読され、医学が行き詰まると「ヒポクラテスに還れ」というスローガンが唱えられてきました。

このように尊敬されているヒポクラテスですが、彼は著書「人間の自然性」についての中で、『人間は血液と粘膜、黄胆汁と黒胆汁でできている』と述べ、病気も健康もそれによると述べてます。

このような考え方は「体液病理説」と呼ばれ、後世にも伝えられました。

また、彼は怪我人が治っていくのを見て「自然は病気の癒し手である」とも述べてました。

効果は治療よりも自然にひそむ力によるものである、つまり「人間には自然治癒力が備わっている」の見抜いていたのです。

更にヒポクラテスは、治癒法・予防法としての食事を大変重視していて…

「汝の食事を薬とし、汝の薬を食事とせよ」「病人に食べさせると、病気を養う事になる、食事を与えなければ病気は早く治る」など、現代の私達でも、ハッとさせられる様な興味深い格言を沢山残しています。

そしてヒポクラテスは、ハーブの力も発見していて、彼がハーブを煮出した液を薬として使ったのが、ハーブの始まりと言われています。

また、ハーブを入れた芳香風呂が体にいいと認めており、『アロマテラピーの元祖』ともいえるのです。

このような伝統が、もしかすると「入浴好き」「アロマ好き」のアントワネットの時代まで伝わっていたのかもしれません。

ヒポクラテスの予防医学は、今この時代に改めて私達にとても必要な考え方ではないでしょうか。


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