"SCRIPT"[スクリプト実行]コマンドを実行すると
ダイアログが表示されますね。
マクロを作成するには、この"ダイアログ"が表示されるのは邪魔です。
コマンドの中には、ダイアログが表示されるコマンドが有り
その内のいくつかは、"コマンドラインオプション"が有る事を
以前、話しましたが・・・
■コマンドラインオプション例
-INSERT
-LAYER
-COLOR
-STYLE
他
ダイアログが表示されるコマンドの中には
"コマンドラインオプション"の無い場合もあります。
例えば・・・
"NEW"[新規作成]コマンド
"SAVEAS"[名前を付けて保存]コマンド
"SCRIPT"[スクリプト実行]コマンド
他
それらのダイアログを、"非表示"にする方法があります。
システム変数"FILEDIA"
です。
通常、"FILEDIA"の値が1で、ダイアログが表示されます。
この"FILEDIA"の値が0だと、ダイアログを使用不可とします。
▲注意
このシステム変数"FILEDIA"は、必ず覚えておいて下さい。
大変多い質問の中の1つに
"ダイアログが表示されなくなった"と聞かれるコトが多いです。
どの様な状況で、このシステム変数が変わるかは分かりませんが
何かしらの状況で、この"FILEDIA"の値が0に変わったからだと思われます。
では、ダイアログを表示させず
前回のスクリプト(rec100.scr)を実行するマクロを作成してみましょう。
1)最初に、システム変数"FILEDIA"を実行し、数値0を記入
^C^C_filedia;0;
2)次に、"SCRIPT"[スクリプト実行]コマンドを実行
^C^C_filedia;0;_script;
3)実行するスクリプトファイル名を記入(拡張子".scr"は無くてもOK)
^C^C_filedia;0;_script;rec100;
※実行するスクリプトファイルは、必ず検索パスの通ったフォルダに保存して下さい。
4)システム変数"FILEDIA"を1に戻す
^C^C_filedia;0;_script;rec100;_filedia;1;
こうすることで、ダイアログを表示させずに
スクリプトを実行するマクロが作成出来ます。
また、マクロとスクリプトを組み合わす事も可能です。
例えば・・・
挿入点を指定して、□100の四角形を作成する場合は
前回作成した「rec100.scr」スクリプトファイルの拡張子を「rec100.txt」に変更し
以下の様にメモ帳で修正します。
;□100作図
;rec100.scr
;
line
non
@
non
@100,0
non
@0,100
non
@-100,0
non
@0,-100
;
;スクリプトの終わり
※座標(0,0)を指定していた部分を"@"に置換え、拡張子「.scr」で保存
尚、先程作成したマクロに"ID"[位置表示]コマンドを使用し
^C^C_id;\_filedia;0;_script;rec100;_filedia;1;
この様にすれば、挿入位置を指定するコトが出来ます。
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